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厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2025年3冊目 『マーケティング脳で考えればうまくいく』は、マーケティングを人間理解のために役立てる方法

2024-08-01 15:11:43 | 日記

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評価 (3点/5点満点)

もともとは仕事のために用いられてきたマーケティングを人間理解のために役立てる方法が「マーケティング脳」です。

 

「職場に居場所がない」「自分のことを誰も正当に評価してくれない」「人間関係がどうもうまくいかない」

などと悩んでいる方なら、マーケティング脳が問題解決につながるかもしれません。

 

マーケティング脳を働かせるには「冷たい頭」、つまり理性や客観的なデータなどを用いる必要がありますが、その根本にあるべきは「熱い心」だと著者は考えています。

それは、自分の内面を豊かにすることであったり、家族のぬくもりであったり、大切な人とつながることであったりします。

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2025年2冊目 『覚悟の論理』は、石丸伸二氏が実行する冷静な思考と合理的な選択

2024-08-01 14:58:30 | 日記

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評価 (4点/5点満点)

石丸伸二さんが2024年5月に刊行したもの。

安芸高田市長時代の内容が中心で、東京都知事選には一切触れていません。

 

本書のテーマは「覚悟が決まる仕組み」です。

・リスクとリターンを分析し、「やったほうが得だ」と判断したことをする。

・自分はどうありたいか、何に自分という存在を使うか。その目的に向かって戦略を立てる。

 

極めて冷静に、醒めた状態で思考した結果、おのずと決まっていくもの。それが「覚悟」です。

 

政治の世界に限らず、日本全国さまざまな場所に同調圧力やしがらみは存在します。

これまでの当たり前が通用しなくなる中で、合理的な選択をしていかなければいけないですね。

 

【my pick-up】

◎自分が無理なくできる範囲で考えていい

親をどれだけ大切に思うからといって、親のために自分の時間をすべて捧げることはできません。私の場合、今もし親から「同居してずっと自分たちの面倒を見てほしい」という役割を期待されたとしたら、私にはそこまでのことはできないと答えます。資金援助をしたり、ときどき一緒に話す時間をつくったりする。自分が無理なくできる範囲でやれることを考える。

◎前例を踏襲してしまうのは、自分ごとになっていないから

前例踏襲は、みんなにとって「他人ごと」だから起きます。前のやり方を続けることは、自分にとって特に深刻な問題ではない。しかも、前のやり方から変えようと熱心に取り組んでも、公務員なので特に成果報酬のようなものはなく、自分の給料は上がらない。だったらこれまで通りを続けていたほうが、仕事は楽だし、心も痛まない。できるだけサボっていよう。このような思考回路になるのは当然のことです。

◎新しい挑戦には、損失と利得の分析が必要

出たとこ勝負はしない。運には任せない。勝算があると見込めたことを、戦略的に進めていく。組織も個人も、同じように考えます。もし新しい挑戦をする覚悟が決まらない、勇気が出ないというのなら、それは損失と利得の分析がまだできていないということ。だったらやらないほうがいい。

◎自分の責任を果たしていれば、気に病む必要はない

どこまでが自分の問題で、どこからが相手の問題か、明確に線を引いている。その結果、極端に言えば、相手の問題は「どうなっても私は知りませんよ」と割り切れる。だからメンタルが強く見えるのでしょう。市長としての自分の役割は、市民にとって良いもの、意味があるものを提案すること、さらに「どうして良いのか」を議会でしっかり説明すること。そこまでできれば、成功です。その提案を通すか、通さないかを判断するのは議会の役割であり、決定の責任は議会にあります。提案し終えた時点で責任は私ではなく、議会のほうにバトンタッチされている。その先でどのような結論に至ったとしても、私が落ち込む必要はありません。決定の責任は議会にある。その議会の議員たちを選んだのは市民である。だからしょうがない。かなりクリアに割り切っているのです。

◎正論はどんどんぶつけるべき

自分の抱く理想に共感してほしい、理解して動いてほしいと部下に対して思うなら、そのための一番効果的なツールは論理です。論理に勝るものはありません。無意識に前提としていることや、論理の過程をすっ飛ばして結論だけを伝えても相手は動きません。だから、長く時間を共有しているわけではない相手に対しては、自分にとって当たり前のことでも一つひとつ言語化し、丁寧に伝えていく必要があります。正論をぶつけられて「マウントをとられたみたいでいやな気持ちだ」と堂々と言う人もいますが、自分の論理展開が甘いからマウントをとられた。そのことのほうに問題があると考えるべきです。

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2025年1冊目 『バリューのことだけ考えろ』は、ウェットで泥臭い技術も大事

2024-08-01 14:49:28 | 日記

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評価 (3点/5点満点)

バリューを発揮するために必要なのは、ロジカルシンキングや仮説思考、魅力的な資料の作り方だけではありません。

根回し、接待、交渉、謝罪といったウェットで泥臭い技術も含め、真の戦略思考にはB面があるとのこと。

 

この本では、ほとんど表で語られることがなく暗黙知の場合が多い、付加価値を出す思考やノウハウを紹介します。

 

【my pick-up】

◎転職に回数制限はない

時代が変われば、マイノリティがマジョリティになる。すると、過去の価値観は全否定されるわけだ。だから他人のアドバイスはほとんど眉唾だと思った方がいい。何より大切にすべきは自分自身の価値観である。だから転職を躊躇する必要はない。選択肢があることが幸せなのだ。否定をしてくる人たちになんの権限もない。転職をしたいのなら、すればいいだけのことだ。自分の官能に素直であろう。

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2024年205冊目 『投資家思考の鍛え方』は、貯金&投資の基本的な考え方や仕組みを知る

2024-07-09 15:14:55 | 日記

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評価 (3点/5点満点)

投資の種銭を貯める貯金から、投資で資金をプラスにするところまで、すべてにおいて必要となるお金の原理原則に関する考え方を紹介します。

 

・お金で解決できることが多いのも事実。

・成功者は皆、極めて合理的な考え方を持っている。

 

また、お金が増える仕組みを体感できれば、自分が本当にやりたいことに集中できる環境も手に入れることができます。

 

【my pick-up】

◎ニュースを見てから動いても遅い

投資家はニュースが出たときには既に投資済みで、ニュースを見て「高値でも買いたい」と思った人たちに売ってあげることで利益を出しているのです。

報道に惑わされず、周りと違う行動を取れるようになると、安値で買って高値で売ることができるようになります。意識して人の逆の行動を選択することによって、投資力は鍛えられていくのです。

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2024年112冊目 『DIE WITH ZERO』は、「死ぬまでにお金を使い切る」経験・思い出にあふれた人生への転換

2024-02-21 16:42:59 | 日記

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評価 (5点/5点満点)

「ゼロで死ぬ」

何も考えずに働き、貯蓄し、できるだけ資産を増やそうとしていたこれまでの人生を変える1冊です。

 

・莫大な時間を費やして働いても、稼いだ金をすべて使わずに死んでしまえば、人生の貴重な時間を無駄に働いて過ごしたことになる。その時間を取り戻すすべはない。(P70)

・人は皆、遅かれ早かれ死ぬ。最後の数日、数か月を生き延びるのに必要な医療費を貯めるために、人生の貴重な数年間を犠牲にしてまで働きたいと思うだろうか?それに、医療費は病気の〝治療〟に使うより、健康を保つための〝予防〟に使うほうがはるかに賢明だ。(P91)

・私の結論は、「親が財産を分け与えるのは、子どもが26~35歳のときが最善」というものだ。実際には、こんなに若いときに財産を譲り受ける人は少ない。かなりの年齢に達したときに、親の遺産を相続するケースがほとんどだ。子どもが金から最大の価値を引き出せる年齢を過ぎると、あなたが分け与える財産の価値はどんどんと落ちていく。子どもにもっとも効果的な形で財産を分け与えたいのなら、額の多寡だけではなく、できる限り最適なタイミングを考えるべきだ。(P126)

・年を取れば、健康は低下し、物事への興味も薄れていく。性欲も減退するし、創造性も低下していく。かなりの高齢になり、衰弱してしまうと、できる活動は限られる。そうなったら、もう金は役に立たない。ベッドに寝転んでテレビのクイズ番組を見ることくらいしか、特にしたいこともなくなるだろう。金から価値を引き出す能力は、年齢とともに低下していくのだ。(P164)

・人生を最適化するよう金を使う場合、大半の人は45~60歳のあいだに資産がピークに達する。この範囲から外れると、人生の充実度を最大限に高めるのは難しくなる。つまり、経験のために金を十分に使いきれなかったということになる。(P227)

 

「人生で一番大切なのは、思い出をつくること」

体力や気力が落ち始めるまで、人生を充実させる経験をするのを待つ理由はないはずです。

死ぬまでに使い切ることのない金を貯めることばかりに労力を注ぐのではなく、今すぐ人生を最大限に楽しむことを提案しています。

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