厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

今年143冊目『お金を稼ぐ読書術』

2009-08-29 15:48:27 | おすすめビジネス書
ー頭のいい人だけが知っているーお金を稼ぐ読書術ー33歳で3億円をつくったインプット・アウトプット法ー ー頭のいい人だけが知っているーお金を稼ぐ読書術ー33歳で3億円をつくったインプット・アウトプット法ー
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2009-06-25

評価  (3点/5点満点)

『33歳で資産3億円をつくった私の方法』『30代で差をつける「人生戦略」ノート』などの著者である米国公認会計士・午堂登紀雄さんの読書法です。

「もし身近に”ガンコオヤジ”がいたら、どのくらい本を読んでいるか聞いてみてください。たぶん新聞くらいではないでしょうか。本を読まないと、自分の価値観に凝り固まってしまう危険性があるのです。」

「本を読むことで、多様な価値観と多様な視点が養われ、同じ情報に触れても、その他大勢には見えない意味を引き出すことができる。」

と本書の冒頭にあるとおり、読書は自分を変化させ、成長させる非常に身近で便利な方法です。積極的に取り入れない手はありません。

ちなみに、午堂さんも私と同じく、読書はほとんど通勤の電車内だけだそうです。読書はある程度数をこなせば、往復の電車内1時間くらいでビジネス書は1冊読めてしまいます。わざわざ家で時間を取ることもなくなります。

【my pick-up】

◎著者のかつてのプロセスを理解する

本当にやるべきことは、今その人がやっていることを真似るのではなく、その人がその人になっていく発展途上でやっていたことを真似ることのはずです。

だから、気に入った著者の本は全部読み、その人が成功途上に何をしてきたかを知る。

◎読書の仕組みをつくる前に経験したいこと

まずは読書を習慣づけることを考えてみましょう。たとえば、自己啓発書の中から「自分の価値観を後押ししてくれる本」を読んでみる。

◎大型書店をベース書店として知の散策を楽しむ

断然、大型書店を、頻繁に行く「ベース書店」にしたいものです。なぜかというと、ビジネス書で一般的な初版5000部くらいの本は、最初は大都市の大型書店しか行き渡らないからです。

→私のベース書店は、(東京)丸善丸の内本店・日本橋店、紀伊国屋書店大手町ビル店、(大阪)紀伊国屋書店京橋店、ブックファースト梅田店、旭屋書店なんばCITY店です。(kakihara)

◎書評ブログは出会いの宝庫

何事も評価は難しい。歴史的な教養と、多彩な比較の視点が最低限必要だからであり、本来あるべき姿を自分のなかでもっていなければ評価などできず、なおかつ、その短所すら時代状況においては長所となりうるという視点も不可欠だからです。(日垣隆『情報の「目利き」になる!』ちくま書房)

◎受け入れて器を広げる

まずは著者の言っていることを素直に受け入れてみる、というのが基本です。この「受け入れる」というのは、非常に高度で難しい読み方です。なぜなら、読者自身に相応の「受容力」がないとできないからです。

コメント (2)
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今年142冊目『「1日10分」で脳が生まれ変わる』

2009-08-28 12:47:05 | その他私が読んだ本
「1日10分」で脳が生まれ変わる (East Press Business) 「1日10分」で脳が生まれ変わる (East Press Business)
価格:¥ 1,500(税込)
発売日:2009-03-19

評価  (2点/5点満点)

脳機能学者・カーネギーメロン大学博士の苫米地英人さんの最近の出版ペースはすごいですね。私は苫米地さんの本を今回初めて読みました。

本書のテーマは、誰もが実践可能な「夢をかなえる脳」のつくり方、しかも「自分で努力をしているとは思わずに夢を実現する脳のつくり方」です。

苫米地さんが行ってきた最先端の機能脳科学の研究による成果と、世界65ヶ国で280万人が実践してきた自己啓発プログラムの開発者であるルー・タイスの理論を結びつけたノウハウを、「1日10分トレーニング」で実践できる形にアレンジしています。

一見読みやすそうに見えますが、実際はなかなか難しいです。苫米地さんの初期の本やもっと易しめの本を数冊読んでおくといった下地が必要かも知れません。

【my pick-up】

◎ゴールを失った人間は1年半で死ぬ!?

世界で最も高い評価を得ているアメリカの心理学者ルー・タイスがよく言っていることがあります。「会社をリタイアした人は、そのあと新しいゴールを見つけないと、平均1年半で死んでいる」そういう統計があるのです。

◎目の前の現実は「記憶」でかたちづくられている

私は、20年以上も脳の研究をしてきて、最近、ようやくひとつの結論にたどり着きました。それは、リアリティは記憶からできているということです。

→本書ではこれに基づくトレーニング法を紹介しています。(kakihara)

◎話す単語の数を6分の1にする

普通に仕事をしているときに、上司の会話でも自分の会話でも、1時間録音してみると、その1時間の会話の内容を「10分で言い換えてくれ」と言われたら誰でもできます。

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今年141冊目『1兆円を稼いだ男の仕事術』

2009-08-27 12:56:56 | おすすめビジネス書
1兆円を稼いだ男の仕事術 1兆円を稼いだ男の仕事術
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2009-07-02

評価  (3点/5点満点)

著者の夏野剛さんが、主にドコモ時代に何を心がけ、どのように仕事に臨んできたのかについて、83の成功のキーワードとしてまとめた1冊。

この本のタイトルは、「iモード」や「おサイフケータイ」、「FOMA」などを手がけた夏野さんがドコモにもたらした利益は1兆円をくだらないというところから来ているそうです。

ちなみに、夏野さんは2008年6月にドコモを退社し、現在はドワンゴ取締役、慶應大学特別招聘教授、及び数社の社外取締役に就かれています。

単なるテクニック的な仕事術としてでなく、様々な人たちとの縁、関わりなどのエピソードも盛り込まれており、ビジネス全般に対する思考・戦略のあり方を学ぶことができます。

【my pick-up】

◎やるべき仕事がなくなったら次に進む

ドコモ時代、私はさまざまなサービスの開発に携わり、それにより社会にも会社にも貢献することができました。そんななか、2008年6月にドコモを退社したのは、「ドコモでやるべきことは、すべてやり尽くした」と感じたからでした。

そこには確かに達成感はありましたが、その一方で、あの頃のドコモでは「もはや社会に影響を与える仕事ができない」という思いもありました。これから携帯電話業界が進もうとしている方向が、私の信条とは合致しなかったのです。

私が退社を考えるようになったのは、2007年12月にドコモが販売形態を変更し、企業にとってリスクの少ない販売システムを導入したあたりからでした。発端は、それまでのインセンティブ制度を見直せと、総務省からお達しが出たことにあります。

この制度は、今ではもっぱら悪者扱いされていますが、私は今後も有効なビジネスモデルだと考えています。

新規の契約希望者も、他社からの乗り換えを考えている人たちも二の足を踏んでおり、業界全体にかつての活気がなくなった感があります。

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今年140冊目『ピンチに慌てず、チャンスを創る82のゴールデンルール』

2009-08-27 09:00:39 | おすすめビジネス書
ピンチに慌てず、チャンスを創る82のコ゛ールテ゛ンルール ピンチに慌てず、チャンスを創る82のコ゛ールテ゛ンルール
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2009-08-07

評価  (3点/5点満点)

日本ヒューレット・パッカード社などを経て独立し、現在ビジネスコミュニケーション全般の企業・団体研修、各種コンサルティング業務を手がける㈱グローバリンク・代表取締役の大串亜由美さんが、お手本にしたい人たちの仕事のエッセンスをまとめて、本物の仕事をするためのヒントとしたものです。

本書の”はじめに”にもあるとおり、読めば当たり前のことのようだけれど、当たり前のことを当たり前にできている人は本当に少ないと感じます。「82のゴールデンルール」のなかで自分に足りないものは、1つからでも実行していきましょう。

【my pick-up】

◎ノー残業デーは率先して帰る

「この日は早く帰ろう」「月末は忙しいけど、月初はなるべく早く帰る」と、自分で決めてバランスをとる。燃え尽きてしまわないよう、仕事にメリハリをつけてセルフコントロールします。

◎「次の人」への配慮

上司に頼まれて資料を集めた時。中身がひと目でわかるよう、インデックスを付ける。じっくり読む時間がない上司のために、重要な部分に付箋をしておく。「必要なら、ここは過去10年分の数字も揃えられます」のメモを添える。

◎「忙しい」は、かっこ悪い

いつもあくせく、忙しそうにしている人。「忙しい」が口癖の人。打ち合わせ中にしょっちゅう携帯を鳴らして、「ちょっとすみません」を中座する人。これは、仕事をコントロールできていないということです。

◎豹変しない

「あの人は得意ですから、任せてください」という人を、私は信用しません。それは相手を軽んじていたり、「あの人なら無理を言っても大丈夫」と甘えているだけだから。「この人は得意」と思ったら、自分が手抜きをしていないか、振り返ってみましょう。

◎一流を目指すための7つのポイント

①配慮はするけど、遠慮はしない。

②過去は引きずらないけど、忘れない。

③簡単に諦めないけど、無理もしない。

④芯はあるけど、頑なにならない。

⑤誰に対してもベストを尽くす。でも、全員から好かれることを求めない。

⑥アドバイスは素直に聞く。でも、それを使うかどうかは、自分で決める。

⑦滅私奉公から「活私」貢献へ。

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今年139冊目『ストレスゼロの仕事術』

2009-08-25 13:03:12 | おすすめビジネス書
ストレスゼロの仕事術 ~人間関係・組織・成果・・・考え方ですべてが変わる! ストレスゼロの仕事術 ~人間関係・組織・成果・・・考え方ですべてが変わる!
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2009-07-16

評価  (3点/5点満点)

著者は、組織と個人の思考・行動変革を促すコンサルティングを行う㈱グロースサポートを自ら設立し代表取締役を務める木村英一さん。

ストレスの根本原因は、思考のクセ(思い込み・誤解・錯覚)であり、自らの思考パターン・行動パターン・反応パターンを認知し、変えることで、様々な問題を解決することができるとしています。

思考のクセはすぐに修正できるものとそうでないものが混在していると思いますが、すぐに修正できるものから手をつけていけば、芋づる式に全体が好転していく場合があります。とにかく小さくてもまず動いてみることが大事です。

【my pick-up】

◎結果の出る組織の黄金ルール-整理整頓

整理整頓をもっとも重く受けとめるべきは、ホワイトカラーの仕事場です。日本のホワイトカラーの労働生産性が先進国中で低い位置に甘んじている理由として、残業の多さが挙げられていますが、これには整理整頓も大きく関係していると思われます。

◎「朝令暮改」と「ブレない軸」

根拠のない朝令暮改が起こる根本原因は、「結果」に対するイメージが不明確であることです。

◎シンプルに考え、まず行動する

理論は、いわば掛け算です。すでに結果があるものを大きくするには、理論が必要です。結果が出たら、あとは掛け算で増やせばいい。しかし、結果が出ないうちはゼロですから、何を掛けても仕方がないのです。

一方、現実は足し算です。行動によって、うまくいけばひとつ結果が積み上がり、そしてその上にまたひとつ結果が積み上がり・・・となっていくのです。

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