評価
(3点/5点満点)
「宝地図」に関する書籍の多い望月俊孝さんが、誰でも実践できる凡人の成功法則に基づく、どんなことでも習慣にしてしまう「習慣の技術」を紹介します。
「宝地図」とは、大きな紙に自分の夢を書き込み、夢や目標の写真を貼っていく。そして、それを部屋に飾って毎日眺めるだけで、夢実現が加速していく、というものです。一般的に言われている夢を書いて毎日眺めるという成功法則を、よりビジュアルに訴えてインパクトを強くしたものです。
私も最近は、その日にあった良い出来事を思い出して寝るようにしています。どんなに辛くて「最悪だった」と感じた1日であっても、その中から「こんなこともあったなぁ」と些細でも喜びや幸せを見つける思考は、気持ちを前向きに変える力を持っていますよ。
【my pick-up】
◎1分の「アファメーション」で寝ている間の脳を活用しよう
夜寝る前に、「今日も素晴らしい1日だったな。明日も楽しい1日になりそうだ!」と10秒でいいので、強く思って寝てみませんか?
これを続けると翌朝の目覚めが確実に違ってきます。こんな簡単なことですが、夢をかなえる習慣としてまず取り組んでほしいことです。1週間、試してみてください。
◎3分で「良いこと探し」の連想ゲームをしよう
「過去に感謝する」ための第一歩として「感謝したいことを思い出す」ことを、夜3分かけて行ってみましょう。
その日にあった感謝したいこと、良いこと、新しく学んだこと、ほんのちょっとでも成長・進歩したことを数え上げ、イメージしてみます。感謝するというと大げさに感じるようでしたら、満足したことをイメージして「良いこと探し」をしてみるのです。
例えば夜に、今日本当に素晴らしかった点や良かった点を3つ考えてみます。それをリストアップしてみましょう。
◎まず、自分の旗をかかげよう
「旗をかかげる」とは、「私にはこんな夢がある!」ということを周囲に公表することです。
夢を語る相手は、あなたが信頼を寄せている方を選びましょう。信頼している人に夢を語ることで、その夢を応援してくれる人が必ず現れるからです。
旗をかかげることは、自分の持っている夢を明確にし、意識に強くインプットする行為でもあります。意識にインプットされると、今まで見過ごしていた自分の周りにある情報に気づくようになります。かなえたい夢に関連のある情報に敏感になるのです。
◎「夢をかなえる」イメージ・トレーニングを行おう
私は「日頃接している本やCD・DVD、そして人物で、将来のあなたが決まる」と思います。
現実的に、師を見つけ、直接指導を受けることが難しくても、本やCD・DVDを通じて師から学ぶことで、それに準ずる効果を上げることができます。
ポイントは、師やモデルとする人を選んだら、ある一定期間(少なくとも30日間。可能なら3か月、半年、あるいは終生でもかまいません)、徹底的に集中して、モデルの考え方、生き方のエッセンスを学んでしまうことです。