「要領のいい仕事」今日からできるコツ! (だいわ文庫) 価格:¥ 600(税込) 発売日:2009-11-10 |
評価 (3点/5点満点)
ベストセラーとなった『頭のいい説明「すぐできる」コツ』(三笠書房知的生きかた文庫)の著者・鶴野充茂さんが、今やネガティブな意味ではなく、仕事をする上で必要不可欠なビジネススキルと言える「要領のよさ」を磨くための方法を紹介します。
要領よく仕事をするということは
・大事なことを集中してやること
・大事ではないことは徹底的に手を抜くこと
この2つの原則を追求することです。
また、次の段階では、個人の仕事だけではなく、自分が苦手なことを誰かに代わりにやってお互いが補完しあえるチームをつくることです。
周りを巻き込んでチーム全体の生産性を上げるよう、この本で学びましょう。
【my pick-up】
◎評価が欲しければ驚きを与える
大切なことは、あなたが「一人で為し遂げた」という事実ではなく、あなたが「驚くような成果を持ってきた」という事実なのです。方法論はあまり問われません。
◎相手の期待値を下げる
期待値が上がりすぎないようにする方法は、仕事を受けるときに「このあたりまでが精一杯」とあらかじめ宣言することです。
◎次の試合に出られる体力を残す
仕事は長期戦です。だからこそ、途中で燃え尽きてしまわないように、余力を残して一日を終えられるようにしたいものです。
余力があるかどうかのバロメーターは、2つあります。1つは健康管理の時間を安定的に確保できているかどうか。もう1つは新しいことに取り組める気持ちの余裕をもっているかどうか、です。
健康管理の時間とは、自分が健康でいられる睡眠時間と運動時間です。これをまず確保します。新しいものに取り組める気持ちの余裕のためにも、この「時間的な余裕」は必要不可欠です。
◎レスポンスの早さで驚かせる
「宛先が自分だけ」のメールや、「宛先が自分を含む」ものを色分けし、CCやメーリングリストで入る同胞メールは読むのを後回しにします。つまり、自分が返信しないことで人に迷惑をかけてしまう可能性が高い順に読むわけです。