厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2015年163冊目『会社の業績は社員の健康状態で9割決まる』

2015-09-30 19:52:48 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

今、職場での健康づくりは、守りの取り組みから、攻めの取り組みへのパラダイムシフトが起こっています。その要因は、体調不良が病気を発症するだけでなく、生産性の損失など、会社の経営に大きく影響することが分かってきたからです。

この本では、以下の順に「健康経営」という労務管理の新常識を解説します。

・今企業が社員の健康を経営課題に位置づけるほどの社会環境の変化が起こっていること

・社員の体調不良と生産性低下との密接な関係

・コストゼロから始められる、社員の体調不良改善のための3ステップ

・業種別による社員健康プログラム

・実際に成果を上げている会社がどのような対策を行ってきたのか、健康経営の先進企業の取り組み

・起業が成長するために取り組む健康経営の本質

政府による「新たな成長戦略(日本再興戦略)」の中のアクションとして、‘国民の健康寿命の延伸’が掲げられています。健康投資の促進が図られるよう、優れた健康経営を行っている企業が社会で評価される仕組みが構築されつつあります。

社員の体調と会社の業績には密接な関係があることを私たちはもっと知るべきですね。

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2015年162冊目『引き算する勇気』

2015-09-29 20:22:33 | おすすめビジネス書

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評価 (4点/5点満点)

この本では、企業や組織や地域が、「いかに引き算をし、いかに価値を引き出し、いかに人を引きつけるのか」を考えます。

「足し算」に陥らないために心に刻むべきこと

・隣の芝生は青くない。大切なものは自分の足元にある

・前向きな「やらない」、積極的な引き算がある

・「多い=豊か」ではない

・増やすと、経営資源が分散する

・全員に好かれようとすると、誰にも好かれなくなる

・「付加する価値」から「引く価値」へ視点をシフトする

・目先の売り上げを追わず、長期的な視点で考える

・「引くこと」は怖くない

引き算に成功するための思考スタイル

・総合的な品ぞろえはしない

・情報を伝えすぎない

・「弱み」を克服するよりも、「強み」を徹底的に伸ばす

・核となる商品をつくる

・優先順位をつけて、メリハリをつける

・余白を大切にして、詰め込みすぎない

・制約をチカラに変える

・「ヨコの成長」ではなく、「タテの成長」を志向する

「良い引き算」は前向き、「悪い引き算」は後向き

・引き算によって、新しい価値は生まれるか?

・考え抜いて、引き算をしたか?

・引き算によって、凝縮され、深くなるか?

・知恵を絞って、引き算をしたか?

・前向き、積極的に引き算をしているか?

引き算=シンプルと言っていいでしょう。品ぞろえの引き算(スターバックス・無印良品)、商品開発の引き算(iPhone・ウォークマン)、サービスの引き算(QBハウス・スーパーホテル)など、元気な会社・商品の秘訣が消費者のシンプル志向に連動していることが分かります。

大学の先生が書いたものですが、読みやすいです。特に中小企業や地域を元気にする1つの大きなヒントが本書にあると思います。

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2015年161冊目『読書の方法』

2015-09-28 21:24:49 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

著者の久木田裕常さんは、小学校3年生で読書にハマッてから、年間200冊・30年で計6000冊を読んできそうです。その中で気づいたこと、役に立ったこと、実際に人生に変化を起こした方法や考え方を詰め込んだのが、今回の1冊です。

読み方のステージを上げるために必要な3つの常識が紹介されています。

1.面白そうなところから読む

2.必要なところだけ読む

3.1つ知ったら、それ以上読まない

本のチカラを活用するには、学生時代に習った本の一律的な読み方から卒業し、本によって柔軟・自由に読み方を変えればいいのではないでしょうか。

本を読むことで、自分では気づくことができなかった新しい才能、新しい可能性と出会うことができます。人生で大切なことは、本から学べる。

そんな本に触れないのはとてももったいないことです。本書にあるとおり、読書会に参加してまず本の魅力に気づき、それから1人でも読書を始めるという方法もアリですね。

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2015年160冊目『ビジネス本1000冊分の成功法則』

2015-09-27 18:47:58 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

ビジネス書は、著者が何十年もかけて積み上げてきたノウハウが、たった1500円前後で手に入ります。こんなに安く、ノウハウが手に入る方法は、他にはありません。これを、自分のレベルを上げるために使わないのは、もったいないのです。

この本は、行動読書コンサルタントの大岩俊之さんが、読んで感銘を受け内容を実践して結果を出してきた本をまとめて紹介します。

ビジネス書は読めば読むほど、内容を追求すれば追求するほど、同じ言葉や内容に集約されることが分かります。よって、本書のタイトルにもあるとおり、この本を読むだけで、1000冊くらい読んだのと同じ価値や効果が出るようにしてあるとのことです。

「原因と結果の法則」「小さな成功体験を積み重ねる」「1万時間の法則」「紙に書くと実現する」など、成功者が実践している法則の中でも重要なものがまとめられていますので、ビジネス書初心者の入門編としても良いと思います。

ただし、気になった法則はやはり原書を読むことをお勧めします。それによってさらに、成功者が普段している行動・考え方の本質を理解し、身につけることができるでしょう。

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2015年159冊目『リクルートの口ぐせ』

2015-09-26 17:52:09 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

ご存知の方も多いと思いますが、リクルートの社員は定年まで勤める方はほとんどおらず、途中で退職して独立等新たなステージに進みます。

そんな業界を越えて活躍する人材が生まれるリクルートでの32の口ぐせを、1985年入社組を中心にまとめた1冊です。

これまでにも、リクルートに関する本は数多く出版されていますが、普通のリクルートの卒業生たちが学んだことを、どこにでも通用する人になりたいと思っている人に向け、等身大で書いたという点に本書の特長があります。スター選手ではないのです。

「この3か月でどれだけ成長したの?」

「たたきのたたきをつくれ」

「同じことを3年やっていてはダメ」

などなど、リクルートで上司・先輩等からよく聞かれる口ぐせを、その背景や考え方も含め、ストーリーが分かるよう紹介しています。

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