厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
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2023年109冊目 『#シンFIRE論』は、個人の幸福だけを考えない、社会と積極的に関わっていくFIRE像

2023-03-31 15:18:01 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

30歳でFIRE(経済的自立)を達成した著者が、FIREを達成するために考え抜き実践したこと、FIRE後に体感し試行錯誤して得た「主体性を高める思考法」を紹介します。

 

FIREとは、ややもすれば個人の幸福の最大化だけを考え、社会のことを考えない「個人主義・利己主義の権化」と思われかねない概念です。

 

しかし本書では、「社会と積極的に関わっていくFIRE像」を示し、その実現に向けた考え方や行動法を発信しています。

 

【my pick-up】

◎おすすめは目的が明確な読書

情報は「受ける」のではなく、主体的に「取りにいく」姿勢が大切です。読書をおすすめします。SNSやテレビは、流れてくる情報を受け取るだけのスタイルに対し、本は目的や興味があるからこそ手に取ります。つまり本を読むことは必然的に「これを知りたい」「これを学ぼう」という目的意識があります。

◎仕事時間が長いことによる影響

仕事の時間が長くなると「1つの世界に身をおきすぎる」「健康上の影響が大きくなる」といった側面が強くなります。会社の社風や文化、人間関係に影響を受けて、よくも悪くもその世界が当たり前になり、気づかないうちに視野がせまくなります。また労働時間が長すぎると、徐々に思考力が落ちてきます。

◎「先延ばし」という麻薬

先延ばしにした結果、往々にして忘れるのです。「あ、あのメール返さなあかんなぁ・・・」と思いつつ先延ばしにしているうちに、翌日も翌々日もおっくうになります。そして、次第に忘れます。先延ばしが往々にして迎える最悪の結末は、「忘れてしまう」ことです。

◎「やらされ感」を排除せよ

指示待ちで受動的につくった成果物は、自分の意思が反映されません。「自分で考える」プロセスを経ていないので、失敗したときに次にいかせる課題点が見えないのです。主体的に考えると課題点が見つかりやすく、次にいかせます。

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2023年108冊目 『親・身内が亡くなった後の届出・手続きのすべて』は、相続の各専門家の役割を分かりやすく解説

2023-03-31 15:05:58 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

今まさに、大切な方を亡くして、相続の手続きに直面している方のために、相続のことが1冊で分かるようにまとめられています。

 

私の父が亡くなったときは『大切な家族が亡くなった後の手続き・届け出がすべてわかる本』(新星出版社)を参考にしましたが、本書の特長は、自分でやれそうか、「弁護士」「税理士」「司法書士」「行政書士」といった専門家に頼ったほうがいいのかの判断をしやすくしています。

 

また専門家それぞれの役割を明確にし、誰に何を頼れるのかも分かるように書いてあります。

 

相続は、制度的にとても揉めやすいもの。

手続きのストレスを少しでも減らせるよう、一定の知識は押さえておきましょう。

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2023年107冊目 『40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣』は、本当に効果のある健康習慣を学び実践する

2023-03-31 14:50:17 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本は、「身体」と「心」の健康に不安を感じ始めた40代以降の方に、元メタボで生活習慣病予備軍だった著者自身が実践し、今も効果が出ている健康習慣をお伝えするものです。

 

<食事・栄養>

「疲れたら甘いもの」ではなく「疲れたら運動」に習慣を切り替えましょう。疲れたときに甘いものを食べても、根本的に疲れがとれて回復することはないのです。(P78)

所得が低い人ほど肥満の割合が高い。所得が低い人は安くて手軽なインスタント食品やファストフード、それにスナック菓子などを多く食べる傾向があるのです。(P166)

<運動>

定期的に運動をする習慣がある人と運動する習慣がない人では、ストレスに対する耐性が大きく異なります。(P89)

・ランニングは「動的な禅」とも言われ、気分転換にとても良い効果があります。単調なリズムで身体を動かし続けると、心拍も呼吸も高い状態が続き、頭の中が空っぽになるような感覚があります。特に長い距離、10キロ以上走ると瞑想効果が高くなり、走り終えると気持ちがスッキリしています。(P113)

<メンタル>

・仕事上のストレスの多くは職場の人間関係と言われます。上司との人間関係に原因があるようなら配置転換を申し出るなり、転職するなりして環境を変えることが大切です。(P82)

・感情にフタをすると、イヤなこと、不快なことだけでなく、楽しいこと、嬉しいこと、快感も一緒に押さえ込んでしまうことになります。感情を封印し続けると我々は無感覚に陥り、やりたいことがわからない、何をしても楽しくないという状態になります。やがて「うつ」という形で爆発するのです。(P86)

・多少「自己中心的かな」と自分で感じるくらいでちょうど良い。相手を尊重して礼儀は守りつつ、しっかりと自己主張することです。(P180)

<働き方>

残業をやめ代わりに早出して仕事に取り組む。朝の時間帯は残業時と比べて2倍から3倍のスピードで仕事が進みます。早出の時間に事業計画や人事考課など、自分にしかできない仕事に集中します。他の社員や取引先に渡すべき仕事を定時までに整えて先回りすることができるようになります。(P214)

・「空気は読んだうえで、敢えて無視する」。職場で自分の本当の意見を言い、仕事が終わったらサッサと帰り、つるんでランチに行くのをやめて家から弁当を持っていくようになって、心から楽になりました。いかに今まで些細なことまで自分の心を殺して周囲に合わせようと粉骨砕身していたのかと、自分が可哀想になりました。(P226)

<遊び方>

・我々は年齢を重ねていくにつれ、マインドが保守的になって新しいチャレンジをしなくなってしまいます。新しいチャレンジをしなくなると世界が狭くなり、さらに考え方や行動が消極的になっていきます

・費用対効果が抜群に良い「読書」の習慣を持つこと。1か月に2冊の本を読めば上位1割に入ります。読書で身につけた知識を行動に移すためにも、一旦ブログにアウトプットして情報を整理することが効果的なのです。常に脳と身体に新しい刺激を加えるという意味でも、読書を習慣化してどんどん実践してみてください。(P206)

 

資本主義の罠に陥り、マスコミが宣伝する「安い」「美味しい」「流行っている」に踊らされてはいないでしょうか。

 

本当に身体と心に良い習慣を身につけるためには、本書なども参考にして、自分の力で理論武装する必要がありますね。

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2023年106冊目 『「それでも稼ぐ人」33のルール』は、「給料が上がらない」「学歴がない」「不景気だ」を言い訳にしない

2023-03-31 14:42:22 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

給料が上がらない。学歴が無い。いまは不景気だ。

「それでも稼ぐ人」の考え方や習慣、戦略、ノウハウを紹介する1冊です。

 

仕事術だけでなく、投資の重要性や投資の手法にも触れています。

 

【my pick-up】

◎自分の道は自分で開く

世界的に広がっている貧富の差の大きな要因の一つは、教育にある。世の中は昔から、勉強した人間が勝つと相場が決まっている。だから、ゲーム人口がものすごい勢いで伸びているのは、むしろ大チャンスだ。ちょっと頑張って勉強するだけで、間違いなく勝者―「それでも稼ぐ人」への階段をのぼっていける。

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2023年105冊目 『ブランド 「自分の価値」を見つける48の心得』は、個人レベルでミッション(目標)を持って価値を高め、周りを惹きつける人物になる

2023-03-31 14:25:15 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、皆さんが自分の「価値」を発見し、高め、人々に伝えてブランド化していくお手伝いをしてくれます。

 

企業では「世の中をよくするために」ミッションを達成しようと努力し、それを発信していくことで人々に伝わり、ブランドとして認知されていきます。

 

著者が以前いたスターバックスをはじめ、様々なブランドを研究しながら、個人レベルでどうすれば人々を惹きつける一流の人になれるのかを「48の心得」を紹介しながら考えていきます。

 

個人でもミッションが必要です。

ミッションがないために、何をすればいいのかわからないのです。英語を学ぶべきなのか、身体を鍛えるべきなのか、会社を辞めて事業を起こすべきなのか・・・

ただし、ミッションというと大げさな感じなので、とりあえずの「目標」を持てばいいと思います。

 

「あなたの価値とは何か?」を本書を通して見つけましょう。

【my pick-up】

◎仕事にやり甲斐が感じられないときの処方箋

ブランド化された人と、コモディティ化した人の決定的な違いは、履歴書や職務経歴書に書けるような実績をあげているかどうかです。それは「○○の××さん」を徹底し、他人にはできないスキルを身につけることを意味します。その結果が社会の表彰や、競争力のある資格になって、差別化されていくのです。

せっかく苦労して会社に入ったのだったら、1つでも2つでも職務経歴書に書ける実績やストーリーができるまで、頑張ってみるべきです。人に誇れる実績をあげることができれば、会社もコモディティとは見なくなり、よりチャレンジングな仕事を与えられるはずです。それでも会社が応えてくれないのなら、そのときに初めて転職を考えればいいのです。実績をしっかり上げていれば、転職活動する前にライバル企業やお得意先から声がかかるかもしれません。

コモディティは、努力をしなければ、いつまでもコモディティなのです。

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