厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

今年164冊目『できる人の脳が冴える30の習慣』

2011-08-31 21:03:19 | おすすめビジネス書
できる人の脳が冴える30の習慣 できる人の脳が冴える30の習慣
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2011-08-27

評価  (3点/5点満点)

週に4日診療を続ける一方で、年間10冊以上のペースで書籍を執筆している米山公啓さんが、忙しいビジネスマンに向け、日常生活のちょっとした工夫や行動で脳を活性化させ、自分の脳を冴える脳にする方法を本書でまとめています。

仕事ができる脳になるためには、日常生活の習慣を少しだけ変えて、脳へ様々な刺激を送る続ける必要があります。また、そういった脳への刺激に加えて、脳を元気にする環境作りも忘れてはなりません。

脳科学に関しては今でも次々と新たな研究結果が出ているので、常に最新の書籍で知識をアップデートしておくことが肝要です。

【my pick-up】

◎小銭の出ない払い方をする

大きなお札を出して支払いをするのは、計算して渡すのが面倒だからです。これを続けていると、意外に簡単な計算ができなくなってしまいます。小銭で支払うより、お札の方が楽だと思うようになってきたのなら、脳機能が低下してきたのかもしれません。

買い物のとき、意識的にお釣りが出ないように払ってみましょう。細かい小銭を出すように努力すると、自然に、「10円玉5枚」「1円玉3枚」と、頭の中で映像を思い浮かべ、右脳を使うようになります。このようなちょっとした日常の努力の積み重ねで、脳の直感的な使い方ができるようになるのです。

◎仕事は8割できたら、やめて帰る

大切なのは、意識的にやめるということ。一生懸命にやって80ではダメなのです。余裕を持ってやって80でやめておくことです。これによってドーパミンを持続して出すことが可能になるのです。

さらにもう一つ、脳にいい仕事のやり方は、家に帰ったら仕事を忘れてしまう、ということです。

◎ダイエットの成功体験は脳に効く

脳にとって、ダイエットには二つの意味があります。一つは困難なことを努力によって達成できるという満足感です。とくにアメリカなどでは、できるビジネスマンは肥満であることが少なく、自己管理ができているという証明のようなものです。ダイエットがうまくいかない理由の一つは、食べていないといいながら、実際には間食していたり、結構な量の果物を食べていたりすることです。つまり自分の行動に意識が持てない、あるいは都合よく解釈して、客観的にどうしてるのか理解できないでいるのです。ダイエットができるのは、自分の行動を客観視できるということの証明でもあります。ダイエット成功への道は、自分の中で運動と食事に対する「意識革命」を起こすことです。

もう一つ、ダイエットで重要なことがあります。最近の研究では、肥満があると認知症の発症が多くなることがわかってきました。ダイエットすることで、脳を病気から守って、よりその機能を保てるようになるのです。

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今年163冊目『他人の「アタマ」と「力」を使いこなしなさい!!』

2011-08-30 16:29:30 | おすすめビジネス書
成果を出したいのなら他人の「アタマ」と「力」を使いこなしなさい!! 成果を出したいのなら他人の「アタマ」と「力」を使いこなしなさい!!
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2011-07-22

評価  (3点/5点満点)

リクルートでの勤務経験があり、現在は個人の意識変革を起点とした組織開発等のコンサルタントを展開する真田茂人さんが、リーダーシップを発揮して他人を巻き込み、他人の「アタマ」と「力」を使って大きな成果を出すことを奨励しています。

マネジメントとは肩書の力と権限で人を動かすことですが、リーダーシップは肩書に頼らず自分の属人的な力で人に影響を与え動かすことです。

他人の「アタマ」と「力」を借りる10のポイント

①礼儀・気配りでかわいがられる/②自己開示し、質問する/③相手の好きなものに関心を持つ/④他人の不完全は補完のチャンスととらえる/⑤人は理屈でなく欲求で動くと心得る/⑥「事実・目的・想い」と情報共有を深めていく/⑦中間報告・中間確認をおこたらない/⑧柔らかい自己主張をする/⑨「私の考えでは・・・」と主観と事実を分けて話す/⑩色眼鏡をかけずに、他人の話を聞く

つまり、他人に関心を持ち、話しかけることが、他人の「アタマ」と「力」を使う出発点です。どんなに偉大な人でも自分の力には限りがあり、そのことを認識した人が次のステージに行けるのだと思います。

簡単なようで意外とできていない気持ちよく協力してもらうコツを本書でチェックしてみましょう。

【my pick-up】

◎「相談」といいつつ、実は効果的な他人の巻き込み方法

最初から「きょうは説得しにきました」「○○について根回ししておきたいんですが」といわれたら、[なにかされるのでは?]=[他人にコントロールされる]ために、「なんだよそれは」と、相手は構えてしまいます。

しかし、「相談させてもらえますか」とたずねられると、[相談にのってやる]=[力・価値の欲求を満たす]ためにガードが下がり、「とりあえず聞こう」という体制に変わります。

説得や根回しなどをするときには、「相談」として話をもちかけることで、相手とぶつからず、上手に自分の主張を通すことができます。

◎上司はなんでもできる、と思わないこと

よく耳にするのが、「うちの上司はあんまり仕事ができなくて、役に立たないんですよね!」といった上司に対する不満です。でも、これはたいていの場合、「上司が仕事ができない」のではなく、「上司にも苦手な部分がある」ということなんですね。

考えてみてください。いくら上司だからといって、すべてにおいて完璧を求められるのなら、あなたは将来、上司を引き受けられますか?

◎「それはちょうどよかった!」トレーニング

なにか「いやだな」「最悪!」というようなことがあったとき、とりあえず「それはちょうどよかった」といいます。そしてそのあと、なぜ「ちょうどよかった」のか、その理由を考えます。

「エレベーターが故障して、10階まで階段で上がらなければならない」→「それはちょうどよかった」なぜなら「いいエクササイズになる」

「上司から仕事を丸投げされてしまった・・・」→「それはちょうどよかった」なぜなら「一から自分で考えられる。いい経験をさせてもらえる」→「それはちょうどよかった」なぜなら「もっといい企画書に作り直せる」

と、こんな感じで物ごとのとらえ方を変えてみることで、最初のネガティブな気持ちもポジティンブなものにかわります。

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今年162冊目『本当は面白い戦略的出世術』

2011-08-28 17:32:55 | おすすめビジネス書
本当は面白い戦略的出世術―偉くなることをためらうな! 本当は面白い戦略的出世術―偉くなることをためらうな!
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2011-08

評価  (3点/5点満点)

43年間のサラリーマン生活に終止符を打ち、65歳で経営コンサルタントとして独立した児島保彦さんが、大きな仕事をしてみたい人は、偉くなることをためらわずに、堂々と出世ピラミッドを昇るための処世術を勉強すべきだとして、本書を公開しました。

最近、組織の中で働く今どきの人たちは出世を望まないと言いますが、最初に自分が希望を持って選んだ会社なのだから、できることならそこで華々しく活躍したいというのが本音ではないでしょうか。

本当の出世競争は、「能力」+「人間力」+「運」の勝負であり、部下のため周囲のためといった「利他」の思いがあるとストレスが少なくなり、頭の回転が早くなります。「利己」だけの人生はエネルギーの無駄が多く、近道を選んでいるつもりが回り道をしてしまいます。

本人の出世だけに限らす、部下の使い方や会社経営のヒントについても得られる内容です。

【my pick-up】

◎組織の決め手「一丸体制」は「情報の共有化」から生まれる

心を一つにするとは、私の知っていることはあなたも知っている、あなたの持っている情報は私も共有しているということである。これが実現すれば一丸体制は可能だ。

まず、ミーティングのやり方を研究して実のあるものにした。司会と書記を決め、参加した全員が昨日あったことを報告するのである。「特にありません」は認めない。書記は「報告」「課題」「徹底」の3つの事項に分類して明記する。

◎上司のご下問に一発で通す法

悩み抜いていたあるとき、ふと私は、どうせ自分は彼本人ではないのだからいくら推し量っても所詮は望みどおりのものは作れないことに気がついた。それからは、大体の構想がまとまった段階で持っていくことにし、一つひとつダメ押しをしていった。

つまり、彼をその企画の中に引きずり込んで一緒になって考える共同作業に変えたのである。このようなプロセスをたどれば、企画が完成したときにはトップの考えたとおりの結論になる。しかもイライラさせずに済むのでご機嫌も良い。いつの間にか、「あいつは仕事ができる」と、お墨付きをもらえるようになった。

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今年161冊目『世界で一番シンプルな時間術』

2011-08-25 14:50:22 | その他私が読んだ本
世界で一番シンプルな時間術 世界で一番シンプルな時間術
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2006-12-30

評価  (2点/5点満点)

この本の原書は、2001年にドイツで発行されて世界的なベストセラーとなった「Simplify your life」(『すべては「単純に!」でうまくいく』)の著者の1人、ヴェルナー・ティキ・キュステンマッハーが、妻のマリオンとともに執筆したものです。ヴェルナーは「物事をシンプルなやり方で行い、ストレスの少ない、幸せで充実した生活・人生を送ろう」を基本テーマに、そのためのアイデアやヒントを発信しています。本書はこうした基本姿勢のもと、「時間とのつきあい方」に焦点を当てて書かれたものです。

本書では、何よりも「健康」を一番の重要事項にすえ、仕事にまつわるあれこれをごくシンプルな形で処理し、自由でリラックスした時間を手に入れるための具体的な方法を紹介しています。また、完璧主義へのいさめや大切な自分の時間を不快な気分で過ごさないための心のもち方など、メンタル面でのアドバイスも数多く含まれています。

一般的な時間術の根幹をなす効率の追求からいったん離れ、時間に対する新たな見方・気づきを与えてくれます。今、この瞬間を心から楽しみ、そのときしていることに心を注ぎましょう。

【my pick-up】

◎通常の仕事に必要な時間も記入する

本当に付加価値を生む時間というのは、スケジュール表には書かれていないのだ。

スケジュール管理で失敗しないためには、何かを生み出す創造性の高い仕事や日々行うべき事務的な仕事など、自分がするべきさまざまな仕事にどのくらいの時間がかかるのか、職人がするようにきちんと見積もって、その結果をスケジュール表に記入することだ。

◎週に一度は長時間の睡眠をとる

毎週少なくとも1回は、夜10時前に就寝するようにしよう。ベッドに入ってすぐに寝つけない場合でも、横になっているだけで体を休めることになる。1週間に1度、睡眠時間を長くする日を設ければ、普段の睡眠不足は大方解消する。

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今年160冊目『「すぐやる」人になるための仕事のやり方・考え方』

2011-08-24 11:18:23 | その他私が読んだ本
「すぐやる」人になるための仕事のやり方・考え方 (アスカビジネス) 「すぐやる」人になるための仕事のやり方・考え方 (アスカビジネス)
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2011-08-04

評価  (2点/5点満点)

経営コンサルタントの鈴木進介さんが、ご自身の経験も踏まえ、すぐやる人に変身するための頭と行動の整理術を中心に紹介します。

すぐやる人になるのに決して自分の意思の強さや能力とは関係がなく、頭の中を整理できればすぐやる人に変身できるというのが、この本の核となる原理原則です。

仕事ができる人は行動が早い、つまりすぐやる人だというのは今や誰もが認めるところでしょう。すぐやることは、周りからの評価も上がるとともに、仕事に対するストレスも軽減されるので自分自身も仕事を楽しめるようになります。あまり深く考えずに、第一歩を踏み出してみましょう。本書では、その第一歩を踏み出すためのヒントが数多く掲載されています。

【my pick-up】

◎時間になったら仕事が途中でも切り上げろ!

私は時間内に何かを終えようとする「締め切り意識」と同時に一種の「割り切り意識」を持って仕事に取り組むのが良いと考えています。私は、仕事の基本スタンスとして、頭の中では常に「定時退社」を心がけています。仕事の完成度は6~7割であっても、いったん寝かせようとして頭の中を「割り切りモード」にチェンジするのです。

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