厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

今年115冊目『「会計的に見る!」技術』

2008-11-30 19:31:06 | おすすめビジネス書
会計的に見る!技術 [宝島社新書] (宝島社新書) 会計的に見る!技術 [宝島社新書] (宝島社新書)
価格:¥ 700(税込)
発売日:2008-09-09

評価  (3点/5点満点)

著者は公認会計士・税理士(辻・本郷税理士法人代表社員・理事長)の本郷孔洋さん。

最近の新聞・書籍を見ても会計が注目されるようになり、組織内でも重要視されていなかった経理部門・経理マンのニーズが高まっています。

また、京セラの創業者(現名誉会長)である稲盛和夫さんが、経営者になってから1年間簿記学校に通って勉強したように、優れた経営者は必ずどこかの時点で会計を勉強している一方で、日本のほとんどの経営者は数字を読むことが苦手です。

本書は、経理マンに限らず経営者・社員が「会計的に見る」ことによって、社内の情報の重要度の判断、世の中のトレンドの方向性、ものごとの本質が理解できるようになるとして、様々な事案(船場吉兆、キムタクなど)を用いてユーモラスに解説しています。

会計の知識がなくてもスラスラと読めますので、会計の入門書としておすすめです。

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今年114冊目『いつも目標達成している人の身体の鍛え方』

2008-11-27 22:08:39 | おすすめビジネス書
いつも目標達成している人の身体(からだ)の鍛え方 (アスカビジネス) いつも目標達成している人の身体(からだ)の鍛え方 (アスカビジネス)
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2008-11-18

評価  (3点/5点満点)

欧米では会社のCEOたるもの、肥満体で自分の健康さえマネージできなければ、会社運営にも説得力を欠き、その評価は大きく下がります。また最近の研究成果で、身体を動かすことによって脳も活性化でき、脳を使い過ぎたときには身体を動かすことでバランスが取り戻せることがわかっています。

本書は、健康コンサルティング会社である㈱マベリックトランスナショナルが、ビジネスパーソンに向けた健康管理や運動指導として書かれたものです。

・成功する人は「継続」の大切さを熟知している

成功する人としない人との間にはたいした違いはないのですが、継続力や実現力という点では、大きく異なっています。思いつくことは同じであっても、それを継続して努力できるかどうかではっきりとした差が開くのです。

将来、エグゼクティブになる人は、いい意味での「しつこさ」を持ちあわせています。

・理想は40歳になる前に正しい生活習慣を身につけること

30代半ばから40代にかけては、いちばんエネルギッシュであり、ビジネスでも大きく飛躍する「人生の正午」ともいえる、もっとも充実した時期です。この大切な時期を、身体もしっかりケアをしてベストな状態で40歳を迎えたいものです。

・有酸素運動は、中等度の強度でほぼ毎日、30分以上行うことが望ましい

体重を1kg落とすには、7,000kcalを消費しなければならない。1か月で1kg痩せるには、1日に約230kcalを食事の摂取から控えるか、消費する運動を行う(あるいは両方組み合わせる)ことで達成できる。

30分ウォーキングは約100kcal、30分ジョギングは約150kcalの消費。

・食事摂取基準は、成人男性の平均で1日約2,200キロカロリー

朝食のカロリー目安は、300~500kcal。

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今年113冊目『若者が3年で辞めない会社の法則』

2008-11-26 22:43:36 | その他私が読んだ本
若者が3年で辞めない会社の法則 (PHP新書) 若者が3年で辞めない会社の法則 (PHP新書)
価格:¥ 756(税込)
発売日:2008-11-15

評価  (2点/5点満点)

著者は(社)日本能率協会で部長職を経験後独立し、現在は経営教育・能力開発のコンサルタントである本田有明さん。本ブログでは9月に『できる人はシンプル思考』を紹介しています。

大卒では3年以内で3割が会社を辞める現象は、景気動向に関係なくここ10年ずっと続いている傾向だそうだ。もちろん辞めた本人に原因がある場合もあるが、優秀な若者が次々と辞めていく会社については職場・上司に問題がある。その問題の1つが、入社直後の社長訓示・集合研修で教えられたことと、以後配属された職場での上司・同僚の言葉や態度に大いなるギャップが存在するというものだ。

よって、経営トップ・人事部門だけではなく現場も含めた会社全体で若手社員をフォローしていくこと(特にOJTをある程度経験した入社半年後のタイミング)が非常に重要だと指摘しています。

人を育てることで定評のある会社、ユニークな取り組みをしている会社として、トヨタ自動車、トリンプ・インターナショナル・ジャパン、未来工業(岐阜)、リクルート、サイバーエージェント、ジョンソン&ジョンソンなどの事例が紹介されており、「自社流」と呼べるほどの徹底的に浸透されたポリシーは人材育成に大きく寄与することが分かります。

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今年112冊目『仕事が速くなるプロの整理術』

2008-11-25 22:33:57 | おすすめビジネス書
仕事が速くなる プロの整理術 仕事が速くなる プロの整理術
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2008-11-20

評価  (3点/5点満点)

著者は「残業ゼロ」「早朝会議」「がんばるタイム」などで有名となった、元トリンプ社長の吉越浩一郎さん。2006年退任後は、個人事務所を設立し、講演・執筆活動が中心となっています。

本書の情報整理術は、

①紙については、(1)サイズをA4に統一し、(2)クリアファイルに入れ、(3)日付(仕事のデッドライン)順に収納する。

②Gメールとグーグルカレンダー(+iPhone)で、デジタル情報及びスケジュールを効率的に管理する。

③伝えるべきことを図解してコミュニケーションを促進し、論理的思考力を磨く。

など、仕事をスピードアップさせるという明確な目的に適った方法が紹介されています。

①については、吉越さんの過去の本でも概要はありましたが、実際の写真も掲載しより具体的に紹介されています。

②について、特にGメールは容量・検索性等の面から、使う人が急激に増えています。

③も含め本書では図解(吉越さんが書いたもの)等に多くのページが割かれており、整理術の中でもやや限定的な内容となっていますが、1~2時間で読め、実例の1つとして参考になるのではないでしょうか。

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今年111冊目『仕事の8割は人に任せなさい!』

2008-11-24 19:37:05 | おすすめビジネス書
仕事の8割は人に任せなさい! 仕事の8割は人に任せなさい!
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2008-06-10

評価  (3点/5点満点)

著者は33歳で結婚後、病身の夫の跡を継ぎ、平凡な主婦から健康器具販売会社の社長に転身した臼井由妃さん。以前「マネーの虎」というTV番組に出ていたのでご存知の方も多いと思います。本ブログでは『お金持ちになる男なれない男の習慣』に続き2冊目の紹介です。

本書のポイントは、本当に自分がすべき仕事は全体の2割であり、残りの8割は人に任せて2割の仕事に集中することで、自分も会社・チームも成長できるということ。

【仕事を人に任せるメリット】

①他の重要な仕事を行う時間が生まれる
②コストの削減につながる
③仕事上のミスが減る
④部下が育つ
⑤信頼関係ができる
⑥トップとしての振る舞いを勉強できる。何より自分のスキルが上がる
⑦自分を客観的に見ることができるようになる
⑧ストレスから解放される

【仕事を人に任せるために備えておきたい条件】

①曖昧な態度を取らない
②話をしっかり聞く
③自分に厳しく人に温かい

臼井さんも、最初の頃は人を頼らずに自分で仕事を抱え込んだ結果、顔面神経痛と円形脱毛症を患い、そこから這い上がるためにいろいろ模索した結論が、タイトルである「仕事の8割を人に任せる」ことだったそうです。

きちんと尊重して仕事を任せると、相手はそれを「自分への信頼の証」だと解釈して、懸命に働いてくれる。仕事を任せる際の心構えについても本書は教えてくれます。

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