評価 (3点/5点満点)
2019年に、病のため47歳の若さで亡くなった瀧本哲史さん。
この本はその7年前、2012年に行われた東京大学での講義を1冊にまとめたものです。
切れ味しかないような発言や、徹底したロジックに裏打ちされた主張、そして元マッキンゼーの投資家という肩書きから、「理屈のひと」というイメージが強いですが、実際に瀧本さんに深く接した人はみな、彼の本当の姿はその逆、「情のひと」であることを知っています。
サービス精神が旺盛で、ウィットと愛嬌に富んでいて、次世代にめちゃくちゃ期待をし、どんなときも目の前の仲間のためには支援を惜しまない人。その魅力的な人柄も、話の端々から滲み出ていると思います。
たぶん2020年までには、この国の将来ってある程度見えてると思うんですね。8年後の今日、2020年の6月30日の火曜日にまたここに再び集まって、みんなで「宿題」の答え合わせをしたいんですよ。
なので、2020年の6月30日までに、やはり何かやりましょう。僕もそれまでに何かやりますので、みんなで答え合わせをしましょう。
瀧本さんがいない中、2020年6月30日に再集結する動きはありましたが、コロナの影響で実現できず。しかし、当日の19時から『瀧本哲史ゲリラナイト』がyoutubeで配信されます。楽しみです。
https://www.youtube.com/watch?v=x0hOgyGKs1M
「バイブルやカリスマを否定せよ!」「自分の頭で考えろ!」
君たちが未来を変えろという、その普遍的なメッセージは、これから10年後、20年後もけっして色褪せることはないでしょう。本書はずっと10代・20代の若者たちを、刺激し続けるはずです。