厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

今年138冊目『「理想の金曜日」を過ごしなさい!』

2011-06-28 21:43:08 | その他私が読んだ本
「理想の金曜日」を過ごしなさい! 仕事や時間に追われない「働き方」のヒント30 「理想の金曜日」を過ごしなさい! 仕事や時間に追われない「働き方」のヒント30
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2011-06-22

評価  (2点/5点満点)

「充実した1週間を過ごせているか」

「毎日の仕事をコントロールできているか」

「仕事もプライベートもバランスの取れた日々を送れているか」

こうしたことが、金曜日の過ごし方で分かります。

本書では、一度、日々の時間の使い方を整理してみます。そして、時間の使い方をコントロールし、仕事も心配事もきれいさっぱりと片づく方法を紹介します。

さらに充実した金曜日を過ごすために、

「金曜日は残業しない」

「金曜日の晩から自分のために時間を使う」

この2つのルールを自分に課すよう提案しています。

「理想の金曜日」とは、特定の曜日を指すのみならず、「充実した自分時間」を表すひとつの象徴です。まずは、金曜日から時間の使い方を楽しみながら変えてみましょう。

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今年137冊目『3週間続ければ一生が変わる』

2011-06-27 22:37:05 | おすすめビジネス書
3週間続ければ一生が変わる〈ポケット版〉 3週間続ければ一生が変わる〈ポケット版〉
価格:¥ 900(税込)
発売日:2009-11-03

評価  (3点/5点満点)

原書は、1999年に出版された『WHO WILL CRY WHEN YOU DIE?』(あなたが死ぬときだれが泣いてくれますか?)で、2006年に日本語訳ハードカバーが、2009年にポケット版が刊行されました。アメリカ・カナダで100万部のベストセラーとなっている本です。

著者は、リーダーシップ、エリート・パフォーマンス、自己発見に関する世界最高の権威のひとりであるロビン・シャーマ氏で、彼が心から感じた、人生を変えるのに役立つにちがいない英知が1冊にまとめられています。

本書のコアとなっている人生の法則が、「こちらが人生に働きかけ、なにかが起きるような行動をとらないと、人生のほうから働きかけてきて、こちらが望まない結果がもたらされる」というもの。英知は発見するだけでなく、あらゆる生活の場でそれを実践し、つねに改善を目指すことが肝要です。そのためにも、とにかく3週間続けて習慣化しましょう。

世界の偉大な思想家等の言葉が多く引用されているのも、この本を重みのあるものにしています。

【my pick-up】

◎体という寺院を大切にする

ある調査によれば、運動をすれば若返るだけでなく、長生きできることが立証されました。ハーヴァード大学の1万8千人の卒業生を対象にした研究では、1時間かけて運動をするたびに寿命が3時間延びることがわかりました。体のフィットネスについやした時間ほど、すばらしいリターンが得られる投資はありません。忘れないでください、「運動する時間をつくらない人たちは、いずれ病気のために時間をさくことになる」のです。

◎「ニュース断ち」をする

多くの人が苦しんでいる〝ニュース中毒〟から脱却する最善の方法のひとつは、7日間の「ニュース断ち」をすることです。来週1週間、新聞のネガティブな記事を読んだり、テレビのネガティブな報道を見たりしないと誓ってください。

あなたはふたつのことに気づくでしょう。第一に、多くの情報を手に入れそこなうことはありません。第二に、ずっとおだやかで落ちついた気分になるでしょう。おまけに、7日間の「ニュース断ち」はもうひとつの恩恵をもたらしてくれます。あなたの生活の質をほんとうに向上させてくれることに、もっと多くの時間をさけるようになるのです。

◎人を許して重荷をおろす

許すことは、きわめて勇気ある行為です。それは、人生の質を高めるいちばんいい方法のひとつでもあります。自分を不当にあつかった人について考えている1分は、もっとずっと価値があるもの、つまり、あなたを助けてくれる人びとを引き寄せるためについやすべき時間から1分を奪っていることになるのです。

◎つねに本を持ち歩く

シンプルながらもっとも賢明な時間管理の戦略は、どこへ出かけるときもかならず本を持ち歩くことです。きょう、まだ本を読んでいないのであれば、あなたはきょうを生きていないことになります。

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今年136冊目『仕事が速くなるとっておきの方法』

2011-06-25 17:19:17 | おすすめビジネス書
仕事が速くなるとっておきの方法 仕事が速くなるとっておきの方法
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2011-06-14

評価 (3点/5点満点)

現在のマーケットでは、速さこそが、仕事の価値を高めるもっとも重要なもののひとつだと言えます。

本書では、人材・組織開発コンサルティングのベンチャー企業のマネジャー・津田陽一さんが、「仕事が遅いと悩んでいる人」「自分は仕事が速いほうだと思っているが、もっと速くするためのヒントはないかと考えている人」「仕事が遅い部下に対しどう指導すればよいか迷っている人」に向けて、仕事が速くなる方法を、実際の仕事に活かしやすい形で紹介します。

仕事が速くなる7つの原則

①自分の顧客は誰なのかをしっかり意識すること

②その顧客のニーズを意識して仕事のゴールを決めること

③そのゴールにたどりつくために何をすべきか考えること

④ゴールに関係のないことは切り捨てて、やらないこと

⑤顧客のニーズの本質を見つけること

⑥今ある「モノ・情報・時間」を使って本質を満たすためベストをつくすこと

⑦今あるものではムリだとわかったときには「人」に頼ること

まずは、本書で紹介されている仕事の5つのパターンを押さえましょう。すべての仕事は、この5つのパターンのどれか、またはその組み合わせです。

・決められたものを決められたとおりにやる「定番型」

・ニーズに合わせて自分たちで創りあげる「オーダーメード型」

・原因を見つけ、その原因を解消する「解決型」

・最初から最後まで自分でやる「ひとり形」

・たくさんの人と関わり、役割分担する「グループ型」

【my pick-up】

◎タスクをWHAT、アクションをHOWと考える

ひとつの原則として、タスクを行動してみて2時間以内に終わるような細かさまでブレイクダウンして、やっとアクションになるということを覚えておいてください。

15分あれば何かひとつの小さなゴールを達成することが可能です。2時間あれば、ある程度の大きさのゴールを達成することができます。

時間の取り方を15分の倍数で考え、下限を15分、上限を2時間とし、そこで達成できるゴールを常に考える習慣をつければ、1日の中で何度も達成感を感じることができます。

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今年135冊目『憂鬱でなければ、仕事じゃない』

2011-06-22 12:09:07 | おすすめビジネス書
憂鬱でなければ、仕事じゃない 憂鬱でなければ、仕事じゃない
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2011-06-14

評価  (3点/5点満点)

幻冬舎の見城社長とサイバーエージェントの藤田社長がタッグを組んで誕生した1冊です。

本書の構成は、まず見城さんによる珠玉の言葉が見出しに登場しご本人が自ら解説、そのあと藤田さんが実体験を踏まえた言葉の解釈を分かりやすく書き添えています。

タイトルの『憂鬱でなければ、仕事じゃない』は、以前、アメーバブックス新社の役員会議を行っている時に見城さんの口から飛び出した言葉だそうです。

特に見城さんの言葉からは、表面的なこと・凡庸なことを嫌う姿勢がありありと感じ取れます。体を張ってもがき苦しみながらリスクを引き受ける-そうすれば、後悔のない気持ちになれる。

圧倒的な努力で憂鬱を乗り越える勇気と、他者との差別化の大切さを教えてくれます。

【my pick-up】

◎努力は自分、評価は他人

プロセスを評価してほしいと本人が考えているとしたら、一体どこに焦点を合わせて仕事をしているのか心配になります。プロセスというのは、結果論で得られる副産物に過ぎないのです。(藤田晋)

◎憂鬱でなければ、仕事じゃない

僕は、朝起きると、必ず手帳を開く。自分が今、抱えている仕事を確認するためだ。そして、憂鬱なことが3つ以上ないと、かえって不安になる。ふつう人は、憂鬱なこと、つまり辛いことや苦しいことを避ける。だからこそ、あえてそちらへ向かえば、結果はついてくるのだ。楽な仕事など、大した成果は得られない。憂鬱こそが、黄金を生む。(見城徹)

初めての仕事に挑戦する時にはいつも憂鬱を感じますが、それを乗り越える度に新しい「経験」を手に入れることができます。それがキャリアになって、人は成長していくのです。既に経験のあることばかりやっていたら、安心して仕事を進められるけれど、自分の成長する機会を失っているのかもしれません。(藤田晋)

◎頼みごと百対一の法則

僕は、「この人は」と思う人の「お願い」は、たいてい聞くことにしている。受ける「お願い」は、こちらが苦しいものでないと、意味がない。難しいことを実現してこそ、頼まれた僕の存在意義が生まれるからだ。結果として僕は、相手に貸しを作る。その貸しが、百になった時、僕はその人に、ようやく1つ「お願い」をする。それは僕にとってはビッグ・ビジネスを実現するために譲れない「お願い」である。(見城徹)

僕は、若いビジネスマンに明らかに欠けているのは、「貸し借り」という意識だと思います。「貸し借り」という発想は、感情という目に見えないものを測る上での、便利な物差しになると思います。(藤田晋)

◎スポーツは、仕事のシャドー・ボクシングである

僕は週6日、スポーツジムで体を鍛えている。まず、ランニングマシンで40分走る。そのあとは軽い筋トレ。若い頃はもっとトレーニングをしていた。仕事より、毎日2時間のトレーニングを優先していたほどだ。その頃ほどではないが、今でも、僕は、ほとんど強迫観念に駆られながら、トレーニングを行う。仕事が忙しくてできなかったり、サボったりした日は、とても嫌な気分になる。罪悪感をおぼえ、酒も飯もうまくない。トレーニングが終わり、シャワーを浴びたあとの爽快感。それは勝利の感覚に似ている。自分は、これからまた戦えるという気持ちになる。運動していないと、精神衛生にとても悪い。仕事において、リスクを背負ったり、ぎりぎりのエッジに立ったりすることをしなくなる。トレーニングは、決して楽しいことではない。自分を追い込み、憂鬱なことを乗り越える。そうすることが、仕事をする時の姿勢に、大きな影響を及ぼす。そもそも仕事とは、憂鬱なものだ。(見城徹)

それまで週2回ほどだったジム通いを、見城さんの話を聞いて、僕も週6回にしました。ジム通いは、忙しいとつい悪循環に陥ってしまう。運動していないと、体力がだんだん落ちてくる。体力が落ちると、疲れやすくなり、運動しない。すると、仕事でも同じことが起きてくる。疲れやすくなると、仕事上の問題を先送りする。それだけ大変になり、次の問題をまた先にのばしてしまう。つまり、体調管理と仕事のネガティブ・スパイラルは、連動してしまうのです。それなら、ポジティブ・スパイラルに、自らを持ってゆくしかありません。僕は今、38歳です。以前は何とか若さで持ちこたえてこられたけれど、今はもう無理。運動して体調を整えないと、仕事に明らかな悪影響が出てくる。仕事は、最後の詰めではやはり気力が勝負になります。気力は、体力によって支えられています。(藤田晋)

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今年134冊目『辞めたいと思っているあなたへ』

2011-06-21 09:15:40 | その他私が読んだ本
辞めたいと思っているあなたへ 辞めたいと思っているあなたへ
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2011-06-15

評価  (2点/5点満点)

厚生労働省検疫官の木村盛世さんが、強くない人が組織に踏みとどまるための知恵を紹介します。

著者の木村さんご自身が、厚生労働省の体質自体に問題があるとして内部から声を上げつづけた結果、「抑うつ状態」と診断され、仕事をはじめとした一切の活動ができない状態に陥りました。

その原因を、「自分の中で、曲げられない部分が組織の現状と反発し合う状態」として、組織に馴染めないと分析されていますが、それでも敢えて現在の組織に存在し続けることの意味を次のように述べています。

「あなたが組織にいることは、いるだけで仲間づくりをしているようなものです。誰かが、あなたの意見や存在を受け入れてくれるのを辛抱強く待ちましょう。時には精神的な冬眠状態にあったとしても、居つづけることに意味があるのです。」

安易に会社などを辞める決断をする前に、ストレスにうまく対処する方法を身につけましょう。そうすれば、今の会社も案外捨てたものではないと思えるようになるかも知れません。

【my pick-up】

◎仕事以外に夢中になれることを探そう

今の仕事以外に好きなことを持つというのは、心に余裕を与えてくれると同時に、最大のストレッサーである「現在の職場」の影響を弱めることができます。

仕事以外に夢中になれることは、自分の心を助けてくれるということです。

職場中心の生活だと、会社の同僚としか付き合わない、といった状況に陥りがちです。そうなると、24時間、365日、馴染めない組織の呪縛を断ち切れないといった精神衛生上よろしくないことになりかねません。

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