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35歳までに必ず身につけるべき仕事術―ビジネスマンの教科書 価格:¥ 1,365(税込) 発売日:2009-02 |
評価
(3点/5点満点)
ザ・リッツ・カールトン大阪の営業統括支配人時代の経験から書いた『リッツ・カールトンで学んだ仕事でいちばん大事なこと』(あさ出版)がベストセラーとなり、現在はCS(顧客満足)・ホスピタリティ総合プロデューサーとして活躍中の林田正光さんが、能力とチャンスと人との出会いに「気づく感性」を磨いて、行動に生かせるレベルにまで高める「ビジネスマンに必要な60の力」を解説します。
どれも仕事で成果を上げるための基礎・土台となるスキルで、できれば20代、遅くても30代前半までに身につけておかないと、以後伸び悩んでしまう危険性が高いです。この60の力を万遍なく習得するとともに、その中で2~3は自分の強みとも言える強力な武器として持ちましょう。
【my pick-up】
◎忍耐力-何事も思い通りにならなくて当たり前、という感覚を持つ
仕事をするというのは、ある意味で「理不尽に耐えながら経験を積む」ことです。
仕事をする前提として、「何事も自分の思い通りにならなくて当たり前」という感覚を持つことです。
◎アフター5力-退社後の時間の過ごし方で、人生に差がつく
いかに仕事が充実していても、「毎日残業続きで、家と会社を往復するだけ。プライベートな時間が全くない」という状態は、かなり問題です。どうしても単調な1日の繰り返しになり、刺激が少ない分、自分自身の成長を止めてしまうことになりかねないからです。
仕事はきちんと時間内に終えて結果を出すことと、いわゆるアフター5、仕事を終えてからの時間を充実して過ごすことは、どちらも非常に大切です。「アフター5力」が人生に大きな差をつけると言っても過言ではないと思います。
アフター5の過ごし方は、私のように勉強会や異業種交流会に参加したり、本をたくさん読んだりして自己啓発をはかるもよし、趣味や遊びで気分をリフレッシュするもよし。どんな活動をするにせよ、そこで受けた刺激は必ずや仕事に生きるはずです。
アフター5の時間を確保して活動する「アフター5力」は、プライベートな時間を潰して会社にい続けるよりずっと、自分の能力を高める力になるのです。