厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
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2023年35冊目『月14万円の年金で夫婦が生活している術』は、暮らし方と法的制度の活用次第で、老後2000万円問題から解放される

2022-11-27 15:34:43 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

やりくりの苦心や耐乏生活をつづったビンボー自慢の本ではありません。

夫婦で月14万円という薄い年金でも、暮らし方と法的制度を使えば、なんとか楽しくやっていけるというのが本書のメッセージです。

 

老人の私には、もはや労働から生きる喜びは1グラムも得られない。人は楽しむために生きている。終幕くらいは、ラクして楽しく過ごしたい。(P.33)

 

年金にはまだ時間がある40~50代の人にも参考になると思います。

老後資金2000万円の悪夢から解放されるかもしれません。

 

【my pick-up】

◎「単純明快な」節税術

所得控除を積み上げるのにいちばん手頃なのは扶養控除。噂だが、税に強い税務署員は、親類縁者を扶養家族にしているという。一方、サラリーマンは扶養控除の使い方がヘタで、扶養家族にできるのに放置して、みすみす払う必要のない税金を払っている場合がある。

<扶養家族にできる条件>

・年間所得が48万円以下で16歳以上の親族

・扶養にできる範囲は「6親等内の親族」と「3親等内の姻族」で、いとこの子ども、兄弟の孫、妻の祖父母、甥や姪など驚くほど広範囲

・納税者と生計を一にしていること

・だれの扶養親族にもなっていない

・個人事業主の専従者ではない

年間所得48万円以下には、次のような人が該当する。

・給与収入が年間103万円以下の人

・65歳未満で年金が108万円以下の人

・65歳以上で年金が158万円いかの人

この条件をクリアしている年金暮らしの親は、子どもの扶養に入れる。

扶養条件の「生計を一に」とは、生活費が同じサイフであれば、同居の必要はない。親や子どもへの仕送り額には、何円以上という明確な基準はない。ポイントは、納税者が被扶養者の生活の一部を支えている実態があるかどうか。それが証明できればOKだ。

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2023年34冊目『5年で仕事を半分にして、自由を手に入れる』は、自分の人生を生きるために仕事の時間・量・ストレスを半分にすることを提案

2022-11-27 15:21:45 | おすすめビジネス書

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評価 (4点/5点満点)

本書で言う「仕事を半分にする」は、仕事の時間を半分にすることはもちろん、「仕事の質は保ったまま量を半分にすること」「仕事に対する心の負担を半分にすること」も指しています。

 

昨今、周りの人に影響されすぎて、自分の人生を生きていない人があまりにも多すぎると感じています。自分の人生を生きましょう。本書では、そのための手段として「5年で仕事を半分にする」方法を紹介します。(P.198)

仕事にとらわれすぎ、他人にプレッシャーをかけながら過ごすことは、自分にとってプラスにならないでしょう。その度合いを減らしていくことが大切で、それ以外の時間を自分の人生のためにしっかり使っていくことを考えてください。(P.202)

 

現代社会では、自由にストレスのない楽しい人生を送ることがなかなか実現できないという背景もあります。

その解決策の1つとして、「仕事を半分にして、その分の自由を得ていこう」という提案です。

 

【my pick-up】

◎残業や休日出勤を今すぐやめる

所定労働時間というものは、人間らしい生活をするために、これ以上は仕事をしない方がいい、ということに他なりません。所定労働時間の範囲内で仕事をして、つまり今の残業前提の仕事を半分にして、生産性を上げていくべきです。そして、その減った残業や休日出勤分は、自分の価値を高めたり、将来のために使ったり、休息をしたりすることに使ってください。生産性を上げ、健康を保ち、自分の価値を上げていきたいのであれば、まず残業や休日出勤をすぐにやめるべきです。

◎仕事の「超効率化」を行う

超効率化をするためには、常に効率化のことを考えて、仕事をしなければなりません。何も考えずに働いていては、自分の仕事時間を減らしたり、少ない時間で多くの稼ぎを得たり、ましてや仕事を半分にすることなど無理でしょう。仕事量が多いと感じる場合、通常は仕事時間を延ばして、残業をして仕事を片付けます。その考え方をやめ、仕事時間は変えないまま、または逆に仕事時間を減らして、その減った時間の中でこれまでよりも多くの仕事ができるようにしましょう。仕事の作業量は減らしたうえで、質の高い仕事をして、これまでよりも短い時間でこれまでよりも大きな成果を出す、という考えを持ってください。

◎まずは定時で仕事を完璧にできるようにする

今、会社員として働いている人は、まず「定時で仕事を完璧にできるようにする」ことを目標としてやっていきましょう。残業禁止です。今でも、夜の残業時間には仕事効率が落ちてしまうのに、ゆっくりダラダラやっているという人は多いのではないでしょうか。「これだけの仕事量があるが、18時には必ず終わらせる」と決めるからこそ、効率よく仕事を進めることができます。18時までと決めたことで、仕事を前倒しでやったり、必死で効率化の方法を身につけたり、行動を変えることができました。責任があるような仕事であればあるほど、時間内にきっちり終わらせる努力をして、終わらせた方がいいのです。

◎移動をやめる

毎日往復2時間、3時間などかけて会社に通っている人は、許されるのであればテレワークに切り替えて、移動をなくしてみてはいかがでしょうか。1日は24時間しかなく、そのうちの貴重な2~3時間をあまり収穫のない移動に取られているのはもったいないです。毎日移動によって心身を削るようなことは、それほど意味のあることとは感じられません。職住近接を目指して住む場所を変えたり、テレワークの機会を増やしたりして、環境改善をしてみましょう。

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2023年33冊目『「心地よさセンサー」を磨けば人生は必ずうまくいく!』は、外部への不満から自己の望みへとフォーカスする

2022-11-24 16:20:04 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

あなたがが心地よいと感じるものはなんですか?

その感覚は皆さんだけのものであり、実は、人生の羅針盤にもなりうるものだというのが、本書のメッセージです。

 

心地よさセンサーを磨き、エネルギーが元に戻ったとき、それまで抱いていた外側への不満が、自分の望みへとフォーカスしていることに気づくはずです。

 

【my pick-up】

◎副収入の道を作る

実は「収入は会社以外からは絶対に入らない」と自分で思い込んでいるから、お金が増えないんです。そう気づいた僕は、ネットアプリで不用品を売ることを思いつきました。そして、月に2万~3万ほどの副収入が入るようになると、「お金は増えない」という思い込みが一気に崩れました。

◎自分に嘘をつくのはやめる

会社で面白くもないのに無理にやっている愛想笑いをやめました。あまり親しくない人との食事はやめました。やっていて自分の気分が悪くなるようなことは、もうやらないと決めました。自分で納得できないことを、周囲がやるからやっている。それは、心地よさとは一番遠いところにあるものだと思います。

◎不要なものを捨てることは、過去を捨てること

違和感を感じるものを捨てることは、過去を捨てることです。それは「今にいる」決意をすることにつながり、その決意が潜在意識に刻印されていくと、現実が緩やかに変化していくことになります。自分を変えていきたいと思っていても、不要なものが詰まっていたのでは、新しいものを入れることができません。そうなると、自分を変えていくチャンスが降ってきてもキャッチできず、タイミングを逃してしまいます。捨てたほうがいいものは、今の自分には違和感がある生活用品だけでなく、情報や人間関係も入ります。

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2023年32冊目『18歳からの投資信託の教科書』は、若い時から始めるほど有利な投資信託の基本が学べる

2022-11-24 16:07:07 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、どこよりも簡単に、分かりやすく投資信託の基本を解説します。

 

お金の悩みを軽くする1つの手段として「投資」という選択肢があり、その中でも投資信託は、少額でも長い時間をかけて積み立てれば、資産を大きく増やせる可能性があります。

そういう意味で、投資信託は若い時から始めるほど有利です。

 

積立投資は、人生をよりよいものにするお守り代わりになってくれるんですね。

また、お金が増えるだけでなく、投資を始めることで、見えてくる世界が広がる効果ももあると思います。

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2023年31冊目『YOUR TIME(ユア・タイム)』は、予期(未来)と想起(過去)から「時間感覚」を捉える

2022-11-20 16:13:00 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

世の中にこれほどの時間術があるにもかかわらず、いまだに多くの人が時間の悩みを抱えているのはなぜか?

 

この謎を解くために、本書の著者は時間に関する研究を2000件近く調べ、さらには認知科学、心理学、経済学、医学の各分野から、国内外の専門家20人に最新の見解を尋ねています。

 

その結論として述べられているのが以下の点です。

 

1.私たちが本当に気にすべきは、時間ではなく〝時間感覚〟である

2.時間は平等だが、〝時間感覚〟には個体差がある

3.個体差に合わせて〝時間感覚〟さえ書きかえれば、あなたは時間を有効に使えるようになる

 

個体差のある〝時間感覚〟については、予期(未来)と想起(過去)の捉え方で16タイプに分類し、それぞれに効果のある技法が提示されています。

 

「最高の効率」や「最適な生産性」を求める姿勢は、近代の精神が育んだ特殊な思想のひとつにすぎないことが本書からわかります。

現代人が真に時間不足から解き放たれるには、逆に、ある程度の無駄やまわり道が必要なのかもしれません。

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