厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2013年184冊目『ビジョンがあればプランはいらない』

2013-09-29 17:24:06 | おすすめビジネス書
ビジョンがあればプランはいらない ビジョンがあればプランはいらない
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2013-09-20

評価  (3点/5点満点)

NTTドコモの「iモード」などの生みの親としても有名で、現在はドワンゴ取締役や慶應義塾大学客員教授などを務める夏野剛さんが、日本の閉塞感を打ち破る40のメッセージを贈ります。

・信頼関係の構築に力を注ぐこと

・自分自身を日々変化、成長させ続けること

・心身の支えになるプライベートを充実させること

若者だけではなく中堅やリーダーを任されているビジネスパーソンにも、更なるステップアップのきっかけを与えてくれる1冊です。

【my pick-up】

◎体の緩みは心の緩み!

体が緩んでしまうと、間違いなく仕事にも悪い影響が出るもの。一生懸命にやってもなぜか効率が上がらなかったり、目の前の仕事に集中できなかったりする。そのためか、ベンチャー企業のほとんどの経営者は筋トレをやっている。40代になると、ベンチプレスなどをみんなやり始める。では体の緩みが仕事に影響するのはなぜか?それは気持ちも完全に緩んでいるから。要は、体の緩みは心の緩みの表われということ。

たるんだ体はよくない。そんなことは誰でもわかっているが、「忙しくて運動できない」「そういう年齢だから仕方ない」などと言って、何も手を打たない。体重をキープするには、それなりの努力が必要になる。その努力を放棄してお腹の肉のたるみを感じるというのは、いろいろなことを諦めた証拠。「もういいかな・・・」と。

体型の維持を諦めてしまうと、だいたいオシャレをしなくなる。そうすると、ますますさえない見た目になり、ますます自分に自信がなくなっていく。こうしてネガティブなサイクルにはまっていく。体の緩みで一番の問題は、このネガティブサイクルにはまってしまうというところにある。

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2013年183冊目『どんな年上部下でも一緒に働きたくなる上司のルール』

2013-09-27 22:07:06 | おすすめビジネス書
どんな年上部下でも一緒に働きたくなる上司のルール どんな年上部下でも一緒に働きたくなる上司のルール
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2013-09-21

評価  (3点/5点満点)

「デキる上司」の固定観念に縛られているために、(特に年上の)部下や非正規社員のマネジメントがうまくいっていない方に、有用な1冊です。

なりふりかまわず、未熟なままのあなたで、部下と向き合ってみる。それで、あなたを支えるために動いてくれ、結果が出たのなら、仮にダメな自分だっだとしても、あなたは立派に上司の役目を果たしていると言えるのではないでしょうか。

自分に自信がないからゆえ、必死にもがいて頑張り、その結果周りが助けてあげようと思う。マネジメントは理論だけではうまくいかず、まさに経験と情熱とメンバーへの思いが大切なんだと本書を読んで改めて実感しました。

記載されている著者の実体験も、多くの苦労を重ねてきたマネジャーほど、納得できるものばかりです。

【my pick-up】

◎「スタートダッシュ面接」で命運が分かれる

面接なくして親世代部下のマネジメントはあり得ません。着任後1か月が経過したら、必ず一人ひとりと面接の時間を設けます。

まず、着任2週間したら、今日から2週間後に簡単な面接を実施する旨、朝礼・連絡ノート等を使って全員に伝えます。

全員と同時期に面接するので、より一層一人ひとりの本心がわかります。

それから、面接を終えるまでは、焦って結果を出そうと急な改革をしないほうがいいですね。

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2013年182冊目『京大・鎌田流 一生モノの時間術』

2013-09-26 08:57:07 | その他私が読んだ本
京大・鎌田流 一生モノの時間術 京大・鎌田流 一生モノの時間術
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2013-09-13

評価  (2点/5点満点)

京都大学教授(火山学)でTV番組等の出演も多い鎌田浩毅さんが、科学者特有の仕事術に根ざした時間の使い方を紹介します。

・新知見を発見しても、発表が1日でも遅れたら評価が「ゼロ」になってしまう。

・ノーベル化学賞や物理学賞をとるような論文でも、計画を完璧に達成して発表されたものは皆無といってもいい。

上記を踏まえた「頑張らない、考えすぎない時間術」です。「捨てる」という言葉が、重要なキーワードとして何回も登場します。

1章から5章では、今すぐに始められる具体的な時間術が掲載されています。「去る者追わず法」「本日の主役法」など、付けられているネーミングが面白いです。

6章では、すべての時間術さらには仕事術の土台となる「健康法」について解説します。

最後の7章では、仕事を効率的に行った結果、生まれた時間をどう活用するかについて述べています。

・「こうなりたい」という目標を決めて、有意義な時間を過ごそう。

・このとき、「こうあるべきだ」と考えを凝り固まらせない。

・自分の出くわした「偶然」を楽しむことができれば、人は「こうなりたい」と思う以上のものになれる。そのほうが、最初の目標よりもずっと素晴らしい。

火山学から科学全般、さらには他の領域に活躍の場を拡げている鎌田さんの時間術は、ビジネスパーソンにも大いに役立つ思います。記述も平易で分かりやすいです。

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2013年181冊目『今日からセンスを君の武器にしよう』

2013-09-24 13:09:07 | その他私が読んだ本
今日からセンスを君の武器にしよう 今日からセンスを君の武器にしよう
価格:¥ 1,449(税込)
発売日:2013-09-13

評価  (2点/5点満点)

「あの人の仕事の進め方って、センスあるよね」と、ビジネスシーンにおいてもセンスという言葉を耳にします。

この本では、クリエイティブディレクターの石渡晃一さんが、センスのある仕事をするためのコツを述べています。

①センスのある情報の集め方(情報収集能力)→情報の絶対量を増やす

②センスを磨くとは選ぶ力を磨くこと(選択能力)→その中からしかるべき情報を選び出す

③センスのある伝え方(伝える能力)→上手な伝え方をする

上記の3点を意識すれば、センスは日々の仕事や生活を通して、誰でも磨くことができます。本書では特に②(選ぶ力)に多くのページが割かれています。

能力はあるのに、それが発揮できずに伸び悩んでいる若手・中堅ビジネスパーソンに読んでもらいたい1冊です。

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2013年180冊目『「考える力」の鍛え方』

2013-09-23 17:15:40 | その他私が読んだ本

東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方 東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2013-07-06

評価  (2点/5点満点)

考える上での指針は何か、思考力を増強するためには日頃からどんな工夫をすればよいか、独自なアイデアを思いつくためのシステマティックな方法はないのか-。

東大大学院教授の物理学者・上田正仁さんが、想定外の時代の変化に適応するために、自らの頭脳をいかに鍛えていくべきか、学生の教育や物理の研究で培ってきたノウハウを、ビジネスパーソンにも分かりやすく伝授します。

・「創造力」は「問題(課題)発見能力」と密接に関連しており、また、創造力を発揮するためには「考える力」があるだけでは不十分で、失敗にめげない「諦めない人間力」が必要。

・自ら課題を見つけるためには徹底した情報収集とその読み込みが必要で、その過程で情報から知恵とも呼ぶべきインテリジェンスを抽出した上で、元の資料は捨てること。

人間としての成長に合わせて、「マニュアル力」→「考える力」→「創造力」を身につけ、「考える力」はそれ自体の力ではなく、引き出し方を身につける必要があるのです。

また、本書では「捨てる」ことの大切さにも触れています。不要になった知識を残しておくと、自分の頭で自由に発想する妨げになるのです。

「考える力」を鍛えるための、王道とも言える内容が詰まった1冊です。

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