ひらめき力速習教室 価格:¥ 1,155(税込) 発売日:2010-10-16 |
評価 (3点/5点満点)
ついに今年200冊目の紹介です!
経営コンサルタント・小宮一慶さんの最新刊は、どのようにすればひらめきを生む論理的思考を身につけることができるのかについて考えます。
ひらめきの正体とは、自分の頭の中にあるタンスの中から、違う引き出しに入っているアイテムをそれぞれ組み合わせることができることです。ひらめきというと少し抽象的ですので、直観力と言い換えても良いでしょう。仕事や人生を充実させるためにはどうしても必要なもので、それはたんに偶然を待つのではなく、訓練を積むことで意識して導き出すことができます。
ひらめき・直感を生み出す論路的思考力はどの業種・職種でも通用するポータブルスキルの代表格です。新聞など身近なもので、それは十分鍛えることができることを本書から学びましょう。
【my pick-up】
◎就寝時間を決めれば、思考をフル回転できる
私の場合は、就寝時間は11時半頃と決めています。睡眠時間は約6時間。休日は1週間の疲れをとるためにも、少々多めの7時間以上はとります。
そのための法則として、2次会に参加しないというルールも私は設けています。たしかに、その2次会でも交流を深めることはできるかもしれませんが、それまでですでに交流はしているのですから、あえて自分の身体に鞭打って翌日の仕事に差しさわりがあるほどお酒を飲むことは、はたして本当に必要なのでしょうか。
◎優れた理解力をもつ人こそ、本当に頭の良い人
一生ものの論理的思考力を鍛える勉強法。それは、「広く浅く」ではなく「狭く深く」の勉強法です。
「狭く深く」の勉強法は、たった1冊でも、良い教科書か参考書をとことんまできっちりと読みこむ勉強法です。
自慢ではありませんが、私は試験がわりと得意な人間でした。でもそれには何か秘訣があったわけではなく、ただただ教科書をひたすら読みこんでいったからです。試験に出るような事柄は、高校だろうが大学だろうが、ビジネススクールだろうが、すべて教科書に8割9割は載っているのです。