評価 (3点/5点満点)
今、職場での健康づくりは、守りの取り組みから、攻めの取り組みへのパラダイムシフトが起こっています。その要因は、体調不良が病気を発症するだけでなく、生産性の損失など、会社の経営に大きく影響することが分かってきたからです。
この本では、以下の順に「健康経営」という労務管理の新常識を解説します。
・今企業が社員の健康を経営課題に位置づけるほどの社会環境の変化が起こっていること
・社員の体調不良と生産性低下との密接な関係
・コストゼロから始められる、社員の体調不良改善のための3ステップ
・業種別による社員健康プログラム
・実際に成果を上げている会社がどのような対策を行ってきたのか、健康経営の先進企業の取り組み
・起業が成長するために取り組む健康経営の本質
政府による「新たな成長戦略(日本再興戦略)」の中のアクションとして、‘国民の健康寿命の延伸’が掲げられています。健康投資の促進が図られるよう、優れた健康経営を行っている企業が社会で評価される仕組みが構築されつつあります。
社員の体調と会社の業績には密接な関係があることを私たちはもっと知るべきですね。