厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2014年126冊目『ビジネスモデル分析術2』

2014-06-06 13:45:31 | インポート
ビジネスモデル分析術2 数字とストーリーでわかるあの会社のビジョンと戦略 ビジネスモデル分析術2 数字とストーリーでわかるあの会社のビジョンと戦略
価格:¥ 1,944(税込)
発売日:2014-05-29

評価  (3点/5点満点)

この本では、以下のグローバル企業と日本企業を、①沿革と経営理念、②主要な数字、③ビジネスモデル分析、④経営戦略と注目ポイント、⑤決算書分析、⑥分析に使用した資料に沿って、ケーススタディ方式で分析しています。

通信業(AT&T vs ソフトバンク)

スポーツ用品メーカー(ナイキ vs アシックス)

流通業(ウォルマート vs イオン)

製造小売業(イケア vs ニトリ)

保険業(バークシャー・ハサウェイ vs ライフネット生命)

本書でのビジネスモデルは、「広い意味でのビジネスモデル」です。つまり、商流だけでなく、経営者の思想や戦略、製品というように、企業が収益を上げるための活動全体にスポットを当てています。

儲かっている企業とそうでない企業の違いは、ビジネスモデル自体の構造よりも、同じようなビジネスモデルから収益を上げる工夫の違いです。それはまさに、経営者の思想や組織風土、戦略の違いから生まれるのです。

著者の経歴から、決算分析が中心だと思っていましたが、実際読んでみると上記のような内容で、注目企業・業界のビジネス全体を見ることができました。

1年前に刊行されている第1弾も読もうと思います。

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2013年173冊目『貯金習慣』

2013-09-12 16:04:14 | インポート
貯金に成功した1000人みんなやっていた 貯金習慣 貯金に成功した1000人みんなやっていた 貯金習慣
価格:¥ 1,208(税込)
発売日:2013-07-10

評価  (2点/5点満点)

年収が300万円以下の人、そして、その収入のなかでやりくりをしてキチンと貯金に成功している人を対象に、「誰もができて、より効果的な貯金術」にこだわってアンケート調査が実施されました。

この調査を通じて見えてきた貯金習慣を1冊にまとめたのが、本書です。

ステップ1 貯金成功への第一歩は意識改革から。心を磨く貯金習慣【第3章】

ステップ2 出るお金をギュギュッと減らす。貯金のカギを握る節約の習慣【第4章】

ステップ3 所得がアップすれば貯金もラクに。収入をアップさせる〝増やし〟の習慣【第5章】

ステップ4 貯まったお金をさらに増やす。貯金を増やす〝投資〟の習慣【第6章】

この本で面白いと思ったのは、上記ステップ3にあるとおり、支出を減らすだけでなく、収入を増やす点にも触れていることです。ここは仕事術にも通じるところです。

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2013年169冊目『コメントする力』

2013-09-06 22:17:31 | インポート
コメントする力 コメントする力
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2013-08-27

評価  (2点/5点満点)

ニューズウィーク日本版の元編集長で、現在はテレビやラジオのコメンテーター等でも知られる竹田圭吾さんが、自分で学び、考え、整理した「情報力」と「コメント力」について、何がポイントで、どうすればそれが身につくかをまとめた1冊です。

思いつきで喋ると言っても、その行為の前には、何かを思いつくというプロセスが存在します。何かを思いつくには、そのための材料が必要です。思いつきは、あらかじめ頭の中にインプットした材料=情報と知識が化学反応を起こして生まれるものです。

つまり、コメントは、準備してストックした材料の中から必要なものをピックアップして、瞬時に加工して受け手に差し出す行為です。

「情報力」に関しては、距離を置いて情報と接すること、「コメント力」に関しては、他の人と同じことは絶対に言わないこと。その2つが、本書のキモだと思います。

また、ツイッターを活用した情報の収集法や発信法も紹介されています。

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2012年138冊目『統計データはためになる!』

2012-09-30 17:25:32 | インポート
統計データはためになる!  ~棒グラフから世界と社会の実像に迫る~ 統計データはためになる! ~棒グラフから世界と社会の実像に迫る~
価格:¥ 1,659(税込)
発売日:2012-09-22

評価  (3点/5点満点)

・棒グラフはもっとも分かりやすいグラフ

・棒の長さで数量をあらわす棒グラフは我々にとってもっとも実感のわくグラフ

・棒グラフはデータを一望できる

・棒グラフは実感に訴えやすいグラフであるだけに記憶もしやすいグラフ

前著『統計データはおもしろい!』では相関図を取り上げましたが、今回はもっとも素朴でありながら、上記のような表現力を持っている棒グラフから、私たちの生活や社会に対する関心にビビッドに応えるデータがたくさん紹介されています。

「多くの系列のデータからシンプルな1系列を選び出し、それを棒グラフにするというのは普通考えられている以上にソフィスティケート(洗練)されたグラフ技法だといえます。これが、棒グラフだけを取り上げて一書とした理由です。」(はじめにより)

【日本人の自殺率は世界で最も高いのか?】

【東日本大震災の規模や津波の高さはどのくらいだったか?】

【大企業への就職率と就職者数】

【移住先として人気の都道府県はどこか?】

など、面白いデータと、棒グラフから読み取れる背景・理由を身につけるとともに、ほかの人にシンプルで分かりやすく、かつ説得力のあるビジネス資料を作る視点・ヒントを学ぶことができます。

なお、著者の本川裕さんが解説しているサイトでは、本書の内容以外にもたくさんのデータが掲載されていますので、興味のある方は覗いてみてください。

「社会実情データ図録」

http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/

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kotosio

2010-07-03 00:46:18 | インポート
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