評価 (4点/5点満点)
この本の趣旨は、混同しがちな会計用語を対比しながら解説することで、会計の知識を身につけ、儲けの仕組みを理解し、ビジネスに役立てることです。
たとえば、「小切手と手形って、こういう違いがあったんだ!」という発見があるでしょう。
著者の石川和男さんは、簿記の講師、税理士、民間企業の経理担当という3つの立場をお持ちで、「ビジネスパーソンに必要な会計の知識」を分かりやすく解説してくれています。
「決算書の図鑑」はこれまで数多く出版されていますが、「会計用語の図鑑」はありそうでなかった切り口ですね。
【my pick-up】
◎「簡易的損益分岐点売上高」とは損益分岐点売上高を簡易的に求める方法
①売上総利益率を「限界利益率」とみなす
②販売費及び一般管理費―営業外収益+営業外費用を固定費とみなす