厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2016年64冊目『プロフェッショナルのご機嫌力』

2016-03-29 22:17:42 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、「ご機嫌力」を個人とチームの2つの面から取り上げます。

それは、どんなことでも夢中になって取り組み、チームとして最高の成果を生み出すということです。

・「ご機嫌」でいることは、真剣さとか本気とか夢中とか、どっちかと言うと、そういう意味に近いんです。向かっていくべき目標があって、そこに一生懸命向かっているからご機嫌になれる、そういうものです。どんな仕事も楽しいと思えること、それが僕が言う本当のご機嫌力なのです。テーマとか内容が大事なんではなくて、夢中でやているかどうか。まずここがスタートです。一番ご機嫌なのは仕事をしているときかもしれないと思っています。(P.18~19)

・これはとても大事なことだと思うのですが、僕が言っているご機嫌力は、ご機嫌な意識から入りなさいと言っているのではなく、「ご機嫌な行動パターンを続けているとだんだんご機嫌になっていく」というものです。例えば、朝30分早く起きてみましょう。30分早く起きたことは行動が変わることなんですが、たった30分早く起きただけなのに意識が変わるのです。(P.98~99)

・ご機嫌で成し遂げたことへの最高のごほうび、それは自信というものを手に入れることができるということです。この自信というのはうれしいもので、一度身につくと意外と失うことが少ないのです。世の中の森羅万象の中で、自分が生きていくのに強力なツールがあるとすれば、それは自信だと思うのです。時間が経ってもなくならないし、使っても減らない。これから明るく社会を生きていく最強のツールが手に入るというのが、このご機嫌力の本質なんです。(P.211~212)

また、本書の最後には、ご機嫌な人の10ヶ条で締めくくっています。

ご機嫌になれないことを、他人や世の中のせいにするのではなくて、必ず乗り越えられる試練と捉えましょう。また、個々人がが本気になるために、チームというのが存在するのだと思います。

【my pick-up】

◎コンサバティブチームをご機嫌にする秘訣-みんなが意見を言うような会議をする

必ず1つのテーマに対して、1人1つの発言を求めるようにしていく。しかも、必ず理由を言わせるのです。否定するときには、代替案を必ずつける。そうすると、いきいきとした会議になっていきます。

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2016年63冊目『凹んだら読む本』

2016-03-27 20:42:34 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

著者は、多くの企業や官公庁でメンタルヘルスやストレスマネジメントに関する研修を20年行ってきた治面地(じめんぢ)順子さん。

この本では、様々なストレスからあなたの心を守るために、凹んだ時に素早く回復する、あるいはそもそも凹みにくいマインドを作るためのコツが、34個紹介されています。どれも、毎日の生活の中で簡単に取り入れられるものばかりです。

ちょっとしたことで凹みがちな人に共通している点は、主に2つあるそうです。

・真面目な人が多い。

・自己肯定感が低くて、自分を過小評価している人が多い。

これらの方々への処方箋として提案されている34個のコツの基本は、自分自身の「考え方」や「ものの捉え方」をちょっと変えること。

真面目さゆえの完璧主義を捨て、自分が既に持っているもの・やれているものに注目して評価してあげることが、ストレスマネジメントにおいて大事ではないでしょうか。

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2016年62冊目『結果を出す人がやっている「ムダ」ゼロ仕事術』

2016-03-25 21:20:59 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、多くのビジネスパーソンが日常の仕事の中で生かせる様々な「ムダゼロ仕事術」を紹介します。

できるビジネスパーソンとムダの多いビジネスパーソンの違いは、「時間に対する考え方の違い」とそれに伴う「仕事の進め方とやり方」にあると言います。

・ゴールから逆算して考え、時間がコストであるという認識で仕事を進める。

・まとまった時間を作り、1つずつ集中して仕事を行う(のが最も効率的)。

・納期の調整、社内関係者との調整、仕事の全体像をとらえムダが起きないよう調整することで、まとまった時間を作り出す。

できるビジネスパーソンはこれらを実践しています。

本書は、パソコンやスマートフォンなどITを活用した仕事術、デスクワークや時間術など、時間をムダにしない仕事のやり方が具体的に記載されています。この中から、皆さんがまだやったことのないものを、好奇心をもってチャレンジすることが、効率化への第一歩だと思います。

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2016年61冊目『No.2という働き方』

2016-03-25 21:06:48 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

今やっている仕事をもっとおもしろく感じ、裁量権も増やし、自由を得て、そしてさらにその気さえあれば、先には独立や起業にすら繋がるような新しい働き方。

それが「ナンバー2」という働き方です。

この本では、どうやったら誰でもそのポジションにつくにふさわしいだけの能力が身につくのかを書いています。

企業における理想的なナンバー2とは?

ときにトップと戦い、ときに人に嫌われることも厭わず、組織にために動き、人に仕えるということに徹して、企業を発展させることができる人。(P.86)

立派なナンバー2がやることとは?

数字を理解できて意味も解読できる。事業をゼロからでも構築できる。マーケティング知識があってビジネスに応用できる。マネジメントができる。ナンバー2というのは総合力ではトップより上にならなければなりません。(P.127)

日々の仕事をどうすればナンバー2になれるのか?

締め切りを守る。スピードある仕事。正確な仕事。プラスアルファの味付け。これらの当たり前と思えることをするだけで他の人とは大きな違いになります。(P.199)

ナンバー2になることは、このまま嫌々仕事を続けるのではなく、今までの仕事の見方・やり方を変え、毎日行うすべてを自分の能力に変えることができる目標になります。ナンバー2を目標にして、俯瞰的視点で物事を捉え、実際に動きながら考える、考えながら動く、インプットをしてアウトプットもするということを繰り返していけば、必ず自分が思った人生に近づくことができます。

独立や起業の前に、まず今いる会社で必要な人になること。ビジネスパーソンが30歳を過ぎたとき、改めて考えてもいいかもしれません。

【my pick-up】

◎会社の状態を瞬時に見抜く

数字を見て、問題点を把握して、どう解決していくかということころまで考えられるようになるべきなのです。経理畑の出身者は、ビジネスセンスというものがない人が多いのです。事業を経験したことがないからです。数字から問題点を把握して、その対策を練ることができる。これがナンバー2の仕事です。

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2016年60冊目『「きちんと考える」技術』

2016-03-23 21:45:36 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、自分の思考のクセを意識化し、改善点を探る手助けをします。

誰でもまったく考えていないわけではなく、考えるのがちょっとヘタで、思考のクセがあなたにブレーキをかけていることが多いのではないでしょうか?

本書に書かれているのは、著者自身が日々実践しているちょっとした思考のコツや、著者の周囲のデキる友人・知人が実際に取り入れている習慣です。そういう意味では、どなたの日常にも取り込めるはずです。

・悩み事は課題にして解決しよう!

・遊び心で考えてみよう!

・紙に書き出して考えよう!

・多読で基礎知識を身につけよう!

・箇条書きで簡潔にまとめよう!

・MECEに考えよう!

・斬新な組み合わせを探そう!

などなど、東大(教養学部超域文化科学科)主席卒業で大手予備校の授業コンテストで優勝した国語講師の吉田裕子さんによる、分かりやすく納得できる伝え方も好感が持てます。

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