厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
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2019年43冊目『ゆとり社員&シニア人材マネジメント』

2018-11-23 20:20:00 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

多くの管理職が、若手社員やシニア人材のマネジメントに悩んでいます。

最近の若手社員は、指示をすると「その仕事をする理由」を逐一聞いてくる、少し叱責するとすぐに泣き出したり会社を休んだりする。シニア人材は、長年培った自分なりの仕事のやり方をなかなか変えることができない。

この本では、「ゆとり世代」の若手社員と「しらけ世代」のシニア人材の2つの世代について、それぞれマネジメントの要点がまとめられています。

・「仕事のやりがい」や「人間関係」がどんなに充実していても、労働環境が悪ければ、若い人はついてきてくれない。

・特別な理由もなく、ただ60歳を超えただけで給料が減額された「年上の部下」は、仕事に対するモチベーションも著しく減少させている。

・これら2つの世代の特徴は、元気のある上下の世代に挟まれて、どちらかといえば大人しく、自信を喪失していること。管理職世代に比べて「自信喪失」していることへの配慮が必要。

・シニア人材のマネジメントにはハイコンテクストのコミュニケーションが、若手社員のマネジメントにはローコンテクストのコミュニケーションが適している。

・若手社員に何らかの指示をする際は、その仕事の目的と手段、そして全体像、またなぜその仕事が必要なのかの背景、どうしてその仕事をその人に頼むのか、どのようなことを期待しているのか、詳細に説明するようにする。

・シニア人材のマネジメントをする管理職が最初に持つべきは「敬意」と「感謝」と「ねぎらい」。次に必要なのは「相手の仕事スタイルの尊重」。

以上のように、各世代の典型的な価値観が醸成された理由を考察し、若手社員の成長促進及びシニア人材の意欲向上に有効な働きかけの秘訣を紹介します。

特に「何を伝えるのか」「どう伝えるのか」という具体的な声掛け例は、すぐに実践できる実用的なものです。

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2019年42冊目『即動力』

2018-11-23 20:13:54 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

芸人コンビ・ロンドンブーツの田村淳さんが、行動力を超えた行動力2.0=即動力を提案します。

感じたら今すぐ動く。思い立ったら今すぐ動く。圧倒的なスピードを伴った行動力が、即動力です。

フットワークや行動力がある人はたくさんいます。でも〝即動〟は少し違う。行動にスピードがともなわないと、結果は出にくいからです。タイミングが遅かったら、意味がないんです。何時だろうがLINEでバンバン投げるんです。翌日、相手から返事があったことで内容を思い出せますし、メモ代わりにもなるので便利です。日本人は「夜中に仕事のメールをしたら迷惑かも」って、変なブレーキをかけてしまう。思い立ったら、すぐ行動。これが即動の「いろはのい」ですね。(P.147~148)

「今、悩みを抱えているんです」そう嘆く人がいれば、それは動いていない証拠かもしれません。心がけひとつで、簡単に誰だってできるスキル、即動力を活用してみましょう。

ちなみに、本書の「おわりに」で、譲歩することによって更なる高みに行ける「譲歩力」に田村さんが注目しているそうで、次回作「譲歩力」を期待しています。

【my pick-up】

◎仕事の時間は絶対に削らない-大学受験に挑戦

僕が削ったのは、睡眠時間とプライベート。ここは僕のこだわりでもありました。目指したのは、僕の挑戦を見て「大人だって勉強できる」と多くの人に感じてもらうこと。だから仕事量は一切セーブしない。こうして、受験勉強中は一切飲みにも行かなかったし、外食にも行きませんでした。

◎失敗しに行け

一発で成功しようなんておこがましいにも程がある。とにかく失敗して、データを取りに行く。「たった1回のチャレンジで成功」なんて、僕には脆弱なイメージしかありません。

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2019年41冊目『自分で決める。』

2018-11-23 20:01:05 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本の目的は、皆さんに「自分で決める生き方を身につけてもらうこと」です。

自分で決めることで、誰もが成長し、周りから評価され、人が集まるようになります。

そのため、すぐに実践できる小さなスキルから、本質的な自己の拡張まで、皆さんの役に立つであろうことをピックアックして書いています。

自分で主導権を握る覚悟を持つことが、今後仕事人として生き残るうえで必要だと感じます。

【my pick-up】

◎簡単なタスクからどんどん処理していく

私が仕事をするうえでこだわっていることは、ボールをすぐに相手に渡すことです。自分でボールが止まっていればいるほど、仕事は憂鬱になります。気分が上がらなくても、簡単なボールからひとつずつ返していくことが大事です。重い(時間や手間がかかる)タスクから取りかかってはダメです。頭を使わなくてもできることから、やってください。仕事をこなしているうちに、必ずモチベーションは上がってくると自分に言い聞かせながら、仕事を開始するのです。タスクが増えても、どんどんボールを投げていれば、案外仕事は楽しくなるものです。

◎仕事は「3分以内にできるか否か」で判断する

基本はその場で即解決する。作業はあふれていて当然なのです。むしろ、そのなかでどう優先順位をつけて片づけていくかが、仕事ができるかできないかを分けると思っています。期限を切るから、話を前に進めようと頭をフル回転させ、こだわりが生まれます。その結果、ビビリや拒絶の恐怖を克服し、言うべきことが言えるようになったり、一歩踏み出せるようになるのです。

◎提出物は1日以上前倒しが基本

会社員時代、私は自分で切った提出期限を必ず1日以上前倒しして顧客に提出するということを徹底していました。スピード=やる気・信頼につながります。これは、相手がいかに重要な存在かを示すことになるのです。「どう、今日一杯飲みに行かない?」このような場合、だいたい上司は飲みに行ける人を探しています。別にあなたでなくてもいいのです。あなたでなくてもいいものは、優先順位が高くありません。

◎自信はあとからついてくる。決めるのは「いま」だ

人は常に「いまじゃない」と言い訳ばかりして、チャンスを逃します。むしろ、いまがもっとも状況が整っていると思うべきです。そもそも、自信とは、行動したあとにしかつきません。自信は持つものでも、突然降ってくるものでもありません。「行動が先、自信があと」なのです。あなたが足を止めそうになる、その〝やらない理由〟こそが、やる理由なのです。

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2019年40冊目『君たちはどう働きますか』

2018-11-17 19:58:14 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

著者は1999年に41歳で当時の東証一部上場企業で最年少社長となってから15年間メイテックの社長を務め、数多くのエンジニアを送り出した西本甲介さん。

メイテックのエンジニアたちは、メイテックという会社の社員ではありますが、実際に働いているのは派遣先の企業です。見方を変えれば、数年ごとに転職を繰り返しているようなもの。そんな企業の枠を超えて働き続けている彼らのプロフェッショナルとしての生き方には、働き続けるためのヒントが数えきれないほどあります。

メイテックのエンジニアたちから学んだ、企業の枠を超えて生涯働き続けるためのヒントを、これから労働市場に出て行こうとしている皆さんや、会社という組織の中で成長を願う皆さん、転職を考えている皆さん、仕事人生の終盤を迎えた皆さん、それぞれにお伝えします。

働き続けることができるだろうか?という不安の時代の中で、仕事を通して成長する「機会と場」を得ることができれば、必ず成長することができる。成長することができれば、働き続けることができる。

本書には特別な言葉や魔法のような言葉はないと、西本さんは言います。大切なことは、時代や社会が変わっても変わらないことの方であり、当たり前のことを実践し、それを持続することです。本当の働き方改革は、そこから始まるのだと思います。

仕事の本質的な、最大公約数的な共通項を理解し身につけることが、企業の枠を超えて生涯働き続ける力になるということですね。

【my pick-up】

◎40代で折り返し点

70歳まで働くと考えると、新卒の22歳から働き始めたとして、生涯で48年間働く計算です。折り返し地点は46歳です。40歳そこそこなら、まだ生涯労働年数の半分も働いていないことになります。「なんだか、もうベテランみたいな顔をして働いているけれど、何か勘違いしていませんか。マラソンにたとえるなら、まだ折り返し地点にも辿り着いていませんよ。それなのに、いっぱしのベテラン気取りで、サラリーマン人生はこんなものだとしたり顔ですが、それであと半分走り続けられますか?」つい、そんなことを口にしてしまうのです。

40歳を過ぎたらベテランなどと勘違いしていては、すぐに頭は固まってしまいます。40歳はまだ若手というくらいの気持ちでいなければ、70歳まで働き続けることは難しいと思います。

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2019年39冊目『4つの種で仕事と人生はうまくいく。』

2018-11-17 19:43:20 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、4つの種(逆転の種、信頼の種、便利の種、合体の種)を通じて、現実的かつ即着手できる思考をお伝えします。

・辛いときや苦しいときに前向きになることはそう簡単ではないが、そこは開き直り、あえて少しひねくれて自分の都合のいいように考えてみてはどうだろうか。

・一瞬で山や海に行ったときと同等の思いができるような考え方をする思考訓練をすればいい。

特に若い皆さんへ、少し考え方を変えれば人生が力強く動き始めるということを感じられる1冊です。

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