厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2013年146冊目『仕事は半分の時間で終わる!』

2013-07-30 21:10:42 | おすすめビジネス書
仕事は半分の時間で終わる! ―――あなたの常識がスケジュールを遅らせる 仕事は半分の時間で終わる! ―――あなたの常識がスケジュールを遅らせる
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2013-07-20

評価  (3点/5点満点)

この本は、「がんばっているのに、仕事がうまくいかない!」という悩みを抱える方のために、「仕事の正しい進め方」を丁寧に教えてくれます。

そのベースは、プロジェクト・マネジメント(PM)です。PMは職場ではなかなか体系的に学ぶ機会がないので、このような1冊を活用するのが有効です。やみくもに職場での実践だけに頼っても上達が難しい分野でもあります。

本書のキモは、以下の【my pick-up】で記載した3点に集約されます。時に、「安易に締め切り日から逆算してはいけない」という考えは、他のビジネス書にはあまりないものです。

【my pick-up】

◎何もしなければ仕事は遅れる「人間行動の特徴」

・パーキンソンの法則(時間と予算は、全部使うまで浪費される)

・学生症候群(余裕があったのに着手せず、最後に慌てる)

・ゆでたまごの基準(あいまいな完成基準は、「念のために」と時間を浪費する)

・予防線を張る(予定より早く安くできても、あとあとの立場を悪くしないためすぐ手離さない)

人は一般的にこうした習性を持っているので、仕事を「早く始めても、早く終わらない」のです。つまり、これらの原因を取り除けば、仕事は「遅く始めても、早く終わる」というよい循環に転換できます。これが「仕事の正しい進め方」の基本です。

◎締め切り日から逆算してはいけない

設定された締め切り日に縛られ、「締め切り日から逆算」してスケジュールをつくってしまうと、「思考停止」という恐ろしい罠にはまってしまう危険が大きいのです。

◎これまでの常識を捨てれば、日程は半分にできる

仕事の日程を半分にするポイントは、整理すると次の3つです。

①時間見積りを「2点法」で行い、「ギリギリ値+バッファー」でスケジュールを立てます

②次に、複数案を考えてその中から最適なものを実施します

③もっと大きな効果を生むのは、「悪い掛け持ち」をやめて集中することです

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2013年145冊目『ハーバード式「超」効率仕事術』

2013-07-27 23:57:04 | その他私が読んだ本
ハーバード式「超」効率仕事術 (ハヤカワ・ノンフィクション) ハーバード式「超」効率仕事術 (ハヤカワ・ノンフィクション)
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2013-07-10

評価  (2点/5点満点)

原著は2012年に刊行された『Extreme Productivity』(副題:Boost Your Results,Reduce Your Hours )。最少の時間で最大の結果を出す究極の生産性!と言ったところでしょうか。著者のロバート・C・ポーゼン氏は現在、ハーバード・ビジネススクールの上級講師で、世界的な資産運用会社で会長も務めた方です。

仕事の効率を上げるための具体的かつ実践的なアドバイスが、幅広いトピックから紹介されています。

本書を貫く3つの柱となる考え方が、

・目標を設定し優先順位を明確にすること

・最終的な結果に目を向けること

・雑事に手間をかけないこと

です。

プロフェッショナルは職種や職階にかかわらず、働いた時間より生み出した結果に目を向けるべきです。それこそが、仕事でより多くの成果を上げながら、同時に友人や家族と楽しい時間を過ごすための最良の方法だと思います。

目標の立て方や優先順位のつけ方、先延ばし常習者のための対策など、丁寧に教えてくれますよ。

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2013年144冊目『1000人の経営者に信頼される人の仕事の習慣』

2013-07-25 08:17:04 | おすすめビジネス書
1000人の経営者に信頼される人の仕事の習慣 1000人の経営者に信頼される人の仕事の習慣
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2013-07-19

評価  (3点/5点満点)

この本では、日常のちょっとした出会いを一生モノの財産にしていくための秘訣が紹介されています。

著者の森本千賀子さんは、企業(現在は特に経営幹部層)の採用支援及び転職支援を行っており、これまでの営業活動の中で出会った経営者は1000人以上とのことで、お客様や社外外のパートナーと良好な関係を構築するためにどんな工夫や働きかけを行ってきたかがふんだんに盛り込まれています。

基本となっている考えは次の2点です。

「自分から壁を作らないこと」

「相手に対して興味を持つこと」

自分が誰を知っているかではなく、誰が自分を知ってくれているか。人脈を築く本当の意味は、何かあったとき、相手が自分のことを思い出してくれることではないでしょうか。

本書に掲載されている方法を活用して、相手に自分を強く印象付けておくことを心がけてみましょう。また、新たな出会いのチャンスに敏感になるだけでなく、これまでかかわってきた人との関係も見つめ直せば、あらゆる縁を活かせるようになりますよ。

【my pick-up】

◎キーマンをつかまえるなら「朝」。始業前にコンタクトを取る

未取引の会社の社長とのアポイントを取り付けるコツをつかんだのです。それは「朝一番」にアプローチすること。しかも、一般的な始業時間である8時30分~9時ではなく、7~8時くらいの間に電話をかけます。そして、ためらうことなく「社長をお願いします」と伝えます。

電話を受けた方は、「こんなに早い時間に社長に直接電話をかけてくるなんて、よほど重要な用事かもしれない」と思うのか、すぐにつないでくれる確率が高まりました。

早朝に電話をかけると、一般社員はまだ出社しておらず、社長自らが電話を取るケースも多いのです。私が新規開拓の対象としていたのは主に中小企業。社長が誰よりも早く出社しており、直接電話がつながることもよくありました。

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2013年143冊目『銀座で学んだ稼ぐ人のシンプルな習慣』

2013-07-24 13:16:13 | おすすめビジネス書

銀座で学んだ稼ぐ人のシンプルな習慣 銀座で学んだ稼ぐ人のシンプルな習慣
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2013-03-20

評価  (3点/5点満点)

この本では、銀座で稼いでいる女性達の習慣、そして銀座で飲んでいる男性達の習慣を紹介しています。

夜の世界で以前働いていて、現在は会社を経営している方が、本を出すケースが最近増えていますが、本書の特長は、お店に来るお客様だけではなく、お店で働く女性の考えや行動をもとに、成功者のパターンを抽出することに多くのページを割いているという点です。

また、人と人との関わりを大事に扱っている銀座のスタンダードから、シンプルで実践しやすい習慣を厳選しています。

夜の世界の裏側の一端も知ることができ、面白いです。

【my pick-up】

◎体力作りの習慣

運動をどの程度重要に思っているかの差はあると思いますが、実際に、運動が出来ている人は、ある意味「自己コントロール」が出来ている人。ある程度の「ストイックさ」も持っています。どちらも成功する人の共通点だと思います。

運動は、自己コントロールや自分への厳しさを鍛えるためのいい訓練になるのではないでしょうか。

ある有名企業で社長にまで上りつめた人の言葉です。「体力作りという基本さえできないヤツが強い組織を作っていけると思わないし、健康管理ができないヤツがプロジェクトだけ管理できるなんて思わない」

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2013年142冊目『言いわけばかりで動けない君に贈る33のエール』

2013-07-22 21:53:10 | その他私が読んだ本
言いわけばかりで動けない君に贈る33のエール 言いわけばかりで動けない君に贈る33のエール
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2013-07-11

評価  (2点/5点満点)

この本は、20万部のベストセラー『考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術』(日本実業出版社)の久米信行さんが、ご自身の背中を押してくれた師匠の教えをもとに、33のエールを読者に贈ります。

久米さんの師匠は、誰もが「自分で自分を幸せにする達人」とのこと。

・「自分を幸せにできるのは、自分だけ」だと心得て、いつでもどこでも、「自分で考え、自分で決めて、自分で行動」している。

・当たり前の日常の中でも、あるいは逆境や失敗の中でも「幸せを感じる力」に長けている。

そんな達人から学べば、「とりあえずやってみよう」と最初の一歩を踏み出すことができると思います。

久米さんはTシャツメーカーの3代目として経営を行う傍ら、明治大学商学部で「ベンチャービジネス論、起業プランニング論」を教えています。その大学生に久米さんが伝えていることも含め、本書はQ&A形式で、経験の少ない若いビジネスパーソンにも分かりやすく書かれています。

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