厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2019年134冊目『人生が100倍楽しくなる!最強の行動スイッチ』

2019-05-31 17:58:32 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (3点/5点満点)

この本で言いたいことは「家と自宅の往復のあいだに〝第3の場所〟を持つ行動が、人生と働き方を変える最強のスイッチとなる」というものです。

会社にどれだけの時間と知力、体力を注ごうとも、どこまでいっても会社はあなたの人生の1ステージにしかすぎません。人生を楽しむこと。好きなことで会社以外で活動すること、自力で稼ぐための知恵を得ること、人生を楽しんでいるお手本と出会うこと。これらはすべて、会社でいくら頑張っても得られないものばかりです。

社外の「サードプレイス」つまり社外の「居場所」があると、会社から出た瞬間、あなたが会社で抱いている憂鬱は別世界で起きているただの他人事となります。また本業とは別の「好き」を仕事にするセンスが身につきます。

仕事以外の世界を持たないことで、稼いでいるのに満足できなかったり、「ここがいけないのでは?」「あれがいけないのでは?」といった悪しき感情が沸き上がり、自分を壊していくかもしれません。

会社で定められた副業禁止の規則に従って「会社なのだから会社以外の世界を持たない」という洗脳状態を我慢してきたとすれば、家と会社の往復だけをして、義務感に縛られ充実したフリをして、仕方ないと思って生きているのは本当にもったいないです。

会社から積極的に離れ、第3の場所で自らを高めることによって、結果的に会社での仕事にもよい影響を与えてくれると思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019年133冊目『1日の仕事を3時間で終わらせるダンドリ術』

2019-05-31 17:38:50 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (4点/5点満点)

税理士の著者、山本憲明さんはなぜ16時間の仕事を3~4時間に減らせたのか?

・いただいている金額の割に手間がかかるお客さまが離れていき、あまり手がかからない(経営者の方がしっかりされている)会社が残った。

・ムダな仕事やモノを徹底的に手放し、便利なツールを積極的に使って能率を高めつづけた。

そんな「仕事の手放し方」を本書では公開しています。

とにかく大事なことは、既成概念を捨てること。

今の仕事をすべて見直して、核心的で「どうしても必要」という仕事だけをやり、残りの時間は自分自身や周囲の人たちの将来を良くするために使えばいいのです。

読書や創作活動をしてもいいでしょうし、体を鍛えてもいいでしょう。人生全体が充実しますよね。

【my pick-up】

◎朝の2時間に全速力で仕事をして、その日の仕事を終わらせることを目指す

その日にやるべき仕事は、朝の2時間で済ませてしまう。そんな気概が必要です。2時間でやるべきことをすべて済ませるためには、準備が大切です。定時よりも早めに出社して準備をすればいいのです。あるいは、前日に準備をしておいてもいいでしょう。2時間で仕事を片づけたら、あとは余剰の時間です。自分の力を伸ばすために使いましょう。そして退社時には、明日のための準備をする。

◎「仕事が速い人」は重要な仕事以外は他人にまかせることで仕事を手放している。またやる必要のない仕事はどんどん捨てている

実は「仕事が速い人」は、適度に仕事を手放しています。基本的には、自分にしかできない仕事だけをやり、それ以外の(誰でもできる)仕事は、ほかの人にまかせたりしています。さらに、必要のない仕事だと判断したら、ほかの人に振ることすらしないので、どんどん捨てていきます。世の中にはムダな仕事が多いのは事実です。実質3人で済むような会議に10人も出席し、1時間話を聞いているだけ。昔からずっとやってきたやり方を、時代が変わったにもかかわらず、やりつづけている。エクセルで自動的に計算できるのにもかかわらず、わざわざ手計算をしている。実は多くの仕事が「機械にまかせる」「人にまかせる」「その仕事自体をやめてしまう」のいずれかの方法で手放せるはずです。

◎ムダなモノを減らして探し物をする時間がなくなれば、1年間で約60時間(2日半)も節約できる

探し物をしなければならなくなる原因は単純に「モノが多すぎる」からです。なぜモノが多くなるのでしょうか。簡単な話で、買いっぱなしで捨てないからです。私がおすすめしたいのは、毎日コツコツ捨てることです。必要なモノを決まった場所に置くようにすることで、探し物をすることはほとんどなくなります。探し物に浪費していた時間をほかの有意義なことに使えるようになります。モノを同様に、パソコンやスマホに入っている「ムダな情報を減らすこと」もとても重要です。「検索機能を使えばいいじゃないか」という声も聞こえてきそうですが、検索するキーワードを思い出すのにかかる時間がムダですし、検索が空振りに終わることも多々あります。ですから、初めから情報の量を増やしすぎないようにしたほうがいいでしょう。

◎もらった書類をコピーしたり、作成した書類はプリントアウトをしない

私は「コピー不可、プリントアウトはよほどの場合を除いて不可」というルールを自分に課しています。ほとんどの方がこれまでの習慣から気軽にプリントアウトやコピーをしてしまいますが、それをやめれば紙が増えることはありません。プリントアウトやコピーをやめることは、これまでの仕事のやり方を少し変えることになります。紙で読んでいたものを画面上で読むことに慣れる必要があります。

◎そもそも「忙しい」状態にならないように「遮断」する

かかってくる電話にいちいち出ていたら、まとまった時間をとって仕事をすることはできません。ですから、私の場合は、電話がかかってきても出ないようにしています。これをしばらく続けていると、まわりからは「電話に出ない人」と認知されるようになるので、電話がかかってこないようになり「忙しい」の原因を1つ減らすことができます。

◎自分のスケジュールを会社の人全員に公開すると、半ば強制的に仕事が効率化される

私がおすすめしたいのは、自分の予定を「すべて」公開してしまうことです。外出先などはもちろん「自分のデスクで○○の作業」とか、社内のちょっとした打ち合わせなど、とにかく自分が勤務時間の間にやっていることをすべて記入するのです。それを全員に公開することにより、スケジュールの「縛り」が生まれるため、仕事への集中が高まるでしょう。また、まわりの人もあなたがどの仕事に取り組んでいるかを知れば、忙しいときや集中しているときにつまらないことで声をかけてくるようなことはしなくなるでしょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019年132冊目『実行力』

2019-05-25 21:20:15 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (3点/5点満点)

この本では、橋下徹さんが大阪府知事・大阪市長として8年間、どのように人や予算や物事を動かし、実行してきたか。その裏側と、橋下さんがそのときに心がけていたこと、学んだことなどがつぶさに述べられています。

・トップが仕事をする上で一番大事なことは、「部下ができないこと」をやれるかどうか。部下との人間関係というのは、組織マネジメントにおいて決定的な要因ではない。(P.16)

・部下とは穏やかに接し、どうしても部下が従ってくれないときには、静かに人事権を行使して、違う人に交代してもらう。そのくらいにゆったりと構えておけば、あまり部下対応に悩まなくてすむ。(P.23)

・「決まったことには従う」という原則を組織に守ってもらうことが、反対意見を聞くための大きなポイント。(P.38)

・そこまで組織で徹底して議論しても結論が出ない問題は、どちらに転んでもメリットもリスクもほぼ同じ。リーダーが決めたという「カタチ」「体裁」が必要なだけ。リーダーは、誰もが決められない問題について「決める」ということが役割。(P.67~68)

・部下の意識改革をしようとするなら、小さな「改善」だけではなく、メンバーに衝撃を与えるようなことを実現させることが必要。大きな事業を実現することによって、「こんなことまでできるのか!」という衝撃を与える方法。もう1つは「こんな小さなことにまでこだわって徹底するのか!」という衝撃を与える方法。(P.99~101)

・現状と新しいことの両者を比較して「よりましなほうを選ぶ」「よりましなほうの問題点には目をつぶる」という思考が大事。日本の議論には、こうした「比較優位」の思考が足りないと痛切に感じる。(P.155)

大阪都構想の実現に向けた住民投票の実施を見て、勢いで進める橋下さんの印象があるかもしれませんが、組織体制等の仕組みや実行プロセスなど、着実な面もあることが本書から分かります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019年131冊目『5分間逆算仕事術』

2019-05-24 23:18:05 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (3点/5点満点)

この本は「できない人ができるようになるには」という観点で、誰でも実績でき、確実な結果を出す段取り術を紹介します。

また、これからの時代に必要とされるコミュニケーションスキル、特に数字力の鍛え方についても、そのコツがまとめられています。

段取りよく仕事をこなす人とそうでない人、その差はゴールからしっかり逆算して考えることができているかどうかにあります。

ただし、このプロセスは時間をかけてやるものではないと言います。たった5分でいいのです。

まずは退勤前に、翌日やるべきことや段取りを5分で書き出してみませんか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019年130冊目『楽天で学んだ100%やりきる力』

2019-05-24 23:07:15 | おすすめビジネス書

amazonへのリンクはこちら

評価 (3点/5点満点)

楽天では99点は0点と同じこと。成果の判断基準は、物事を達成しているか、達成していないか。

100%を達成する力、それが本書のテーマ「やりきる力」です。

やりきると、最後まで諦めなかったことで運をたぐり寄せることができ、「ピンチもなんとかなるものだ」という度胸のようなものが芽生えます。

仕事を〝やる力〟ではなく〝やりきる力〟。著者・廣田大輔さんが十全化学(株)の経営者となる前に在籍していた楽天での10年は、人生のなかで最も日々のスピードが速く、最も過酷で、最も達成感の大きい10年だったとのこと。

目の前のことをやりきると、また次のチャレンジがやってきます。その舞台でまた、やりきることができれば、さらに挑戦しがいのある高いステージが待っています。そんな形で、ビジネスパーソンは成長していくのですね。

【my pick-up】

◎日々の進捗状況を確認する「費消率」

楽天市場には費消率という言葉がありました。費消率とは、1か月の目標に対してするべき行動を30等分して、その日1日の進捗が、30分の1以上だったのか、30分の1以下だったのかを比率で見るものです。楽天市場では、その「費消率」を見ながら、「○日分遅れている」という表現をしていました。遅れていた作業はできるだけ後回しせずに、数日間で、費消率に追いつくように対策を組んでいったのです。1か月、1週間、1日ごとにプロセスを区切って行動計画を立てるので、仕事の進捗管理がしやすくなり、不安が減っていきます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする