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(3点/5点満点)
ミドルになって転職を考える人が増えていますが、20代、30代の転職とミドルの転職は、同じ転職と言ってもまったく別物。
この本では、元リクナビNEXT編集長で現在はミドル世代専門転職コンサルタントの黒田真行さんが、35歳以上で転職を考えている方々に対して、ミドル転職の現状や転職に必要な実践的な知識を提供します。
ミドル転職のリアルな事例を網羅的にまとめ、そのポイントを解説しています。本書を読んで心配し過ぎて杞憂に終わったと思えるよう、転職活動を安心して効率的かつ戦略的に進められると思います。
また、市場価値のないミドルにはなりたくないと思っている若い方々には、こんなキャリアもあるんだ、という希望を持ってもらえる内容になっています。
人生における重要な目的は、自分の能力を活かして満足度高く働くこと。2020年代に入れば、40代、50代の転職が当たり前になっているかもしれません。ここで一度立ち止まって、今後の仕事の内容や働き方について考えを巡らせてみてはいかがでしょうか。
【my pick-up】
◎「40代の求人が25%も増えた!」の裏側
実際には20代、30代の若い人たちの需要が圧倒的多数なのは変わっていません。確かに40代の求人も増えていますが、だからと言って、40代の転職が引く手あまたの売り手市場に変わったかと言えば、まったくそんなことはなく、40代での転職がそれほど簡単でないのは、現在も変わらない事実です。
◎それでも、「40歳からの転職」に希望はある
即戦力として実績のあるミドルビジネスマンが大都市では余っている一方、地方では幹部候補を見つけられない優良企業が数多く存在している。こうした機会損失をうまく埋めるような、個人と会社がwin-winの関係となる転職を行うこと。それが、40代が転職で成功を収め、幸せに生きるための共通点だったのです。
◎「カルチャーフィット」を意識する&中途採用者にとって「焦り」は禁物
転職直後の中途採用者は、アウェイで戦うことになることを肝に銘じておくとよいでしょう。カルチャーフィットとは、その企業の文化や風土、社風、理念、考え方、価値観などに自分がどれだけ合わせられるかということ。
普通の会社なら最初の3か月は、結果を出すことよりも、「誰がキーマンなのか」「誰を怒らせると仕事が進まなくなるのか」など、人間関係や力関係を知るための期間だと割り切っておいたほうがよいでしょう。また、問題意識や価値観が近く、自分の同志と呼べるような存在の人を見つけ出して信頼関係を構築することができると、支援が得られやすくなり、断然、仕事がやりやすくなることでしょう。