厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2020年50冊目『仕事のできる人が絶対やらない説明の仕方』

2019-12-29 17:50:50 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、様々な場面で生かすことができる、実践的な説明の仕方を、具体的な事例を交えながら詳しく解説しています。

「説明」とは、あなたが伝えたいことを、相手に正しく理解してもらうことをいいます。

つまり「単に知ってもらう」というだけでは不十分で、相手が〝わかる状態〟にならないといけないのです。

さらにいえば、わかった上で〝納得する状態〟そして納得した上で〝行動する状態〟も意識しなければなりません。

そんな「理解」「納得」「行動」してもらえる説明を目指しましょう。

その結果、上司から評価され、顧客や取引先から信頼され、後輩・部下をうまく動かし、会議やプレゼンをきちんと仕切れるようになります。

【my pick-up】

◎あえて完璧に説明しようとしない-相手が質問できる余地を適宜残しておく

あえて不十分と思えるような説明をして、相手に少し考えさせる。「質問を誘うような説明をする」ということです。相手が質問することによって、相手の聞く姿勢は整いますから、その質問に答えるだけでなくプラスαの説明を加えることができるのです。

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2020年49冊目『アウトプットがすごい人の時短のキホン』

2019-12-29 17:43:51 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

どんな職場にも、短い時間で仕事を終わらせ、大きな成果を出す〝アウトプットがすごい人〟が必ずいるものです。

この本では、スケジュールの立て方、上司の動かし方、集中力の引き出し方など、時短のコツを39のポイントにまとめています。

時短のポイントは、「やらなくていいこと」を削り、「今やるべきこと」に専念すること。

「何をするか」ではなく、「何を捨てるか」を考えないと、大きな時短は望めないですよね。

その他、日々のタイムマネジメント、ちょっとした時間の使い方、仕事の改善・工夫、上司のコントロールなど、限られた時間を濃密に使える実践テクニックが満載です。

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2020年48冊目『PDCAは、4割回せばうまくいく!』

2019-12-28 20:26:56 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

PDCAサイクルはビジネスの基本としてよく取り上げられますが、ちゃんと回せる人はすくないのではないでしょうか。当たり前すぎて必要性を感じない人、始めてみたものの途中で挫折してしまう人がほとんどです。

この本では、経営コンサルタントの著者が、実際の中小零細企業で培った、PDCAサイクルの回し方のコツをわかりやすく解説しています。経営としての難しい知識ではなく、現場の知恵がベースになっています。

・PDCAサイクルとは、習慣を変える最強の武器。習慣改善が9割だ。

・PDCAサイクルは、「考えて、やってみて、振り返って、改善する」だけ。PDCAサイクルは計画の4割回せば現状は必ず変わる。逆に4割以上回そうとすれば、会社の存続自体に影響を与えることにもなりかねない。

本書では、具体的な読者ターゲットを、中小零細企業の経営者や幹部に絞り込んで解説しています。計画の精度以前に、決めたことを1年間運営する習慣などないのが中小零細企業の実態です。著者が書く動機となった出所もまた、中小零細企業の経営者やリーダーと酒を酌み交わしながら聞いた居酒屋とのことですので、実に現実的な話です。

また、中小企業だけでなく、PDCAサイクルの本質をきちんと理解したい方にも、参考になると思います。

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2020年47冊目『管理会計の仕組みと実務がわかる本』

2019-12-28 20:10:10 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

「財務会計の知識はある程度あるが、管理会計はよくわからない」

「これから社内で管理会計を作っていくので、効果的に進めたい」

「予算作成について口を挟む関係者が多すぎて、なかなか前に進めない」

という方が、

「何から始めたらよいのかがわかった」

「どう見直せばよいかイメージできた」

と管理会計を「今から始める」「見直す」ことを本書はゴールにしています。

管理会計は、理論書かかなり砕けたエッセイ的なものの両極端に分かれ、実務にそのまま使えるようなものはなかなか見つかりません。

・予算のつくり方、月次決算分析のしかた、四半期予測(着地見込み)のしかた、部門別損益計算書のつくり方、KPIのつくり方

・管理会計の役割、データベース等の仕組みづくり、経理部門・各部門・経営者とのコミュニケーション

といった、管理会計全般の実務に直結する内容となっています。

【my pick-up】

◎予測実績差異の分析は、決算数値が締まる「前」に

比較の月次分析をより効果的に活用する方法として、予測と実績の差異が解明されなければ月次決算を締めないという対応を考えるのも1つです。そもそも月次決算が締まる前の、まだ実績数値に変更が可能な段階で、誤りを発見しうる分析を行うのが望ましいのです。3種類の比較(予算との比較、前期との比較、予測との比較)のうちの、予測との比較だけを月次決算作業期間に組み込むので十分だと思います。

 

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2020年46冊目『悩んでも10秒』

2019-12-27 21:50:53 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

・人々の〝内なるニーズ〟をつかむ洞察力

・上質なコンテンツを0から生む力

・手に取ってもらうインパクトを出すビジュアル構築力

・よりよいゴールを目指すためのチームマネジメント力

著者の松田紀子さんが身につけてきた雑誌・書籍をヒットに導く編集力は、どんな業界、どんな職種にも共通する仕事の極意が詰まっていると話します。つまり汎用性のあるスキルです。

そういう意味で、本書は幅広くビジネスパーソンにとって参考になると思います。特に、0から企画を生み出す力は、AIが台頭するこれからの時代に、クリエイティブと言われている仕事以外にも求められるのではないでしょうか。

松田さんがこれまでやってきたことは、さしたるテクニックはなく、今すぐにでも誰でも始められそうなことばかりとのこと。実践の結果、毎日に〝ウキクキ〟が訪れるようになればいいですね。

【my pick-up】

◎30歳までに「話し方」を変える

これはあえて「女性は特に」と強調したいと思います。女性は「若い」というだけで周囲が大目にみてくれます。しかし、チヤホヤされるのは〝期間限定〟であることを最初からわかっておかないと、後で自分が苦労するはめになります。たまにいるのです。軽く40歳は超えたであろう、社会人歴20年以上の女性で、まだ決定権のある人にすり寄るだけの人。これは、正直みっともない。「この人は20代に通じたワザだけでこれまでやってきた人なんだな」と、見ていて残念でなりません。20代では許された「若くて未熟だから大目に見てあげよう」という先輩方のフィルターが外れてきます。これに気づいて実力をつけていかないと、しんどさは増していきます。

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