厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

今年117冊目『ここが違う!できる人、できない人』

2011-05-31 13:19:27 | おすすめビジネス書
ここが違う!できる人、できない人―その「うっかり」を「しっかり」に ここが違う!できる人、できない人―その「うっかり」を「しっかり」に
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2011-05

評価  (3点/5点満点)

「笑いと元気をお届けします!」をキャッチフレーズに講演・研修を精力的に行っているふくだ友子さんが、自分を輝かせるための「気付き」のスイッチを紹介します。

通勤電車や職場、日常会話等において、ついうっかり他人に迷惑をかけていることに気付き、それを自分の改善に役立てる身近な事例が満載です。

周りの人の意見やアドバイスを受け入れながら、前向きに失敗をたくさん経験することで、「気付き」のスイッチは感度を増します。自分を向上させる重要な要素の1つです。

【my pick-up】

◎気になる「口ぽか」

絶対にソンをしていると感じるのは、口をぽかんと開けた人たちです。

改めて周りを見渡してみると、若い世代を中心に「口ぽか」の人が多いこと、多いこと!どんな高尚な本を読んでいようとも、まぬけ顔にしか見えないのは、本当に残念なこと。特に、女性の口ぽかは、まぬけさに加えてだらしない印象になることも。

口ぽかの理由は、いくつか考えられます。一つは、咀嚼力が衰えたため、アゴの筋肉が未発達で力が入らないこと。二つめは、腹式呼吸ができないということです。

◎文章として残るメールの利点と注意点

メールには、言い間違えや聞き違え、「言った」「言わない」の水かけ論を未然に防ぐことができるというメリットがあります。だからこそ、気を付けなければならないのがその内容。消去しなければいつまでも残るだけでなく、思わぬところに転送される可能性もあるからです。基本的には、誰が読んでも問題ないことを前提に、メールの文面を書くことをおすすめします。

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今年116冊目『「できる社長」のお金の使い方』

2011-05-30 21:46:23 | おすすめビジネス書

「できる社長」のお金の使い方―決算書に表れない「会社の数字」を読み解く (知的発見!BOOKS) 「できる社長」のお金の使い方―決算書に表れない「会社の数字」を読み解く (知的発見!BOOKS)
価格:¥ 1,000(税込)
発売日:2011-05-21

評価  (3点/5点満点)

信越化学工業顧問(元常務取締役・経理部長)の金児昭さんが、社員の士気を削がず、仕事の能率を上げる、「攻めの節約」について解説します。

利益を上げるには、売上を上げるか、費用を減らすかの2つしかありませんが、安易なコスト削減によって肝心な売上を落としてしまうケースがとても多いと感じます。経費削減には、世界中に通用する、頭を使った攻めのやり方があるのです。

本書で頻繁に登場する、「1円の利益の大切さ」の「利益」は最終利益(当期純利益)を指します。つまり、人件費や税金を引いてもなお残る利益です。毎年確実に利益を出し、社会に存在感を示すために必要な、お金の扱い方・数字の読み方を学びましょう。

【my pick-up】

◎「1円の利益」が持つ深い意味

利益が1円出ているということは、売上(会社に入ってくるお金)で人件費を含むすべての費用をまかない、税金を納めている証です。

◎社会貢献とは、利益を出して納税すること

最大の社会的責任とは、きっちり利益を上げて、その結果、税金を納めること。

実際、日本にある260万社の会社の中で、税金を納めている会社はわずか半分程度です。どれほど小さな店でも個人企業でも、「1円の利益」を出していれば、大きな会社でも税金を払っていない会社よりも何百倍も立派で、社会の役に立っています。

会社、店、個人企業がなすべき第一のことは、見栄を張らないで、「〝1円の利益〟を大事にして、しっかり税金を納めることが、本来のCSRである」と言い切ります。

◎経理・財務固有の「財産保全」というお仕事

私は内部統制やSOX法(企業改革法)がアメリカを真似して導入されて以来、「過度の内部統制が会社を潰す」と考えています。

内部統制やSOX法対応は、お金を1円を生み出さないのに、多額の時間と労力とお金を要します。

日本は世界に誇る経理・財務があり、そんな法律は無用の長物です。

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今年115冊目『誰も教えてくれなかった運とツキの法則』

2011-05-29 17:24:01 | おすすめビジネス書
誰も教えてくれなかった運とツキの法則 誰も教えてくれなかった運とツキの法則
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2011-03

評価  (3点/5点満点)

クレディセゾン社長の林野(りんの)宏さんが、運とツキという目に見えない「法則」が存在し、これをきちんと押さえれば、誰にでも成功者になれるチャンスがあるとこの本では述べています。

たくさんの法則が登場しますので、なかなか全部を身につけるのは難しいと思いますが、これらの法則は相互に関連していますので、身近なものから情熱を持って取り組み、好循環を作り上げていきましょう。

クレジットカードのサインレス、永久不滅ポイント制度など、数々のイノベーションを生み出し、カード業界のトップクラスまで上り詰めた社長が語る言葉は、運を引き寄せる絶え間ない努力を感じずにはいられません。

【my pick-up】

◎イノベーションの原点は、成功体験を捨てること

成功体験は、かえってものを見えにくくする場合があるのです。ある時点の成功体験で得た「ノウハウ」は、一瞬のうちに古い「ハウツウ」になってしまうからです。「ノウハウ」は自分で得た知恵、「ハウツウ」は、表面だけを真似たものです。表面だけ真似ても、本質を押さえていないものは「ノウハウ」にはならない。だから「ノウハウ」は、いつも更新していかなければならないのです。

◎学んで、それを人に教える

イノベーションというのは、相手に真似されるようなことをつくり出すことです。本来、知恵には相手に真似されないオリジナリティーが重要なのですが、画期的なイノベーションに関しては、誰もがその素晴らしさに気づくので、どうやっても真似されます。でも、それならそれでいい。真似されるほどすごいものを考えたのだと胸を張ればよいのです。そのためにはつねに学んで、自分できちんと整理して、的確に周囲に伝えていく。これが絶えざる革新を生み出すのです。

◎人生を「3分割」で考える

私は、仕事は人生の3分の1でいいと考えています。3分の1は休み、3分の1は思いっきり働く。そして残りの3分の1は好きなことをやる。これが豊かな人生を歩むということだと思いますし、思いっきり遊べば、社会の中で楽しく生きる人間本来の欲求に気づくことができます。それは仕事に生かすことができます。

ますは、与えられた8時間という時間を、いかに無駄なく過ごすか、それを考えていくこと、それも知恵だと思うのです。

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今年114冊目『仕事で成長し続ける52の法則』

2011-05-28 23:44:10 | おすすめビジネス書
仕事で成長し続ける52の法則 仕事で成長し続ける52の法則
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2011-05-03

評価  (3点/5点満点)

和田裕美さんの最新刊は、「日経ビジネスアソシエ」で2007年1月から連載している「和田裕美のキャリアを磨くコミュニケーション作法」の中で、特に仕事に関わりの深い記事をまとめて編集したものです。

今の時代、頑張っても報われないのではなく、頑張って手に入れるものが昔と変わったことに気づかなくてはなりません。それは、「人とのつながり」や、人からもらう「ありがとう」の気持ち、そして「自分の成長」です。これらを手に入れれば、給料や待遇などといった物質的なものも後からきちんとついてきます。

和田さんがライフワークとして伝えている「陽転思考」は単なるプラス思考ではありません。自分の弱い面、マイナスな部分をしっかり受け止める姿勢も必要なことを、この本から感じ取りましょう。

【my pick-up】

◎目標達成のコツ、「行動量を決める」を実践する

私は保証付きで達成できる目標を設けるようにしていました。それは「自分の行動量」です。「え?」と思いましたか?つまり、結果目標ではなくプロセス目標を立てるのです。達成すると自信が湧いて、相乗効果で本当の結果につながっていったのです。

プロセス目標には、期限が必要です。そしてゴールまでは近い方がいいのです。私は1年を52週で区切って毎週の目標を立てていました。目標を短期目標に置き換えたのです。

◎悪い状況もチャンスだと捉える。例えば不況は「創意工夫し、新しいビジネスを生み、人磨きする好機」だと

100年に1度の危機と言うならば、もう2度と経験できない機会を今もらっているのですよね。そう思うと私は今の時代に生きていることに感謝しようと思えるのです。

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今年113冊目『EVERNOTE「超」仕事術』

2011-05-27 11:26:59 | おすすめビジネス書
EVERNOTE「超」仕事術 EVERNOTE「超」仕事術
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2010-08-18

評価  (3点/5点満点)

Evernote(エバーノート)は、代表的なクラウド・アプリケーションの1つとして確固たる地位を占めつつあります。簡単に言うと、パソコンやスマートフォン向けの個人用ドキュメント管理システムで、2010年9月時点の登録ユーザーは全世界で約450万人います(現在は500万人を超えていると想定)。

Evernoteに関する書籍は最近数多く出されていますが、本書は「Evernoteを仕事にどう活かすか?」という視点からEvernoteの使い方を解説しています。データ(情報)の取り込み・検索・共有の基本的な使い方から、タスク管理・人脈管理といった応用まで、仕事で使える具体的なヒントが満載です。本書の最後には、Evernoteを初めて使う際のスタートアップについても紹介されています。

Evernoteのサイトはこちら↓

http://www.evernote.com/about/intl/jp/

ちなみに、Evernoteはフリー版(無料)とプレミアム版(月5ドル・年45ドル)がありますが、プレミアム版では以下の追加的機能があります。まずはフリー版で試してみましょう。

・1か月あたりのアップロード容量が500MB/月に(フリー版は40MB)

・1つのノートの容量の上限が50MBに(フリー版は25MB)

・すべての種類のファイルが同期(フリー版は画像、音声、ink、PDF)

・共有ノート作成で「共同で編集する」が選択可能(フリー版は閲覧のみ)

私も最近Evernoteを始めました。Evernoteを情報の保存先として使い、どの端末からでもデータの同期が取れることで、物理的制約・脳が受けている負荷から解放され、価値のある情報を生み出すことができます。

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