厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2016年49冊目『佐藤ナオキのスピード仕事術』

2016-02-29 20:11:07 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

400のプロジェクトを同時に進めるデザイナー、佐藤ナオキさんは仕事において「スピード」を非常に重視しているそうです。

それは、実際にスピードを重視すると、仕事の質が高まるから。そんな佐藤さんが身をもって学んだ「やり方次第で仕事のスピードはいくらでも上げられる」こと、「スピードは仕事の質に転化する」ことを紹介する1冊です。

本書では、特にPART1の「超高速で仕事をこなすための基本動作」のところが、どの業種・職種のビジネスパーソンにも役立つと思います。

・私がいう「スピード」とは純粋な処理速度ではなく、「同時に処理する能力」に近い。

・私は常に「目の前の仕事だけに集中する」ことを習慣づけている。

・やりかけの仕事を増やすとそれだけ脳の処理速度が落ちてしまう。抱えるプロジェクトの数が増えたくさん仕事をするようになるほど、「意識しなくても忘れられる」ことの効用は大きい。

・数ある仕事の中からやることを選ぶ際は、「空いている時間内に完結させられる仕事かどうか」を選択基準の一つにしている。

・前倒しで仕事を進めておく習慣さえあれば、数ある選択肢の中からその時点で自の気分に一番合う仕事を選べる。

デザイナーによる仕事術といえば、佐藤可士和さんの著書がメジャーですが、今回の佐藤ナオキさんと相通じる点は、たんなるデザイナーとしてではなく、クライアントとの関わりは経営コンサルタントに近いのではないかと感じました。

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2016年48冊目『人生は0.2秒で変わる』

2016-02-27 22:35:40 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本のテーマは潜在意識です。

私たち人間は、0.2秒あれば自分にとって必要な出来事や物事、情報をインプットすることができるし、人生において大事な決断をくだすこともできるそうです。

それは潜在意識があるから。本書では0.2秒を確実に自分のものにしていくために、そして人生を自分の思うように好転させるために必要な潜在意識の使い方を紹介します。

・潜在意識最大の特徴は、繰り返し聞いた言葉を無条件で信じること。もっとも多く聞いた言葉を本当のことだと信じてしまう。あなた自身にもこうなりたいと願う言葉を使い続けることが、潜在意識を利用するためにはとても大切。潜在意識にもっとも多数回においてインプットされたことこそが、真実であると0.2秒で判断してしまう。(P.37~39)

・潜在意識を磨く7つの生活習慣。1)テレビをつけっぱなしにしない、2)寝る前にニッと笑う、3)朝出かける前にゴミ捨てをしない・させない、4)人を否定しない・人から恨まれない、5)着心地のいい服を着る、6)糖の摂取を減らす、7)口癖は「なるようになる」。(3章)

・コミュニケーション上手になるためにすべての人に共通するやり方は、ただ一つだけ。相手の自己重要感を上げること。自己重要感とは自分がまわりの人間にとって必要とされていると感じること。いわば承認欲求。人間関係がうまくいかないのは、相手ではなく自分の自己重要感を引き上げることを最優先にするから。人は自己重要感を上げてくれる人を求めている。まずは相手の自己重要感を引き上げるようにすること。それさえできればあなた自身がまわりから求められる人になり、結果として、自分の自己重要感が引き上げられることになる。(P.137~139)

・人生は、最高にリラックスすることができればこそ、うまくいく。(P.189)

これらは、単なる経験則ではなく、医学的根拠に基づく精神医学的に正しいメソッドとして使えるものです。

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2016年47冊目『熱狂しやがれ』

2016-02-26 19:00:14 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

タイトルの「~しやがれ」という一見乱暴な表現は、著者・小杉俊哉さんから後輩に対する、愛情溢れた言い回しとのこと。

この本は、どうしたら熱狂して仕事ができるか、熱狂する生き方ができるかを解説します。今の20代を中心とする若者は、決して冷めている訳ではありません。しかし、熱くなりたくても、その対象がなく、どうしていいのかわからない状態。そこを本書はうまく解きほぐし、楽しく仕事・人生を謳歌し、自分が成長するには熱狂するしかないことを教えてくれます。

そして本書を読んで気持ちが熱くなったら、そのうちにとにかく動いてみるに限ります。

【my pick-up】

◎「絶対に発言する」と決めろ

スキルも経験も乏しい社員がどうやって会議で貢献できるのか。それは第一に会議がはじまる前から「絶対に発言する」と決めることだ。そもそも会議で発言しない人は、自分の考えがない、もしくは尻込みしている人がほとんどだろう。しかし、実はあなたが経験がない門外漢であるほど、関係者が思いもつかなかった視点から指摘できる可能性がある。それに発想にはダイバーシティ環境が必要でもある。だから、若手社員だからといって発言を遠慮する必要など一切ない。

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2016年46冊目『残念なエリート』

2016-02-24 18:40:42 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本は、次のような方々に読んで欲しいとのことです。

・いまはエリートだが、ちょっとこのままだとマズいかも、という方

・以前エリートだったが、そうでなくなってしまった方

・エリート談義には全く興味がないが、ビジネスで結果を出したいと考えている方

たとえば、勉強ができなくても、ビジネスで大きな成功を果たす人は、「他人から好かれる」「強い動機を持っている」「他人を巻き込むことが上手い」という特徴を持っている、といった内容が記載されています。

高学歴ホワイトカラーだからこそ陥りやすいビジネスの落とし穴を様々な事例(民泊マッチングサイト「Airbnb」など)から知り、‘残念’から脱却する思考のヒントを掴みましょう。

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2016年45冊目『部下をもつ人の職場の人間関係』

2016-02-22 19:49:50 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

著者の水島広子さんは、対人関係療法という科学的に効果が実証された精神療法を用いて、うつ病、適応障害、トラウマ関連障害、摂食障害などを治療している精神科医です。

この本は、主に中間管理職やリーダーの方たちに向けて、職場における人間関係の質をどう高めたらよいのか、そして、問題が起こった時にどう対処すればよいのか、などについてヒントを提供します。

・物事がうまくいかないところには、「怖れ」の感情がある。「怖れ」を手放すには、「自他へのジャッジメントへのとらわれを手放すこと」「お互いの領域を尊重すること」「人間としての限界を認めること」「プロセスを大切に見守ること」。

・あらゆる対人ストレスは「役割期待のずれ」から生じる。自分が期待している役割を果たしてくれなかったり、やらないでほしいと思うことをされてしまったりするとストレスに感じる。お互いのコミュニケーションでそのずれを解消していくこと。

対人関係の良し悪しは、心の健康のバロメーター。「こうあるべき」という理想にとらわれ、疲れ気味のリーダーに特に読んで頂きたいです。

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