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(3点/5点満点)
今回から、2018年の新たな200冊がスタートします。
・本書は、日本企業へのダメ出しと理想論を述べた本ではありません。
・本書は、楽な働き方、ゆるい働き方を提案する本ではありません。
・本書は、外資だからできる方法を語る本ではありません。
・本書は、個人の仕事を効率化するための方法だけを述べた本ではありません。
・本書は、特別優秀な人だけが実践できる方法をすすめる本ではありません。
・本書は、リソースに恵まれた組織だけが実行できる施策をすすめる本ではありません。
個人の働き方と組織の体質を変革し、長時間労働を脱却する方法を提案するのが本書です。
具体的には、長時間労働体質を変える方法を、「長時間マインド」「無駄な業務」「仕事の受け渡し」「不毛な会議」「過剰品質な資料」「回らないPDCA」「ギスギス職場」という7つの切り口から説明しています。
本書が提案するのは、著者の清水久三子さんが外資系で学んだ、ある意味とても厳しい働き方です。徹底的に効率化と生産性アップを図った結果として、これまでより短い時間で成果を出せるようになり、結果として長時間労働を脱却することが狙いです。
個人の働き方を変えて、組織の体質を変える最大にして最後のチャンスは今。残業できない時代を前提に、働き方を変えていかなくてはいけないのです。
【my pick-up】
◎サービスレベルアグリーメント
サービスレベルアグリーメント(SLA)とは、サービスを提供する側とその利用者の間に結ばれるサービスのレベル(定義、範囲、内容、達成目標等)に関する合意書です。ここでキモとなるのが、「先に」言うということ。
サービスレベルを決める前に、社内で自部門に対する「満足度調査」をする。「私たちの部門に期待することは何ですか」要望が高い仕事については優先的にやる。あまり期待されていない仕事についてはやめる。
「できるだけやってほしい」という要望が出てくるのは、どれくらい手間がかかっているかを相手が理解していないだけ、ということもあります。