厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2012年171冊目『キラーリーディング』

2012-11-30 16:16:49 | おすすめビジネス書
キラーリーディング 驚異の読書法 キラーリーディング 驚異の読書法
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2012-11-27

評価  (3点/5点満点)

「キラーリーディング」とはたんなる速読や多読ではなく、情報のインプットから成果や結果というアウトプットを生むまでをマネジメントした読書法です。

仕事に活用でき、結果を出し、成果を生む知的生産の読書法であり、読めば読むほどどんどんお金が生み出されていく読書法とも言えるでしょう。

≪キラーワード≫書物の中に潜む、深いイマジネーションを湧き起こすひと言。

≪キラーフレーズ≫インテリジェンス、イマジネーションを湧き起こす一節。(そのなかにキラーワードを含むことがある)

アナログとデジタルの各手法を駆使して、この「キラーワード」と「キラーフレーズ」をもとにイマジネーションを起動させて読書する技術が、「キラーリーディング」です。

仕事で本を読むのであれば、今抱えている問題を解決するヒントを必ず掴み取るように、1冊1冊をきっちり消化しなければなりません。本書は、大いにそのヒントとなることでしょう。

【my pick-up】

◎キラーワードとキラーフレーズに遭遇できる確率

インテリジェンスを含んだ「当たり!」の本など、現実をはっきり言えば、せいぜい20%しかないのではなかろうか。

2400冊という空振りがあるからこそ、なんとか600冊のインテリジェンスを満喫できるのではないか、とわたしは考えている。より正確にいうと、600冊以上に増やしたいからムダを承知で3000冊も購入しているのだ。

これら600冊がすべてインテリジェンスたっぷりの本ならいいけれども、現実は1冊の中でもほんの数ページ、いや、数行、数文字しかないことがほとんどなのである。わたしの経験ではいちばん多かった本でも10カ所もあればいいほうだと思う。

だが、それだけでも仕事では十分役に立つ。ものすごい刺激になって、いろんなアイデアが浮かぶし、お金の取れる企画書を仕立て上げることだってできる。

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2012年170冊目『3年以内に成功する男、消える男』

2012-11-29 13:41:55 | おすすめビジネス書
3年以内に成功する男、消える男 3年以内に成功する男、消える男
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2012-11-18

評価  (3点/5点満点)

著者の松尾知枝さんは、元JALの国際線CA(キャビンアテンダント)で、これまで3,000人以上に及ぶ「合コン」の経験から、男性の特徴・法則を細かく分析・体系化してきたそうです。その中で、成功していく男性に共通した「思考法」「実践法」を見出すことができたとのこと。

本書で取り上げている男性は、合コンで出会ったときはまだ普通の人だったのに、出会ってから3年以内に見事成功を収めている人です。

今までの成功法則本で書かれている、現在すでに成功している人(男性)ではなく、これから成功していく人に照準を絞っているのが、本書の特徴でもあります。

紹介されている25の習慣に共通しているのは、成功していく男性は、仕事も人付き合いもお金の使い方も、すべて己の欲望に忠実であること。徹底的に自分の心に忠実であるのです。

社会人となって10年以上が経った30代後半においては、自分(の将来の方向性)を確立させる必要があります。それは周りからも、とても魅力的に見えます。

【my pick-up】

◎運動量とタスク実行率は比例する

1日にいくつもの予定を入れ、夜はプライベートな友人と会うことに時間を使い、空いた時間に本を読んでいる。

それは、日ごろの運動習慣によって、フットワークが軽くなり、普通の人なら「億劫」「面倒」と感じて臆することにも、次々と挑戦していく。その結果、時間密度を何倍にも高め、生産性を高めることに成功しているのでしょう。

運動のために時間を確保すれば、一見忙しさを助長しかねないはずですが、その逆で、運動すればするほど全体のスケジュールのタスク実行率は実は上がっているのです。

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2012年169冊目『40歳のためのこれから術』

2012-11-28 16:01:10 | その他私が読んだ本
40歳のためのこれから術 幸せな人生をていねいに歩むために 40歳のためのこれから術 幸せな人生をていねいに歩むために
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2012-11-15

評価  (2点/5点満点)

40歳は人生の折り返し時点であり、あとは下り坂というイメージもありますが、この本は「70歳こそピーク」だと考えを切り替えることを提唱しています。

そうすれば、40代から新しいスタートを切って、輝かしい70代へと疾走することも可能となります。

そこには、若い人たちに「何かをください」とすがるのではなく、自分の持てるものをありったけ与え続けたいという、筆者の思いも込められています。

現在の40歳前後はちょうど第2次ベビーブームにあたり、ある程度の人数のボリュームがあります。私の年齢もここに該当しますが、この層の多くが本書のような考えで行動すれば、今の日本が抱えている問題(少子高齢化への対応等)が解決し、本当の意味で豊かな国になる希望が見えてくるかもしれません。

【my pick-up】

◎宝物の手入れ-健康管理

「これからは、さらに健康管理が自分の第一の仕事だ」と肝に銘じました。

責任のある仕事をしていて、「自分に与えられた立場」を意識するのであれば、40代からは平日のお酒は控えたほうがいい気もします。

規則正しい生活と、腹八分目も気をつけたいところです。また、僕は40歳から毎朝走るようになりました。

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2012年168冊目『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』

2012-11-27 08:46:29 | その他私が読んだ本
特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ 特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ
価格:¥ 1,344(税込)
発売日:2012-06-13

評価  (2点/5点満点)

①人の話に興味がない

②人と積極的に関わろうとしない

③そのため、世界がどんどん狭まっていく

「心が冷める」とは、そのような状態のことです。また、心が冷めていると、いつの間にか自分の身のまわりの人の心まで冷ましてしまうのです。

この本では、冷めてしまった、もしくは冷めかけている心を温め直すために、今日からすぐできるアクションを心理学や脳科学などのエッセンスを加えながら全47Episodeで紹介しています。

大事なことは、「あ~、この人と距離を取ろうとしてるな」「心が冷めてきてるな」と自覚すること。次に、それを見て見ぬふりをせず、「じゃあ、どうしたらいいんだろう?」と問題意識を持って少しでも行動に移してみることです。

結局、人は1人では生きていけない。だからこそ、自分以外の人を大切にしてほしい。それは、結果的に自分を助けることになる。ということです。

2012年6月の初版以降、10月で12刷ですから、かなり売れている本のようです。ビジネス書としても、心理学の本としても、飲み会の小ネタとしても読める1冊です。

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2012年167冊目『必ず「頭角を現す社員」45のルール』

2012-11-25 16:37:36 | おすすめビジネス書
必ず「頭角を現す社員」45のルール: 仕事にもっとハングリーになれ 必ず「頭角を現す社員」45のルール: 仕事にもっとハングリーになれ
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2012-09-14

評価  (3点/5点満点)

・頭角を現す社員は、寝る間を惜しんで体力を削りながら働こうとしたりはしない。

・頭角を現す社員は、徹底的な「フォロワーシップ」(会社からの命令や指示をつねに自分の力で最後までやり切る)を身につけている。

・頭角を現す社員は、日々の仕事の中で、人の上に立つための資質や器量を育てていく。

トリンプ・インターナショナル・ジャパンの元社長・吉越浩一郎さんの最新刊は、「頭角を現す社員」の特徴を、上記をはじめ45項目紹介します。

吉越さんの本を読んだことがある方にとっては、内容的に重複する個所があると思いますが、それは吉越さんの考え・主張が首尾一貫していることの表れでもあります。結果や効率性を徹底的に追求する姿勢は、少子高齢化等の構造的な社会の変化や長期の景気低迷に直面している日本にとって、ますます重要度を増すことでしょう。

【my pick-up】

◎「結果」で人に認められ、「結果」で人を認める

努力ではなく、結果で認め合う。ビジネスでの人間関係は、そういうものと割り切ったほうが、人づきあいもしやすくなります。

日本ではよく、結果だけでなくプロセスも評価すべきだとする声を耳にします。結果が出なくとも、果たした努力に対してもきちんと評価をするべきだ、というのです。一見正しそうに感じますし、温かみを感じて「ああ、よいことだな」と思えるのですが、これは間違いです。

まず、その仕事をしている当人としては、プロセスをつねに見直し、必ず結果を出すということが重要です。プロセスが非効率、あるいは多少間違っていたとしても、それを途中で修正し、正しい方向へ軌道修正すれば、必ず結果につながるからです。

◎仕事はゲーム-だからこそ勝つ

仕事から一度離れると、そこで得たものの大部分は消えてなくなってしまいます。だから仕事は架空の空間であり、ゲームをやっているのと同じような感覚で捉えるべきです。

たとえ仕事で苦しいときがあっても、それはゲームの中だけのこと。苦しみが続かないとわかっていれば、耐えることもできます。一日の仕事を終えた時点で、ゲームは一度リセットされ、いつもの自分に戻ることができます。

何事も楽しむには、そこからちょっと距離をおいて、客観的な目で見ながらつきあっていくほうがいいのです。仕事をしているときは徹底的に打ち込むけれど、終業時間がきたら仕事のことは考えない。この切り替えがうまくできると、仕事が楽しめるようになるのです。

所詮、仕事はあなたの人生のほんの一部分です。人生をファイナンス的にサポートするための一手段です。寝ても覚めても仕事三昧で、そこに人生をまるごと捧げてしまい、それに振り回されるような生き方をしていると、仕事はどんどん楽しくなくなります。

ただし、ゲームは勝ってこそ面白いものです。ゲーム感覚を仕事に持ち込まないと、逆に時間をかけてゆっくり、コツコツ、丁寧に・・・と、効率の悪い仕事に精を出すことで得られる充実感のほうに、喜びを見出してしまう危険があります。

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