厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2015年20冊目『安田式時間ルール35』

2015-01-31 21:53:04 | おすすめビジネス書

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評価 (4点/5点満点)

成功するためには、時間を上手にコントロールしなければなりません。時間を思いどおりにすることができれば、成功を手に入れることができます。

この本では、成功者の立場から、実践的な時間のルール35項目が紹介されています。朝→午前→午後→夜と、1日の生活の時間の流れに合わせて、時間管理についての考え方とスキルが述べられています。

また、たんに「時間をどう使うか?」というだけの問題ではなく、時間を使うことによって、自分の強みを知り、自分の夢や目的に向かって歩いていく力を得る。そんな時間ルールの本質にも迫ります。

つねに自分を振り返り、反省する習慣を身につけて、日々の仕事の中に、小さな達成感と満足感を積み上げていく。どんな成功者も、小さな成功体験から始まります。それを常に意識しながら、限りある時間を最大限活用しましょう。

【my pick-up】

◎「他人の力を借りる」のはコミュニケーション能力がないとできない

他人の力を借りるということは、他人とのコミュニケーション能力を伸ばすということにつながります。他人に何かを頼んで、その分の時間を他のことに有効に生かすというのは、コミュニケーション能力を生かしたひとつのスキルなのです。コミュニケーション能力が低い人にはできないし、他人の能力を正確に把握し、それを引き出す能力を持たない人には、絶対にできません。コミュニケーション能力というスキルを持つことでこそ、実現可能なのです。

◎昼寝で午後にもう一度ピークをつくる

確かに、人のピークは午前中に訪れます。しかし、それで終わり、というわけではありません。じつは、午後に再び復活することもできるのです。そのカギが、昼休みです。昼休みに、短時間だけ眠ればいいのです。昼食はとらないか、軽めにしましょう。昼食をおなかいっぱいといってしまうと、頭が回復するのに時間がかかるからです。満腹だと動くのも億劫になるので、私は、SOYJOY(ソイジョイ)のような栄養食品などを食べています。それだと、20分ほどで気持ちよく起きることができます。それだけで、嘘のように体力が回復し、頭もスッキリして、午前中のピークの状態が再び訪れるのです。

◎「予測能力」は時間管理の極意

仕事にかかる時間を正しく予測できるということは、言い換えれば、仕事の手順や段取りがわかっているということでもあるのです。何かの仕事を与えられたとき、「これを何時間で終わらせよう」とか、「少なくとも何時間くらいかかりそうだ」と考える人が、驚くほどいないのです。あるいは、上司に「その仕事、何時頃終わりそうか?」と質問されても、答えられない人が大勢います。今の自分なら、どれくらいの時間で終わらせることができるか?という予測を、つねに立てる習慣をつけてください。

◎「自分にごほうび」は「ギブ・アンド・テイク」を明確にする

やったことの何に対する「ごほうび」なのかがわからなければ、刺激も少ないし、ありがたみも薄れます。「ごほうび」は、ある仕事をした直後が効果的なのです。たとえば私は、ひとつのセミナーが終わったあとにはコーラを飲みます。いつもはカロリーを気にしてカロリーゼロのコーラしか飲みません。しかしひとつのセミナーが終わったあとだけは、必ず普通のコーラを飲むのです。「ごほうび」で大切なのは、「即効性」なのです。

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2015年19冊目『「当たり前」の戦略思考』

2015-01-28 14:42:02 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

勝っている企業はどのようなスキームで収益を得ているのか?成功する・失敗するビジネスの違いはどこにあるのか?そして、成功するためには何が必要なのか?

そのヒントとして、今の時代に沿った、誰にでも思いつく「当たり前の戦略」を述べたのが本書です。

・対価を支払う人の立場に立つこと

・需要と供給を見極めること

・人材の適材適所を間違わないこと

世の中にあるビジネスは、実はシンプルな仕組みで成り立っています。しかしこうした、冷静に考えれば誰もが当たり前だと感じるビジネスや経営判断ができなくなっているのが現状ではないでしょうか。当たり前の戦略すら立てられていない日本の企業に警鐘を鳴らし、その処方箋を大胆な案も含め考察しています。

著者の夏野剛さんは以前、NTTドコモに在籍していたこともあり、通信業界やモバイル市場の企業・サービスの分析が最初に登場しますがその他、ITサービス(Amazon、Microsoft等)、家電メーカーの事例も紹介されており、「成果保証型ビジネス」「プレミアムビジネス」といったビジネスモデルも参考になりますよ。

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2015年18冊目『大人らしさって何だろう。』

2015-01-26 20:51:30 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

話し方、マナー、VIP接遇などを教えるスクールの代表、大網理紗さんが、普段何となくで済ませてしまっていることを「大人らしいかどうか」という視点で検証し、本当の意味での大人になる方法を考えます。

ただ年齢を重ねることだけが大人になるということではないと思います。本書では、「こんな大人になれたら素敵ですよね」という形での提案がたくさん詰まっています。

大人の考えや価値観を持ちながら、人生で多くの挑戦をして、大人でいることを楽しんでいく・・・そんな気持ちになれる1冊です。

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2015年17冊目『知的生活習慣』

2015-01-24 22:08:27 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

ベストセラー『思考の整理学』の著者・外山滋比古さんによる、誰でも実践できる知的生活術です。

①頭に刺激、②体にいたわり、③心を豊かにするために、いくつになっても実践できる賢い生き方、日々の向上術が満載です。

「無知であることを自覚して営む日々の暮らしこそ、知的生活。年をとって忘れっぽくなることを嘆くことはない。むしろ日々これ新しく前進すると考えよう。老年恐れるに足らずとの心境に至れば、人生は明るく楽しいものになる。」

90歳を超えた今も評論家、エッセイストとして活躍されている外山さんの前向きな姿勢が窺えます。

また、読み物としてもなかなか奥深い1冊に仕上がっていると思います。

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2015年16冊目『世界最高のリーダー育成機関で幹部候補だけに教えられている仕事の基本』

2015-01-22 10:35:31 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

GEのリーダー育成機関である通称「クロトンビル」は、1956年世界初の企業内大学として、ニューヨーク州クロトンビルに設立されました。GEでは、各等級の社員のうち、トップから15%くらいまでに位置づけられないと、クロトンビルのリーダーシップ研修は受けられません。

著者の田口力さんは、この組織で日本における責任者及びアジア太平洋地域のプログラム・マネジャーとして、同地域の上級経営幹部を教えてきました。この本では、そんな世界最強と言われるグローバル企業の強さの秘密、特にその企業をリードしている人たちがどのような教育を受けているのか、実際の現場で田口さんが話していることを紹介します。

・Self-awarenessがすべて(自分を知る)

・最初の60秒で結論を見せる(自分を伝える)

・費用対効果の高い意思決定を(自分で考える)

・学ぶことをやめたら会社を去れ(自分を鍛える)

・GEでは7割オッケーならゴーです(自分を変える)

・自分の運命は自分でコントロールしなさい(自分を導く)

・全社員がリーダーであることを望みます(他者を導く)

GEでの研修自体の細かい中身ではなく、そうした研修を貫く1つの心構えの基本を本書から読み取れたらいいと思います。

【my pick-up】

◎「給料の6%」を自分に投資する

毎日のように、うさ晴らしにと会社や上司の悪口を言って飲む酒も良いでしょう。個人の自由です。私もそうしたお酒に付き合っていた時期もありましたが、だんだんむなしくなりました。生産的な議論にならないし、文句を言う人に限っていざとなると自分から改善のための行動を起こさないからです。そういう人たちは酒場で自己実現して完全燃焼してしまうのです。

ところがGEやグローバル展開している日本企業の経営幹部たちは、それぞれが自分なりに工夫して自分の成長につながるよう、貴重な時間とお金を投資しています。

1週間に1冊本を読む、1か月に1回は歌舞伎などの古典芸能を鑑賞する。週に2回はジムで汗を流すなどして知力・体力・気力を充実させたり、社外の活動やセミナーなどに参加して人的ネットワークを拡大したりしています。

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