ー頭のいい人だけが知っているーお金を稼ぐ読書術ー33歳で3億円をつくったインプット・アウトプット法ー 価格:¥ 1,365(税込) 発売日:2009-06-25 |
評価 (3点/5点満点)
『33歳で資産3億円をつくった私の方法』『30代で差をつける「人生戦略」ノート』などの著者である米国公認会計士・午堂登紀雄さんの読書法です。
「もし身近に”ガンコオヤジ”がいたら、どのくらい本を読んでいるか聞いてみてください。たぶん新聞くらいではないでしょうか。本を読まないと、自分の価値観に凝り固まってしまう危険性があるのです。」
「本を読むことで、多様な価値観と多様な視点が養われ、同じ情報に触れても、その他大勢には見えない意味を引き出すことができる。」
と本書の冒頭にあるとおり、読書は自分を変化させ、成長させる非常に身近で便利な方法です。積極的に取り入れない手はありません。
ちなみに、午堂さんも私と同じく、読書はほとんど通勤の電車内だけだそうです。読書はある程度数をこなせば、往復の電車内1時間くらいでビジネス書は1冊読めてしまいます。わざわざ家で時間を取ることもなくなります。
【my pick-up】
◎著者のかつてのプロセスを理解する
本当にやるべきことは、今その人がやっていることを真似るのではなく、その人がその人になっていく発展途上でやっていたことを真似ることのはずです。
だから、気に入った著者の本は全部読み、その人が成功途上に何をしてきたかを知る。
◎読書の仕組みをつくる前に経験したいこと
まずは読書を習慣づけることを考えてみましょう。たとえば、自己啓発書の中から「自分の価値観を後押ししてくれる本」を読んでみる。
◎大型書店をベース書店として知の散策を楽しむ
断然、大型書店を、頻繁に行く「ベース書店」にしたいものです。なぜかというと、ビジネス書で一般的な初版5000部くらいの本は、最初は大都市の大型書店しか行き渡らないからです。
→私のベース書店は、(東京)丸善丸の内本店・日本橋店、紀伊国屋書店大手町ビル店、(大阪)紀伊国屋書店京橋店、ブックファースト梅田店、旭屋書店なんばCITY店です。(kakihara)
◎書評ブログは出会いの宝庫
何事も評価は難しい。歴史的な教養と、多彩な比較の視点が最低限必要だからであり、本来あるべき姿を自分のなかでもっていなければ評価などできず、なおかつ、その短所すら時代状況においては長所となりうるという視点も不可欠だからです。(日垣隆『情報の「目利き」になる!』ちくま書房)
◎受け入れて器を広げる
まずは著者の言っていることを素直に受け入れてみる、というのが基本です。この「受け入れる」というのは、非常に高度で難しい読み方です。なぜなら、読者自身に相応の「受容力」がないとできないからです。