厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2011年8冊目『仕事をためこまない人になる5つの習慣』

2010-12-27 22:46:14 | おすすめビジネス書
仕事をためこまない人になる5つの習慣 仕事をためこまない人になる5つの習慣
価格:¥ 1,400(税込)
発売日:2010-12-21

評価  (3点/5点満点)

「ハック」ブームの仕掛け人の1人であり、心理学を応用した仕事術に関する著書も多い佐々木正悟さんが、時間と心にゆとりをもって働くことができるように、仕事術を活かすための「心の知識」について書いた本です。

そのポイントは、ある仕事術を考案した人が、大元に抱いているイメージ=「メンタルモデル」を理解することです。

仕事術として有名な、「超」整理法やToDoリスト、メールの受信トレイをゼロにするなどの実例をもとに、表面的なテクニックだけではなく、その根底にある「メンタルモデル」を理解してはじめて成果を最大化できることが、スムーズに納得できる1冊です。

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2011年7冊目『断れる20代になりなさい!』

2010-12-26 17:59:40 | おすすめビジネス書
断れる20代になりなさい! 断れる20代になりなさい!
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2010-12-18

評価  (3点/5点満点)

千田琢哉さんの本は、『伸びる30代は、20代の頃より叱られる』(2010年10月17日掲載)に続いて2冊目の紹介です。

「断れない」〝いい人〟ではなく「断らない」〝できる人〟になるためには「断る」能力を徹底的に習得しておく必要があり、その「断る」方法が、千田さんのビジネス経験によるあらゆる角度から解説されています。

自分にとって重要な事柄に集中するために、断れる能力を身につけておく。20代といった早い時期に押さえておきたい仕事術ですが、もちろん30代以降でも自分の現在のスキルをチェックするのに十分役立つ内容です。

【my pick-up】

◎クイックレスポンスが決め手

誘いをきちんと断るには、相手から催促されて断っているようではダメです。断るときは早ければ早いほどよし。基本はクイックレスポンス。タイムリミットは、原則24時間以内と思ってください。

断る時間が短いほどに、言い訳が必要ありません。もったいぶって、断るのに時間をかければかけるほど、言い訳が必要になるのです。

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2011年6冊目『仕事に幸せを感じる働き方』

2010-12-25 23:08:14 | おすすめビジネス書
仕事に幸せを感じる働き方 仕事に幸せを感じる働き方
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2010-12-10

評価  (3点/5点満点)

住宅ローン「フラット35」の取扱高トップのSBIモーゲージ㈱常務取締役の横山信治さんが、会社の人間関係がよくなり仕事が楽しくなる、自分の考え方を変える方法を解説します。

「周りの環境や他人を変えることはできない。変えることができるのは自分自身である。」ビジネス書でもよく言われることですが、具体的にどう行動すればいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。

本書では、3000人以上の採用面接に立ち会ってきた横山さんの経験から、どんな仕事でも成功する人に共通する考え方や、本当の意味でのステップアップに必要な具体的な実践法を学ぶことができます。

【my pick-up】

◎「好き」と「負荷」はつながっている

能力の差は、単純に練習時間の差でしかありません。しかし、練習には負荷をかけなければいけません。また、負荷をかけて長時間練習するのは、好きでなければできません。

サラリーマンで仕事に1万時間費やしている人は、たくさんいます。成功していない人は1万時間に「負荷」「好き」を加えていないからです。

◎嫌な人とのコミュニケーションは「自分のため」

人間関係が悪くなる一番大きな理由は、自分を評価してくれないことです。

「好き」の反対語は「無関心」です。相手に関心を持ち、評価すれば、相手も必ず、あなたを評価してくれます。無関心ではないというシグナルを出すことが大切です。

嫌でも関わらなければならない人なら、やはり自分からコミュニケーションを取っていくほうがいいのです。「挨拶する」それだけでいいのです。

人を嫌いになっても、何のメリットもありません。人を嫌うにはエネルギーが要ります。自分が嫌っている人とは、間違いなくコミュニケーションが不足しています。

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2011年5冊目『ビジネスパーソンのための断捨離思考のすすめ』

2010-12-23 19:53:57 | おすすめビジネス書
ビジネスパーソンのための断捨離思考のすすめ (DO  BOOKS) ビジネスパーソンのための断捨離思考のすすめ (DO BOOKS)
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2010-12-01

評価  (4点/5点満点)

ボストン・コンサルティング・グループやA.T.カーニーなどを経て、経営コンサルティング会社STRパートナーズを設立、代表である田崎正巳さんが、断捨離と経営戦略との共通点、ビジネスさらには人生全体にとっての断捨離とは何かについて考えます。

「断捨離」という言葉は最近話題になっており、

「断」=入ってくる要らないモノを断つ

「捨」=家にはびこるガラクタを捨てる

そして「断」と「捨」を繰り返した結果、

「離」=モノへの執着から離れ、ゆとりある〝自在〟の空間にいる私

という状態になるそうで、ビジネスでも通用するコンセプトだと言います。

経営コンサルタントの視点からさまざまな企業の実例を用いつつ、経営・仕事において捨てること、自分たちの強みを生かすことの大切さを教えてくれる良書です。

【my pick-up】

◎経営者にとって、事業の断捨離は「自己存在否定」

企業の場合、一般的にその会社で最もよくやって来たと思われる人が経営者になるわけです。それは要すれば、経営者になる過程で、今ある姿に至る決断にたくさん関わってきたこと意味します。

つまり、そうしたエリート経営者にとって、断捨離とは「自己否定」でもあるのです。単なる自己否定ではなく「自己成功否定」や「自己存在否定」とも言えます。ですから、「思い出に浸るノスタルジック」などではなく、この自己否定の壁で、どうしようもなく動けなくなる経営者が多いのです。

◎仕事を小さく区分けして、後から戻らなくてもいい状態を作る

「仕事の単位を区切る」「区分けした中では、仕事が完結する状態にする」ということを習慣づけることによって、自分の時間を有効に活用することができます。他人に仕事を依頼する時には「完結した単位」で頼むことができ、依頼する前後の「調整作業」に時間を使わなくて済むようになるのです。

◎手柄は捨てて、部下に渡せ

時々「私の社長室は、常にドアをオープンにして、誰でも入れるようにしています」といった話を聞きます。実際にそれをやった社長がいるのですが、なぜか部下はほとんど誰も来ません。その社長は「どうしてもっと積極的に私の所に来ないのかな?」と思案していました。

原因は、簡単です。「社長の所に行っても、自分の仕事のプラスにならない」と部下が思っているからなのです。仕事を進める上でのよいヒントをくれる、適任者を紹介してくれる、予算配分の相談に乗ってくれる、などの実利を伴う結果がないところへは、誰も行きません。

要は、部下が自然と相談したくなる人物であるかどうかです。自分が単に「最近の若い人たちの考えを聞きたい」程度の興味では、誰も来ません。

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2011年4冊目『夢をかなえる習慣力』

2010-12-22 23:02:43 | おすすめビジネス書
夢をかなえる習慣力 夢をかなえる習慣力
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2010-12-11

評価  (3点/5点満点)

「宝地図」に関する書籍の多い望月俊孝さんが、誰でも実践できる凡人の成功法則に基づく、どんなことでも習慣にしてしまう「習慣の技術」を紹介します。

「宝地図」とは、大きな紙に自分の夢を書き込み、夢や目標の写真を貼っていく。そして、それを部屋に飾って毎日眺めるだけで、夢実現が加速していく、というものです。一般的に言われている夢を書いて毎日眺めるという成功法則を、よりビジュアルに訴えてインパクトを強くしたものです。

私も最近は、その日にあった良い出来事を思い出して寝るようにしています。どんなに辛くて「最悪だった」と感じた1日であっても、その中から「こんなこともあったなぁ」と些細でも喜びや幸せを見つける思考は、気持ちを前向きに変える力を持っていますよ。

【my pick-up】

◎1分の「アファメーション」で寝ている間の脳を活用しよう

夜寝る前に、「今日も素晴らしい1日だったな。明日も楽しい1日になりそうだ!」と10秒でいいので、強く思って寝てみませんか?

これを続けると翌朝の目覚めが確実に違ってきます。こんな簡単なことですが、夢をかなえる習慣としてまず取り組んでほしいことです。1週間、試してみてください。

◎3分で「良いこと探し」の連想ゲームをしよう

「過去に感謝する」ための第一歩として「感謝したいことを思い出す」ことを、夜3分かけて行ってみましょう。

その日にあった感謝したいこと、良いこと、新しく学んだこと、ほんのちょっとでも成長・進歩したことを数え上げ、イメージしてみます。感謝するというと大げさに感じるようでしたら、満足したことをイメージして「良いこと探し」をしてみるのです。

例えば夜に、今日本当に素晴らしかった点や良かった点を3つ考えてみます。それをリストアップしてみましょう。

◎まず、自分の旗をかかげよう

「旗をかかげる」とは、「私にはこんな夢がある!」ということを周囲に公表することです。

夢を語る相手は、あなたが信頼を寄せている方を選びましょう。信頼している人に夢を語ることで、その夢を応援してくれる人が必ず現れるからです。

旗をかかげることは、自分の持っている夢を明確にし、意識に強くインプットする行為でもあります。意識にインプットされると、今まで見過ごしていた自分の周りにある情報に気づくようになります。かなえたい夢に関連のある情報に敏感になるのです。

◎「夢をかなえる」イメージ・トレーニングを行おう

私は「日頃接している本やCD・DVD、そして人物で、将来のあなたが決まる」と思います。

現実的に、師を見つけ、直接指導を受けることが難しくても、本やCD・DVDを通じて師から学ぶことで、それに準ずる効果を上げることができます。

ポイントは、師やモデルとする人を選んだら、ある一定期間(少なくとも30日間。可能なら3か月、半年、あるいは終生でもかまいません)、徹底的に集中して、モデルの考え方、生き方のエッセンスを学んでしまうことです。

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