厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2012年154冊目『なぜ非常識な人ほど成功するのか』

2012-10-31 13:28:24 | おすすめビジネス書
なぜ非常識な人ほど成功するのか なぜ非常識な人ほど成功するのか
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2012-10-20

評価  (3点/5点満点)

・今、常識だと思っていることは、以前は非常識なことだった

・常識というのは、もともとあったものではなく、誰かが創ったもので、その誰かとは「非常識な人」である

閉塞した世の中を打ち破る力のある人は、過去の世界に縛られた常識人ではなく、これからの世界に適合した新たな常識をつくる人です。

また、誰かがつくった常識に縛られないためには、自分の心に素直に従う、ある意味「わがまま」に生きることが必要です。

本書は、あなたを縛っていた世間体から解放される、非常識な成功法則66個が登場します。

【ビジネス】仕事はまず手を抜くことを考えろ!

【お金】お金はくだらないことに使え!

【時間】「ちょっといいですか?」は言うな!

【幸せ】やりたいことだけをやれ!

【成功】非常識な人ほど成功する!

【常識】反省するな。反省会もするな!

たしかにどれも一見非常識に見えますが、時流に流されない確固たる自分の軸をつくり、仕事・人生を好転させるヒントが詰まっており、読めば読むほど深く納得できる内容です。

【my pick-up】

◎仕事はまず手を抜くことを考えろ!

人類は「手を抜くこと」すなわち「いかに楽をするかを考えること」によって進化を遂げてきた。今我々が便利だと思って使っているものは、すべて「楽をしたい」という発想からできたものなんだ。

これは日々の仕事でも同じこと。与えられた仕事をただ言われたとおりにやっていればいいというのは、思考停止状態。思考が停止している人間に進化はない。真面目は美徳ではなく、堕落の始まりなのだ。

今の仕事のクオリティーを落とさずに、楽をして同じ成果が出せるようにするにはどうすればいいのか?ぜひ、考えてみてほしい。

◎上司の言うことには、素直に従うな!

上司の言うことがすべて正しいとは限らない。その上司が本当に成果を出している人なのかどうかを見極めよう。成果を出していない上司についていったらキミは終わり。出世できないだけでなく、吸収できるものは何もなかった、ということになるよ。

上司に言われたとおりにやるのではなく、本当にそれでいいのかを自分なりに考えて、やってみることが重要なんだ。

ただし、尊敬の念は絶対に必要。決して上司をバカにすることのないように!

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2012年153冊目『最高の人生を送る一番の方法はリアルな仲間を作ることだ』

2012-10-29 14:54:47 | その他私が読んだ本
最高の人生を送る一番の方法はリアルな仲間を作ることだ ~TwitterやFacebookではできない人生が変わる仲間作りの法則~ 最高の人生を送る一番の方法はリアルな仲間を作ることだ ~TwitterやFacebookではできない人生が変わる仲間作りの法則~
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2012-09-24

評価  (2点/5点満点)

仲間という言葉は、ビジネスの世界ではあまり使われません。ビジネスでは、人脈という言葉が使われます。

人脈とは、「利害中心でつながっている関係」。一方、仲間とは、「一緒に働きたい」とか「この人のためなら利害に関係なく支えたい」という、人に対する強い思い入れがある関係になるのではないでしょうか。

この本は、仕事で仲間を作るための、具体的な方法が書かれた本です。その際、TwitterやFacebookといったSNSでは、ゆるいつながりはできても堅いつながりは生まれにくく、リアルなコミュニケーション、仲間作りが大切だとしています。

人付き合いを大切にしてきた人は、たとえ能力が少しくらい足りなくても、必ず手を差し伸べてくれる人、助けてくれる人が出てくると思います。人とのつながりを大切にすれば、成功も幸せも後からしっかりとついてくるはずです。

【仲間がいるということ】

【応援されるということ】

仲間をつなぐ信頼関係は短時間ではできません。でも、時間をかければかけるほど、強固な絆ができあがります。時間がかかるからこそ、少しずつ積み重ねていくことが必要なのです。

地道な取り組みですが本来、仲間作りとはそういうものです。ネット環境は大いに活用すべきだと思いますが、それ一本だけにならないことです。仕事ができる人、成功している人は、リアルとバーチャルをうまく組み合わせて、お互いの相乗効果を発揮しているものです。

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2012年152冊目『情報をさばく技術』

2012-10-28 18:04:55 | おすすめビジネス書
膨大な資料を迅速・正確に処理できる 情報をさばく技術 膨大な資料を迅速・正確に処理できる 情報をさばく技術
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2012-09-27

評価  (3点/5点満点)

大量の情報を処理することには、技術・コツがあります。この本は、弁護士の木山泰嗣さんが、大量の情報を素早くさばくためのヒントを紹介します。

「大量の資料をどうさばくか」というジャンルは、これまでありそうでなかったかもしれません。

・別紙や参考資料は最初に読む際には除外する、重複資料・重複個所を見つけて読むべき資料を減らす

・客観的な資料、動かない事実に焦点を当てて資料を整理・分析する

など、中身はどれも基本的ですが、それをうまく言語化・体系化してまとめていると思います。

著者が弁護士なので、訴訟関連の事例が多く取り上げられていますが、一般のビジネスマンでも理解できるよう分かりやすく伝えようとする姿勢が見て取れ、好感が持てます。

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2012年151冊目『100の仕事も同時に回る ダブルブッキング時間術』

2012-10-26 16:03:19 | その他私が読んだ本
100の仕事も同時に回る ダブルブッキング時間術 (ソフトバンク新書) 100の仕事も同時に回る ダブルブッキング時間術 (ソフトバンク新書)
価格:¥ 767(税込)
発売日:2012-07-19

評価  (2点/5点満点)

同時多発でやってくる膨大な仕事をあわてずにやり遂げるため、どのように時間を操っていくのか?

テンパってしまいがちな状況を楽しみながら乗り越えてベストの成果を出すため、何をどう考えればいいのか?

この本では、プロデューサーのおちまさとさんが、実際に日々の仕事の中から導き出した時間の使い方・考え方が紹介されています。

また、スマートなタイムマネジメントを実現する具体的な方法について、おちさんが実際に使っているツール(「サイボウズOffice」「サイボウズLive」といったクラウドサービス)のことも含めて掲載されています。

時間術に関しては、ノウハウやテクニック以前に、まず根本に立ち返って時間というものの正体を見つめ直した上で、時間にまつわる様々な既成概念から自由になることが必要だと思います。

それに関して本書では、単に特定の場所と時間に1つの作業を当て込む〝直線的〟な時間の考え方を捨てて、様々なことを同時進行で行って時間を〝膨張〟させるといった考えが大切だと述べています。

それにしても、おちさんの最近の出版ペースもなかなかです。1冊1冊の中身が安易に重複したり、薄くなったりしないよう、読者として願いたいものです。

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2012年150冊目『理想の上司は、なぜ苦しいのか』

2012-10-24 15:16:57 | おすすめビジネス書
理想の上司は、なぜ苦しいのか: 管理職の壁を越えるための教科書 (ちくま新書) 理想の上司は、なぜ苦しいのか: 管理職の壁を越えるための教科書 (ちくま新書)
価格:¥ 798(税込)
発売日:2012-09-05

評価  (3点/5点満点)

本書では、スタッフから一歩進んで、真の管理職に脱皮するには、どうすればいいのかを探ります。

スタッフの仕事と管理職の仕事は異なるため、優秀なスタッフが優秀な管理職になるとは限らないとはよく言われることですが、それに加え、1人当たりの負荷が急増したスタッフへの対応や、自分の成功体験をそのまま部下に使えないといった最近の事情が、管理職のストレスを以前より増やしています。

いい上司を目指して頑張る人ほどぶつかりやすいこのような壁にどう対処し、マネジメント力を挙げればよいか・・・そのヒントがこの本にあります。

「私は、多くの人に、人を育てるという最高に楽しい管理職の仕事を是非体験してほしい、と思うのです。」(“おわりに”より)

最近の若い人たちが管理職になるのを敬遠するといった話をよく聞きますが、私たち管理職がつらそうに仕事をしているのを、部下が見ているからではないでしょうか。確かに管理職は大変かもしれませんが、多くの人を巻き込んでより大きな仕事ができるという側面にもっと目を向けるべきです。

一生スタッフで終わらせることを若いうちに決めるなんて、もったいないことです。

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