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誰でも真似できる、それなのに誰も知らない、お金持ちの「賢いお金の使い方」を紹介します。
「人生で大切なことは、今を最大限に生きて、一生の思い出を作ること」
多くの日本人は、ただ将来を不安に思って働き続け、我慢しながら生活を送ることで貯蓄をしています。
効果的にお金を使うことなく、資産を増やすだけ増やして人生を終えることは避けましょう。
【my pick-up】
◎「知識」や「情報」にもお金を惜しまない
お金持ちにオススメの情報収集手段を聞くと、ほぼ全員が一致して「本がよい」と答えます。もちろん人によって違いがありますが、毎月何冊も本を買っている読書家のお金持ちは、実際に非常に多いと感じています。アメリカのBusiness Management degreeという雑誌に掲載された、読書量を調べた研究データによると、アメリカ人の富裕層のうちおよそ88%は、1日30分以上はビジネス書などの本を読んでいるとのこと。日本も同じ先進国ですから大勢は変わらないでしょう。お金持ちのほうが本を多く読んでいるのは、一定の根拠があるという話です。
私自身、「本を読むだけで、どんどんまわりと差がつくよ」と話してくれたお金持ちの言葉をきっかけに、本に支払うお金は自分への投資だと考えて、あまり制限せずに使うようにしたところ、仕事はもちろん私生活でも大きな変化が生まれたと実感しています。
◎お金を貯めても幸せは貯まらない
お金という有形資産を、思い出や経験といった無形資産に変えていかなければ、人は幸せを感じられないのです。人生の最期にお金が残ってしまえば、そのお金を稼ぐためにかけた時間や労力が無意味になってしまいます。人生の後半には、この「時期」になったら資産を取り崩す、と決めておくと合理的な判断がしやすいです。