厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2022年136冊目『会計の用語図鑑』は、「決算書の図鑑」に次ぐ会計本の新たなジャンル

2022-05-27 16:00:58 | おすすめビジネス書

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評価 (4点/5点満点)

この本の趣旨は、混同しがちな会計用語を対比しながら解説することで、会計の知識を身につけ、儲けの仕組みを理解し、ビジネスに役立てることです。

 

たとえば、「小切手と手形って、こういう違いがあったんだ!」という発見があるでしょう。

 

著者の石川和男さんは、簿記の講師、税理士、民間企業の経理担当という3つの立場をお持ちで、ビジネスパーソンに必要な会計の知識」を分かりやすく解説してくれています。

 

「決算書の図鑑」はこれまで数多く出版されていますが、「会計用語の図鑑」はありそうでなかった切り口ですね。

 

【my pick-up】

◎「簡易的損益分岐点売上高」とは損益分岐点売上高を簡易的に求める方法

①売上総利益率を「限界利益率」とみなす

②販売費及び一般管理費―営業外収益+営業外費用を固定費とみなす

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2022年135冊目『ビジネス書ベストセラーを100冊読んで分かった成功の黄金律』は、成功する方法にも相反するものもあり面白い

2022-05-27 15:38:35 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本で対象とした100冊は、ほとんどが10万部以上売れたビジネス書のベストセラーです。

そこから、しょっちゅう出てくる教えを27個抜粋し、各書を比較検討しつつ、組み合わせて読者が利用可能となるようまとめられています。

運命を分けるのは、成功する方法を知っているかどうかという小さな差。

本書から、成功する方法を取り入れてみましょう。

 

【my pick-up】

◎早起きする

「トップ5%社員は午前中に仕事を詰め込む」(トップ5%社員の習慣)

「アメリカ人は朝7時から働く。ラストスパートではなく最初に頑張るのがアメリカ流」(なぜ、あなたの仕事は終わらないのか)

「朝の1時間は日中の4時間に相当する」(年収1億円になる人の習慣)

「朝は効率がいいから朝のうちに仕事をしろ」というのが、早起きが推奨される基本的な理由であった。『年収1億円になる人の習慣』では、午前3時15分に自宅を出る話が紹介されている。とにかく早朝に出社するのがいいのだ。

◎スケジュール管理のコツ

「この16時間はすべて、もっぱら自分の心と身体を成長させ、同胞を啓発することだけに使うのだ。この16時間はすべてのものから解放されている」(自分の時間)

「勤務時間の8時間は生活費を稼ぐための義務だからしょうがないとして、残りの16時間を充実させよう」である。勤務時間以外の16時間を使って、芸術の勉強をしたり、気になったことを調べて自由研究をしよう、と提案している。100年近く前の本だが、「好きなことを仕事にしないとダメ!」というプレッシャーがはびこる現代こそ、このマインドを持った方がいいのではないか。

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2022年134冊目『バランス思考』は、2項対立から第3軸へ移行する新しい思考法

2022-05-18 16:03:21 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本で取り上げる「バランス思考」とは、「変化」「違い」「対立」に対応し、目の前に立ちはだかるさまざまな問題を解決して、新しい均衡や安定を生み出していくために必要な思考法です。

 

<インプット>

「広く浅く」「深く狭く」から「すばやく深く」へ

<プロセッシング>

「2項対立を処理する」から「第3軸を創る」へ

<アウトプット>

「振り子のように動く」から「一貫性を持って動かす」へ

 

特に、プロセッシングの「第3軸を創る」に関しては、自らが大切にしていること・意思を満たすために、2項対立の選択肢のイイトコロ取りができる策はないかを考えます。つまり、客観的にどうかを問うのではなく、自ら意思をもとに第3の軸を設定するのです。

「本当にその判断が正しいのか?」を深掘りするより、「なぜその判断に至ったのか?」と深掘りすることが、これからは重要になるとも言えますね。

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2022年133冊目『億を稼ぐ人の話し方』は、「億を稼ぐ人の考え方」「億を稼ぐ人の習慣」に続く第3弾

2022-05-18 15:46:45 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本は、著者がメンターから教わったコミュニケーションで大切な心構え、方法、テクニックに心理学や脳科学、あるいは行動経済学などの客観的なエビデンスを加え、まとめたものです。

 

著者は27歳で独立し、39歳で事業収入が1億円を超えたそうですが、この本ではテクニックもさることながら、その裏に潜んでいるマインドも学びとりましょう。

 

・いま、目の前にいる人を一番大事にすること。

・自分が変わること。相手に変化を期待するのではなく、自分に期待すること。

・「何をやっても上手くいかない」という人は、決して本人に魅力や能力がないわけではない。その「価値」の伝え方や見せ方、努力の方向性が間違っているためだ。

・「相手が喜んでくれるだろう」と思ってやったことが裏目に出ることもあるかもしれないが、それでも与え続けること。

 

【my pick-up】

◎「忙しい」という言葉はあなたの成長を止める

なかには、本当は忙しくないのに、「忙しい」と言うことで〝忙しい自分〟に酔っている人も見受けられます。そういう人は「忙しい」と言うことで現状に満足してしまい、そこで成長が止まってしまいます。「忙しい=もう十分がんばっている」と自分の限界を決めてしまうのです。さらに上を目指す気持ちになれなくなります。実際に仕事が山積みな状態でも、できるだけ「忙しい」と言わないほうがいいと思います。たとえば、「まだまだいける!大丈夫!」という言葉に言い換えれば、自分自身を鼓舞してくれ、さらに上を目指すパワーが生まれます(もちろん、無理をしすぎたり、無茶はしないことが大前提ですが)。

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2022年132冊目『決算書の基本』は、業種・法人独特の決算書や注記情報も網羅

2022-05-14 12:18:31 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、決算書の基礎知識に加えて、特殊な決算書の読み方、見落としがちな重要情報についても触れて、決算書をより深く、適切に活用するノウハウを解説します。

 

特殊な決算書・・・建設業、銀行業、非上場企業、個人事業主、NPO法人、学校法人など

見落としがちな重要情報・・・後発事象、継続企業の前提などの注記情報

 

冒頭の決算書の基礎知識については、初心者の方でも理解しやすいように、事例が豊富に掲載されています。

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