厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2015年88冊目『仕事で結果を出す人はこの「きれいごと」と言わない!』

2015-05-30 22:14:09 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (3点/5点満点)

仕事の効率と能力を下げる「きれいごと」をやめよう!

「きれいごと」とは、実情にそぐわない、体裁だけを整えた事柄のことです。

「きれいごと」をやめれば、9割の結果につながらないムダなことが明確になり、1割の結果につながることが明確になります。よって、仕事で結果を出せるという訳です。

この本では、<結果よりもプロセスが大事はきれいごと→プロセスは普通なら合格点>、<何事もポジティブに考えるはきれいごと→マイナス感情を持っていることもできる人の条件>、<いつかは○○したいはきれいごと→期限がなければ人は動けない>、<お金より大事なものがあるはきれいごと→収入は前進のエネルギー>など、本当に成果が出るものを選択し集中する技術(考え方・行動)を教えてくれます。

人生は限られた時間。自分で真にやるべきことは何か?それで良い結果をいかに出すか?を考えさせられました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015年87冊目『覚悟さえ決めれば、たいていのことはできる』

2015-05-28 14:30:03 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (3点/5点満点)

無印良品を運営する株式会社良品計画会長の松井忠三さんは、社長時代、そして社長になるまでの間も、「覚悟を決めたか」「やると決めたことを、徹底的にやり抜いているか」を問い続けてきたそうです。この「覚悟」こそが、仕事人生を創ってくれたとのこと。

この本では、そんな松井さんが覚悟を決めてやり抜いてきた仕事や、覚悟を貫くための考え方、仕事哲学を紹介します。

社長の仕事というのは、来年具体的に何をやるかを考えることだと言えます。1年後の決算を考えて仕事をするのが社長です。これは自分自身に置き換えてみても同じで、今の仕事の成果は、1年前に何をやっていたかで決まっています。仕事の本質をつかみ、目標を達成する実行力を磨きましょう。

無印良品が当時、2年でV字回復し、過去最高売上を果たした秘訣にも触れられます。

【my pick-up】

◎相手の立場に立つと、本質が見えてくる

人事一筋、営業一筋、商品開発一筋というと、その分野のプロフェッショナルであり、専門家として企業になくてはならない存在のように言われますが、実はそのメリット以上にデメリットが大きいと私は考えています。ある部門一筋という人は、その部門のことは真剣に考えますが、他の部門のことはよく知らず、知らないがゆえに対立しやすくなります。「相手の立場で考えろ」と言っても、相手の立場がよくわからないのです。

相手の立場で考える一番いい方法は、異動して、本当に相手の立場に立ってみて、そこで真剣に自分事として考えることです。「部分最適ではなく全体最適」というのも、私が口グセのようによく言うことですが、‘その道一筋’の人は部分最適に陥りやすく、なかなか全体最適と考えることができません。それを防ぐためにも、計画的な異動をおこなったほうがいいと考えています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015年86冊目『オックスフォード流自分の頭で考え、伝える技術』

2015-05-26 21:54:27 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (3点/5点満点)

著者は、オックスフォード大学教育学大学院にて日本人で初めて教育学の博士号を取得し、現在は東京外国語大学で比較・国際教育学や異文化コミュニケーション学などの学問領域を教えている岡田昭人さん。

この本では、岡田さんのオックスフォードでの学びの経験をベースにして、「自分の頭で考え、伝える技術」を紹介し、かつ身につけることを目的としています。

オックスフォード大学は、イギリス国内では26人の首相が出身で、50人以上のノーベル賞受賞者を生み出しています。

そんなオックスフォード流の「自分の頭で考え、伝える技術」とは、「ブレイクスルーを起こす」ということ。自分と相手の間にあるコミュニケーションの壁をブレイクスルーするための思考・伝達プロセスです。

1.「準備の技術」:良き師を見つけ、模倣しながら自分らしさを探求する

2.「自分の頭で考える技術」:何にもとらわれずに自由に発想し、柔軟な思考力を身につける

3.「言葉を作る技術」:言葉を大切さを知り、作り方を鍛錬する

4.「伝える技術」:試行錯誤を繰り返しながら積極的に伝え続ける姿勢を持つ

5.「フィードバックの技術」:すべての過程を省みて、自分自身を整える

「考える技術」「伝える技術」「フィードバック術(改善術)」といった種々のスキルを相互に関連させ、総合的な力として習得させることに、本書の特徴があると思います。

また、ハーバードといったアメリカの大学とも違う、教育方針・方法も感じ取れます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015年85冊目『部下論』

2015-05-24 00:13:13 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (3点/5点満点)

23年間松下幸之助の下で過ごし、松下哲学・松下経営の伝承者と言われる江口克彦さんの『部下の哲学』(1999年)の新装版です。

部下として、どのようなことをすればいいか、どのような勉強をすればいいのか。伸びる部下、成功する部下、そして上司に評価される部下の法則が、20にまとめられています。

熱意とやる気がある/誠実である/明るさがある/思いやりがある/信念と使命感を持つ/すぐに行動する/シャープになる/聞き上手である/叱られ方がうまい/他人を立てる/けじめをつける/工夫をする/報告・連絡・相談をする/プラスαの仕事をする/勉強、努力をする/記号言葉をうまく使う/遅刻、早退、無断欠勤をしない/虚勢を張らない/素直な心を持つ/目標を立てる

名選手だからといって必ずしも名監督にはなれないですが、名選手がとにかく監督になれる可能性は大きいです。だからまず、優れた部下になりましょう。仕事の成果だけでは評価されないことも、本書から学ぶべきです。

【my pick-up】

◎明るさが仕事を生み、評価を生み出す

結局上司というのは、頼みやすい部下に仕事を頼むものである。喋りやすい部下、話しかけやすい部下、そういう明るい部下にはどんどん仕事が集まってくる。仕事を頼まれるということは、信頼されているということである。だから常に、頼まれやすい雰囲気をみずからつくっておくことだ。

◎即断即決する能力の大切さ

即断即決即行のできないビジネスマンは、仕事に対するセンスがないと言わざるを得ない。3週間と言われたなら、2週間で、いや10日間でやってやろうという気持ちを持つべきである。仕事が速いということは、すなわち能力が高いと思わせることである。見ていると、ストレスの多い人ほど仕事が遅い。自分自身をストレスから守るためにも、より速い行動を心がけるべきである。

◎報告は自己アピールのチャンス

報告は上司のためだけではない。報告する者の、努力のアピールの機会でもあることを部下は知っておいたほうがいいだろう。たしかに結果が出ればそれでおいいという考え方もあるかもしれない。問題があるにもかかわらず、それを口にしないで完成させるのが恰好いいという人もいるだろう。しかし、それは部下にとっては損ではないか。成り行きを心配している上司の気持ちも察したほうがいい。失敗の報告も、自分をアピールするよい機会になることを知っているだろうか。上司は叱りながらも、その仕事の難しさを知り、それと格闘している部下の汗を認識することができる。「報告」は、部下が社内の階段を着実に上がる‘杖’だと言っていい。いくらいい成果を上げていても、報告せずして自分が高く評価されることを期待するのは、まったくの勘違いであることを知っておかなければならない。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015年84冊目『勝つ人のメンタル』

2015-05-22 08:50:08 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (3点/5点満点)

サッカー女子日本代表の大儀見優季さんの夫で、メンタルトレーニング・コーチの大儀見浩介さんが、あらゆる仕事に応用できるメンタルトレーニングの心理技法を伝授します。

一流アスリートは、筋トレだけでなく日々の練習で心も鍛えることで、やる気や集中力を高め、本番を最高の心理状態で迎えるように準備します。

ビジネスマンも、基本的には同じ考え方で心を鍛えることによって、常に高いレベルで安定した成果を出せるようになると思います。

メンタルトレーニングで心を鍛え、自分の成長やプロセスを実感し、仕事が楽しいと言えるようになりましょう。

【my pick-up】

◎相手の存在を認めることの重要性

すれ違った時に「よお、元気でやっているか」と声をかけるだけでもいいのです。それは、「君のことはちゃんと見ているよ」というメッセージとして部下に伝わります。期待値に達しない部下にネガティブなメッセージを送るのはあまり効果的とはいえないやり方です。もう少し期待値を下げるべきでしょう。過度に期待を持たず、部下がある程度の成果をあげたら、「よくやったじゃないか」とほめる。高い期待値でイライラを見せるより、期待値を下げてほめるほうが、部下の成長につながると思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする