厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
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2023年52冊目 『The Blue Zones 2nd Edition 世界の100歳人に学ぶ健康と長寿9つのルール』は、長寿は文化やライフスタイルで築かれることを知る

2022-12-28 14:58:48 | おすすめビジネス書

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評価 (4点/5点満点)

世界の長寿地域=「ブルーゾーン」として、5か所が紹介されています。

<イタリア・サルデーニャ島のバルバギア地方>

<日本の沖縄>

<アメリカ・カリフォルニア州のロマリンダ>

<中米コスタリカのニコジャ半島>

<ギリシャのイカリア島>

 

世界で最も健康的で、最長寿の人たちが、長生きして心豊かな暮らしをする秘訣を語ります。

そして本書の最後に、長寿を実現するための秘訣が「9つのルール」としてまとめられています。

ルール1 適度な運動を続ける

ルール2 腹八分で摂取カロリーを抑える

ルール3 植物性食品を食べる

ルール4 適度に赤ワインを飲む

ルール5 はっきりした目的意識を持つ

ルール6 人生をスローダウンする

ルール7 信仰心を持つ

ルール8 家族を最優先にする

ルール9 人とつながる

 

長寿の要因のうち遺伝子に左右されるのはわずか25%で、あとの75%はライフスタイルや日常生活で選択する習慣に関わっているとのこと。

 

ブルーゾーンには長い年月をかけて育まれた文化やライフスタイルがあり、彼らの文化が住民たちの長寿を醸成してきたに違いありません。

ただし最近は、ブルーゾーンでも生活や食事の現代化が進んできており、世界的に医療の発達で寿命は延びているが、健康で元気に活動できる期間はそれほど長くないと思います。

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2023年51冊目 『一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方』は、30代「側頭野」40代「頭頂野」50代「前頭野」と年代に応じた脳の発揮方法が分かる

2022-12-28 14:44:52 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、現代人が陥りがちな脳の仕組みを解説するとともに、脳が成長するルールに則って、もっとも効率よく頭が働くようになるための勉強法を分かりやすく紹介します。

 

誤解しがちな脳の仕組みの最たるものは以下とのことです。

「記憶力の低下も物覚えも悪さも、加齢による脳の老化が原因ではない」

 

年齢に応じた脳の使い方をマスターすれば、いくつになっても勉強は進み、頭のよさがが維持されるのです。

本書の最後には、20代~60代以上の「年代別脳の取り扱い説明書」が掲載されています。

 

【my pick-up】

◎脳の最盛期は40代後半から50代

脳の中には、特に複雑な情報処理を担う、脳細胞のエリート集団がいます。私はこれを「超脳野(スーパーブレインエリア)」と呼んでいます。記憶や理解を担う「超側頭野」は30代でピークを迎えます。視覚や聴覚から入ってきた情報をもとに分析や理解をする「超頭頂野」は40代でピークに。実行力や判断力を司る「超前頭野」は50代でピークを迎えます。この超脳野がピークを迎える時期に、脳をしっかり働かせておけば、60代以降になっても脳はきちんと成長を続けていきます。

◎脳番地の社長「思考系」

私はこれまでに1万人を超える人々のMRI脳画像を見てきましたが、自分で会社を興したり、企業のトップに立っているような方々は、必ずと言っていいほど思考系脳番地が発達しています。意思決定が速い、回答を保留しない、即行動に移す、新しい企画やアイデアを生み出すのが得意。こんな特徴のある人は、思考系脳番地がよく働いていると思っていいでしょう。逆に、あなたが「いつかやろうと思っている」が口癖の先送り体質だったり、何かにつけて即答を避ける回答先延ばし体質だとしたら、思考系脳番地の働きが弱っている可能性が高いです。

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2023年50冊目 『僕たちに残されている時間は「朝」しかない。』は、起床後12時間までが集中力を維持できる限界だと知る

2022-12-28 14:30:49 | おすすめビジネス書

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評価 (4点/5点満点)

この本では、「ゴールデンタイム」である朝時間の活かし方をお伝えします。

 

日々の忙しさに追われる私たちにとって、唯一残された「夢をかなえる時間」が「朝の時間」。

 

朝のゴールデンタイムに、自分の将来に影響を及ぼすことを行いましょう。

 

【my pick-up】

◎時間の経過によって集中力はなくなってくる

厚生労働省は「健康づくりのための睡眠指針」のなかで、「人間が十分に覚醒して作業を行うことが可能なのは、起床後12~13時間が限界であり、15時間以上が経過すると酒気帯び運転と同じ程度の作業効率まで下がる」と発表しています。つまり、朝7時に起きる人は、19時から20時が覚醒して作業を行う限界で、22時以降はお酒を飲みながら作業を行っているのと同じ状況になるということです。

◎残業を捨てる!

「残業」を減らさなければ、朝早起きして最高のパフォーマンスを発揮することはできません。定時に帰ると決めて、仕事に取り組むこと!残業を捨ててください。やることさえやれば、早く帰るあなたにまわりは何も言いません。今の時代、残業代が少なく高い成果を上げるあなたに、会社も感謝するでしょう。

◎朝30分早く起きて勉強するほうが、夜90分勉強するより効率的

ダラダラと夜中まで残業しているなら、朝早く会社に行って仕事を始めるほうがいい。日本電産の創業者である永守重信氏は、高名なコンサルタントからの経営指導を受けた際に「社員の出社時間が遅い会社は、いくら熱心に指導してもよくならない」と言われたそうです。指導を受けた永守氏が「社員の出社時間」と「仕事の成果」との相関関係を調べたところ、出社時間が早い社員は成績がよく、遅い社員は成績がよくないことが判明したそうです。この経験から「2時間残業する人よりも、朝30分早く出社する人を重視する」と社員に常日頃、伝えていたそうです。

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2023年49冊目 『1ページ思考』は、「会議の目的・背景・討議ポイント・ネクストステップ」を考え抜いて物事を進める

2022-12-25 16:04:08 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

東京海上→P&G→楽天上級執行役員→Facebook Japan代表取締役→MOON-X起業とキャリアを積み重ねてきた著者が、20年かけて磨いてきた「1ページ」の作り方や活用方法を解説します。

 

P&Gでは、提案書や社内メモを「1ページ」にまとめ、それを見ながら議論する習慣があるそうです。

 

<「1ページ思考」に必要な4項目>

1.「会議の目的」は何か?(この時間で何を達成すれば成功なのか)

2.「背景」は何か?(議論のベースとして知っておいてほしい情報)

3.「討議ポイント」は何か?(議論して合意するべき主要なポイント)

4.「ネクストステップ」は何か?(誰がいつまでに何をするのか?いわゆる段取り)

 

「1ページ」にまとめる準備の段階で、自分の思考を研ぎ澄ますことになります。ビジネスの大局観、自分は何をするべきだと思うのか、決裁者から見てどのような情報が必要なのか、進める上での段取りなど、物事を動かすために知恵を絞る。そうさせるのが「1ページ」なのです。

 

本書を読むと、一見コミュニケーションの課題のように見えるものも、実は自分が十分に考え抜くことができていない思考の課題であるケースも非常に多いことが分かります。

 

【my pick-up】

◎「1ページ」でこれだけは「やってはいけない」

私は基本的に文字の大きさは10ポイントより小さいものは使わない、ということをルールにしています。表だけは、同じ10ポイントだと逆に見づらくなってしまうので9ポイントを使いますが、ベースは10ポイントです。また、10.5ポイントのほうが「1ページ」に収まりがいいときは、逆に大きくしてしまいます。タイトルも12ポイントなど大きめにすることが多いです。その上で、項目のテーマに当たる部分は白抜きにして見やすくしたり、大事なところは黄色のハイライトをかけたり、と読み手にとって見やすい「1ページ」を意識します。

加えて、私が心がけていることがあります。これは見やすくするためと、思考を研ぎ澄ませてシンプルにするための2つの目的がありますが、原則、改行をしない、ということです。一つの要素は、必ず1行に収める。余程のことがなければ、2行にわたらせない。

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2023年48冊目 『言語化の魔力』は、話す・書くことで言葉にすれば、漠然とした悩みから解放される

2022-12-25 15:51:09 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

「悩み」とは、困難で苦しい問題に直面し、「どうしよう?」「どうしたらいいんだ?」と前に進めず停滞し、足踏みしている状態のこと。

つまり「前に進めない」「停滞」「足踏み」こどが、悩みの本質と言えます。

 

樺沢紫苑さんの最新刊は、精神科医として4000以上の悩みと向き合い発見した「悩みの3つの軸」を紹介します。

これを使えば、誰でもほぼ一瞬で自分の悩みを理解し、分析することができます。そして、その分析から今後どう対処すべきか、自ら導き出すことができるようになります。

 

・「コントロール軸」「時間軸」「自分軸」という3つの軸を使って、悩みを分析する。

・「現在(今)」の「自分」に寄せて考えることで、コントロール率は高まり、悩みは解消に向かう。

 

日本人は内向的な人が8割を占めるそうです。

内向的な性格を外向的な性格に変える必要はなく、本書のように言語化能力(話す・書くことで言葉にすれば、漠然とした悩みから解放される)をアップさせればいいのですね。

 

【my pick-up】

◎悩みはあなたの改善点を教えてくれる

「悩み」は、あなたの「欠点」「短所」「至らない点」「不十分な点」に関連して現れます。当然ながらあなたの「ものすごく得意なこと」は、悩みにはなりません。悩みを分析していくと、自分自身が見えてきます。自分の弱さや、不十分な点、時には自分が「逃げている点」も。でも、悲観する必要はありません。自分の弱さを責めて、落ち込むことはないのです。修正し、改善することで、あなたは飛躍的に成長できます。「悩み」はあなたの弱点や改善点を教えてくれるのです。多くの人は、自分の弱点や欠点から目をそらそうとします。多くの人に共通する、自然な心理です。ですから、自分の弱さに、意外と気づいていないことが多い。その「見えざるもの」が、「悩み」と向き合うことで見えてきます。

◎上司の頭の中をのぞく方法

悩みを解消したい人には、何はともあれ、読書をお勧めします。「その悩み」の原因と対処法が、5分で理解できるからです。たった5分の読書で、悩み解消の糸口をつかめるというのに、何カ月も悩むというのは、時間と精神エネルギーの無駄でしかないと私は思います。なぜ読書が悩み解決に役立つのか。それは「他人の頭の中」をのぞくことができるからです。相手が考えていることがわかれば、対策は簡単に立てられます。本を読めば、それがすぐにわかるのです。

上司は、あなたに何を求めているのか。何を期待しているのか?共感力がなくても、本を読めば書いてあります。読む本の数を増やしていけば、考え方の基準や仕事を進める上での指針が次第にできていくでしょう。

◎脳疲労を改善する方法

・質の良い睡眠を7時間以上とる

・運動は1日20分の早歩きに加えて、45分以上の中高度(心地よい汗が流れる)の運動を週に2・3回行う

・朝散歩をして、セロトニンを活性化させ、体内時計を整える

・規則正しい生活をする。夜更かしをやめる(夜中までゲームをする、深夜にドラマを見るのをやめる)

たったそれだけ?と思うかもしれませんが、それだけで心と身体は相当に整います。

朝散歩の効果は絶大です。何カ月も続けなくても、軽い脳疲労であれば、1週間続けるだけでも「不安」が頭をよぎる回数は明らかに減ります。

◎行動すると不安が消える

世の中の多くの人は、ロダンの「考える人」のように、部屋に閉じこもっているから不安は増幅する。脳科学的に見て「当然」なのですが、なぜかほとんどの人が「何もしない」という一番やってはいけないことをしているので、「悩み」がこじれるのです。行動すると不安が消える。そして、悩みも解消します。

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