2014年87冊目『１分間時間術』

1分間時間術 価格：￥ 1,470（税込） 発売日：2014-03-20

評価　 （3点/5点満点）

この本では、「無駄な時間を減らす」「重要な時間を増やす」という2つのメソッドに絞って解説しています。

単純な時間術だからこそ、腑に落ち、意識して行動し、さらには無意識に時間ができているという状態になれるまで、徹底的に考え抜くことができるとしています。

・優先順位1位を残して、あとは全部切り捨てる。そのくらいの覚悟が、時間を生み出すには必要なのです。

・「嫌われたらどうしよう？」と思うかもしれませんが、大丈夫です。なぜなら、その人は死ぬ間際に、あなたの病室に入れる人ではないからです。時間をつくるためなら、人から嫌われてもいい覚悟を持つ。

・人生の価値は、あなたが好きなことをした時間の総量で決まります。

以上のようなある意味大胆な発想が、時間を劇的に生み出すために必要なのです。

【my pick-up】

◎無条件で「はい」と言える2人の師匠を持とう

自分の師匠は、自分の仕事の師匠が1人、スピリチュアル系の師匠が1人（占い師など）という2人の大師匠がいるのが理想です。なぜ、師匠を持つのがいいかというと、師匠の思考回路をインストールすることで、悩む時間を究極まで減らすことができるからです。

何を言われても、200％信頼して行動に移すくらいの、絶対的な師匠を見つけないと、時間短縮にはつながらないのです。「何でですか？」「どうしてですか？」と聞き返すということは、その人はあなたの師匠ではないということです。言われたら、無条件で「はい」と言える師匠がいたら、スピードが速くなります。

また、「いつやれば成功するのか？」という情報は、スピリチュアル系の師匠しかわからないので、本当に助かっています。

◎友達は最初からつくらない

あなたにやりたいことがあれば、友達と遊んでいる時間はないはずなのです。友達とわいわい居酒屋で過ごすなんて、そんなぬるい人生を送っても意味がないと割り切りましょう。そんな暇があったら、自分を高めるために本を読んだり、勉強したりする時間に充てたほうがあなたは成長できます。

友人との人間関係で悩んでいる人がいますが、その時間はもったいないです。ならば、最初から友達がいなければ、そんな悩みさえなくてすむのです。

◎「夜は、男とは会わない」が石井のルール

とくに夜は異性との時間、もしくは結婚されている方であれば、家族と過ごす時間に充てましょう。それが正しい時間の使い方です。私にとって、「夜、男とは会わない」というのはルールなんです。

夜に同性の友人とは会わないと決めると、自由な時間が増えます。

2014年86冊目『変化にびくともしない「財務アタマ」経営』

変化にビクともしない「財務アタマ」経営 価格：￥ 1,470（税込） 発売日：2014-03-20

評価　 （2点/5点満点）

「財務アタマ」とは、財務を強く意識して、会社を絶対につぶさず、伸ばしていく経営思考力で、「価格決定権をもつ」「売上は下がってもいい（売上至上主義の弊害）」「売上総利益（付加価値）を最大化する」など、以下の16のポイントに整理して、分かりやすく解説してあります。

①付加価値を高めることこそ経営者の使命

②自分たちの値決めを顧客に認めてもらいなさい

③売上の一定割合を未来に向けて投資しなさい

④運転資金は高速回転させなさい

⑤ファンをふやして売上を安定させなさい

⑥顧客や事業を多様化し、売上の激減を避けなさい

⑦損益分岐点はつねに低く抑えなさい

⑧いまやるべきことを、未来の姿から導き出す

⑨社員が納得できる経営目標を掲げなさい

⑩「人の生産性」を高めなさい

⑪社員への利益還元ルールを明確に示しなさい

⑫事業内容はつねに決算書で把握しなさい

⑬小さな投資で大きな収益をあげなさい

⑭実態の自己資本をつねに把握しておきなさい

⑮資産を保有するのはリスク大と心得なさい

⑯お金は、借入に頼らず積み上げなさい

中堅・中小企業の経営者や経営幹部に即役立つ内容になっていますが、規模の大きい企業においても、これらの「財務アタマ」の考えを身につけることは大事だと思います。

2014年85冊目『１秒で差がつく仕事の心得』

1秒で差がつく仕事の心得 ~仕事ができる人が実践している70の習慣 価格：￥ 1,260（税込） 発売日：2014-03-14

評価　 （2点/5点満点）

千田琢哉さん87冊目の本書は、1秒でお洒落な振る舞いができるよう、日常で頻繁に遭遇する70の習慣について紹介します。

～はじめにより～

1秒でお洒落な振る舞いができれば、あなたはモテモテになる。仕事ができるということは、仲間やお客様からモテているということだ。お金持ちになるということは、仲間やお客様からモテ続けた結果なのだ。

1秒で醜い振る舞いをすれば、あなたは憎しみを買う。仕事ができないということは、仲間やお客様から嫌われているということだ。貧乏になるということは、仲間やお客様から嫌われ続けた結果なのだ。

～

「神は細部に宿る」とも言いますが、1秒1秒の行動・意識・姿勢の積み重ねが、皆さんの仕事を形作るのではないでしょうか。

【my pick-up】

◎この世の最上のスキルは、締め切り前日までに仕上げること

出世コースを歩むか、窓際コースを歩むか。この違いは、仕事を約束の「前日まで」に仕上げる習慣があるか否かだ。

「今週まで」と言われたら、「木曜の朝イチまで」と自分の頭の中の締め切りスイッチをカチッと入れ替えられる。「来週月曜日まで」と言われたら、「今週金曜日の朝イチまで」と自分の頭の中の締め切りスイッチをカチッと入れ替えられる。

あなたも上司になれば痛いほどよくわかるが、部下に締め切りを破られるほど、苦痛なことはない。締め切りを破る部下は、すべてに対して信頼できなくなるのはもちろん、顔を見るだけで吐き気がするほどだ。どんなに優秀な人間であっても締め切りを守れない人間は、生理的に受け付けない存在になってしまう。

換言すれば、多少頭の回転は鈍くても、締め切りより前に仕上げてくれる部下を上司は信頼する。締め切りより前に仕上げる以上の仕事のスキルは、その世に存在しない。

2014年84冊目『年収７００万円のリアル』

年収700万円のリアル 価格：￥ 1,470（税込） 発売日：2014-03-13

評価　 （3点/5点満点）

人生戦略会議（著者）によるリアルシリーズ（『28歳からのリアル』『35歳からのリアル』『40歳からのリアル』）の最新刊は、年収700万円がテーマです。

・未婚の女性が結婚相手に期待する年収としてこの数字をあげることが多い。

・民間企業の平均年収のピークが700万円弱に設定されている。

しかし、年収700万円を超えているのは、給与所得者全体の約12％です。また、支給額で700万円ということは、手取額では510万円くらいです。

年収700万円を「人生の補助線」として、〝稼ぐ〟〝貯める〟〝使う〟〝殖やす〟〝借りる〟〝失う〟について考えてみましょう。

700万円を最終目標とするか、更なる上の目標の通過点とするかは、あなた次第です！

【my pick-up】

◎持っている人は使わない

「なんとなく貯める、貯まってきたので減らしたくなくなる、減らしたくないから不要なことにお金を使わなくなる」というサイクルができれば、自然とお金は貯まっていきます。「貯めることそのもの」を目標として掲げてみることです。

貯まれば貯まるほど、さらに貯まりやすくなります。貯蓄が大きくなるほど「手放したくない」という感情が強くなり、浪費に敏感になります。「買えない」というストレスがないため、無理して買おうという気持ちにもなりにくく、自然とモノを買わないようになり、貯金がさらに増えやすくなるのです。

◎「安く買う」使い方

「増税後も案外安く買えるんじゃないの？」という気がしなくもないです。おそらく急にモノ・サービスが売れなくなります。店側にとっては予測していたことでも、やっぱり売れないと困るのではないでしょうか。それなら「消費税還元」という表示が禁止されているとしても「消費税分だけ値引くから買ってほしい」と考える店もあるのではないでしょうか。

人でごった返す店内で定価のモノに飛びつくよりも、増税によって誰もいなくなった店内でゆっくり商品を見て、買い渋って、まけてもらい、閑散期に買ってくれたお客様としてありがたがられるパターンのほうが、結果としてハッピーな買い物ができるかもしれません。

2014年83冊目『９０日で絶対目標達成するリーダーになる方法』

90日で絶対目標達成するリーダーになる方法 きちんと成果を出すチームの動かし方 価格：￥ 1,470（税込） 発売日：2014-03-03

評価　 （2点/5点満点）

多くの人や組織は、〝物事は予測でき、その予測を元に計画したとおり努力すれば成功する〟という前提のもとで考え、物事を進めていないでしょうか？

目標を達成するには、計画を立てることに力を注ぐのではなく、目先の物事に努力をすることにこそ、力を注ぐべきです。この本では、その具体的な方法を「90日目標達成プロジェクト」として紹介します。

90日目標達成プロジェクトは一言でいうと、「90日という目先のことに集中し、全力投球する」方法論です。プロで活躍する人たちのやり方、考え方に通ずるものがあります。90日間での目標達成に集中し、それを達成する過程で、継続して結果を出せる能力、スキル、マインドを身につけます。その一方で、90日での目標は、さらにその先の大きなビジョンを見据えていて、その大きなビジョン達成のための重要な鍵にもなります。（Ｐ.243）

このプロジェクトの基本思想は、「将来から今を見て全力で集中する」ということにあります。今に集中するためには、明るく前向きな意識を持ち、常に行動する状態を維持する必要があります。

プロジェクトの事前準備や、1か月目・2か月目・3か月目それぞれでやるべきこと、結果の振り返りと次の目標設定の順に、目標達成のキモを分かりやすく解説しています。