厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2018年73冊目『組織は変われるか』

2018-01-29 21:22:21 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

経営トップ、役員、各部門の長たちを動かす30~40代の有志に向けて書いた組織開発の本。

組織開発とは、経営トップから現場社員にいたる人々が対話を重ねていき、自分たちの見方や前提を見直したり探求したりすることで、一人ひとりの行動や考え方が変わることだ。(P.19)

多くの場合、組織の本質的な課題として浮上するのが「経営への信頼」だ。具体的には、上司への信頼、部門のトップである役員への信頼、そして社長への信頼である。(P.60~61)

組織開発の原則は、「各層のコンセンサス」「経営トップから始める」「当事者主体」の3つであることが分かります。

【my pick-up】

◎組織課題の本質を見極める

トップのメッセージが、事実上、役員・本部長たちによって骨抜きにされてしまっている。課長の問題の原因は課長だけにあるのではなく、部長にもある。部長の問題の原因は、役員・本部長にもある。役員・本部長の問題の原因は、社長にもある。「自分の声を経営が受け止めてくれる」という信頼が揺らいでいるから行動できないのだ。この事実を、経営トップ以下のマネジメント層が真摯に受け止め、信頼を育めるように自分を変えられるか。これが、組織課題の核心なのである。また、現場から離れている経営企画部や人事部も、現場からあまり信頼されていないケースが多くみられる。事務局自身も、この「信頼」というテーマに向き合う必要があるのだ。

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2018年72冊目『働く大人のための「学び」の教科書』

2018-01-27 21:50:23 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

企業・組織で働くホワイトカラーの皆さんが、働きながらいかに学ぶことができるか。

この点に対し、「大人が学ぶための3つの原理原則」「大人が学ぶための7つの行動」という形で紹介します。

「背伸びの原理」「振り返りの原理」「つながりの原理」

「行動(1)タフな仕事から学ぶ」「行動(2)本を1トン読む」「行動(3)人から教えられて学ぶ」「行動(4)越境する」「行動(5)フィードバックをとりに行く」「行動(6)場をつくる」「行動(7)教えてみる」

著者は東京大学・大学総合教育研究センター准教授の中原淳さんですが、一般的な働くビジネスパーソンの方向けに、平易な言葉で書かれていますので読みやすいです。

どうせ学ぶのであれば、自らの学びを自らイニシアチブをもってデザインしたいですね。そして、そこに楽しさや知的好奇心をともないながら学んでいきたいと思います。

【my pick-up】

◎本を1トン読む

「本を1トン読む」は、実は、ヤフー株式会社の宮坂学社長の言葉です。「本を1トン読め」は、「メタファ」であることは言うまでもありませんが、宮坂さんがおっしゃるように、自らの蔵書が1トンになるくらい多読を心がけたいものです。「本を読む」ことは、なぜよいのでしょうか。まず1点めは、本を読むとは「自分のなかに地図をもつこと」だからです。2点めは、「他者の経験や思考を代理学習すること」ができるということです。1冊に3時間かかって、単行本の平均的な重さを400グラムと換算すると、1年では141冊、56.4キロ分の本が読めます。おおよそ18年で1トンですね。通勤電車の中での日々の読書習慣があるかないかで、毎日、少しずつ差がついていくのです。22歳から読み始めて40歳になる頃、ミドルになる頃には、1トン分の差が出てくるということになります。

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2018年71冊目『「いつ、どこでも求められる人」の仕事の流儀』

2018-01-27 21:41:06 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、元スターバックスコーヒージャパンCEOの岩田松雄さんが、本質的な仕事の「取り組み方」や「流儀」について考えていきます。

仕事を通じて自己実現をする。仕事は、人を磨き鍛えてくれる修練の場であり、自分の志を遂げる手段です。

そんな仕事の成果は「人」によって大きく差が出ます。

・「何をするのか」ではなく、「なぜするのか」をきちんと考えている。

・相手の気持ちになって、とことん奉仕することができている。

「ミッション(志・使命)」を持つことが、企業にとっても個人にとっても大切なんですね。

【my pick-up】

◎「褒められたこと」はみんなずっと覚えている

「就活の社長面接で自分のいいところを褒めてくれたのは、岩田さんだけでした」誰かに褒められた成功体験を思い返すことで元気になれます。自分で自分を褒めてあげるのです。褒められたことなど、小さな成功体験を思い出すと、いつのまにかグッスリ眠れるものです。

◎「上から目線」も使いよう

上司に逆らったところで絶対に勝てません。ヘンな上司と戦っても、かえって心が折れてしまいます。上司を上から見て、相手の気持ちを想像してみるのです。同じ土俵で戦わないことが大切です。本来社長や役員の仕事について、あなたが思い悩む必要はまったくありません。イヤな上司でもその人の性格を変えることは不可能です。啓して遠ざけ、反面教師として将来の参考にするなど、前向きな視点に切り替えてみましょう。

◎「損得」に目が行くときが危ない

私が転職したのは、コカ・コーラにいても経営の勉強はできない。しかしアトラスの創業者からは、「白紙のキャンバスに君の自由な絵を描いてくれ。いずれ君に社長を譲る」と言われたからです。人生の選択には、自分の価値観が反映されます。「大きな夢」を持っているかいないかで、選ぶ道が変わってきます。

◎仕事を抜群に面白くしてしまう方法

「まずは目の前の仕事を一所懸命やりなさい」仕事は、一所懸命にしていると、必ず面白くなっていくものです。もしそうでなければ、一所懸命さが足りないだけです。もしかするとヘッドハンティングから、より有利な条件の転職のお話が来るかもしれません。

◎お金を残す、仕事を残す、人を残す

私は、人事評価は、会社から社員への最大のメッセージだと思っています。誰を評価して、誰を評価しないのか。人事評価によって、その会社が何を大切にしているか、価値観や方向性をはっきりと示すことができます。数字をあげている人だけを評価したり、偉くしたりしていけば、みんながそういう人を目指すようになります。もちろん、きちんと売り上げをあげるのは大前提ですが、それプラス、会社のミッションや価値観をしっかり体現している人かどうかも加味して、評価しなくてはいけません。

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2018年70冊目『ポスト平成のキャリア戦略』

2018-01-26 23:57:32 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

「ポスト平成」の時代には、昭和・平成のキャリア戦略は完全に陳腐化してしまうでしょう。先輩や会社の言うことを従順に聞くと、10年後、20年後に地獄を見るかもしれません。

この本では、ポスト平成の時代に日本の社会やビジネスはどう変わるのか、偉大なリーダーとなるために20代、30代、40代以降をどう過ごすべきか、について徹底的に語ります。

「ポスト平成」時代を、日本人として立派に生きるためのキーワードのひとつが「ハングリー(貪欲)&ノーブル(高貴)」。どちらかを持っている人は多いですが、両方を備えている人はほとんどいないのです。

人口動態の変化、教育の機会格差がじわじわと進んでいます。新興国や領土的野心を隠さない国家の台頭、周辺諸国の政情不安、すぐ近くにはわが国の領土に向けミサイルを撃ってくる人権のない独裁国家と、日本の周りにはリスクが拡がっています。また、人工知能やゲノム編集など人間社会を変える可能性を持つ破壊的テクノロジーが日々進化しています。

そんな中、真面目にコツコツ頑張り、私を超えた利他や公や理念を考えることが大事です。

「この話を20代のときにぜひ聞きたかった」と思える、徹底的に本音にこだわった1冊です。

【my pick-up】

◎AIブームはあと2年で終わる

「ブームが2年で終わる」とはどういう意味ですか?あと2年で「AIというものが普通になる」という意味です。

◎悩み多き30代後半

それまでの前半期のビジネスライフをそのまま続けるべきか、決別して新しい進路に進むべきかという選択を迫られます。そこは、アイデンティティと承認欲求がからみます。幸せの再定義を行うということですね。とくに転職をお勧めするということはありません。ただ、若いときから、定期的にヘッドハンターやエージェントに会って、自分の市場価値を確かめるというのはいいと思います。

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2018年69冊目『人づき合いの基準』

2018-01-26 23:53:28 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本は、数多くの賢いお金持ちにインタビューしてきた著者が、彼らに共通する人づき合いの哲学や行動原則を明らかにしたものです。

本書から分かるのは、お金持ちになる人は「人づき合いの正しい基準を持っている」ということ。

一人になれる時間と空間を確保して、「この先どんな人とつき合っていけばいいか?」「どんな人と一緒にいると心地よいのか?」「自分はどんな価値観を大事にしているのか?」といったことを自問自答してみましょう。

人づき合いは欲との戦い。明確な基準さえあれば、そうした欲をも上手にコントロールすることができるのです。

【my pick-up】

◎健康管理ができない人とはつき合わない

賢いお金持ちは、パートナーにも自己管理を求めます。だから、肥満の女性には惹かれない。決してルックスだけの問題ではないのです。また、自己管理という観点で賢いお金持ちに共通しているのは、タバコを吸う異性とはつき合わない、ということです。タバコには受動喫煙という問題もあります。自分の健康を害するリスクを冒してまでつき合いたくない、というのが正直なところでしょう。

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