厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2013年69冊目『あなたはこの人生で「お金」を選びますか、それとも「生きがい」を求めますか?』

2013-03-30 23:00:51 | おすすめビジネス書
あなたはこの人生で「お金」を選びますか、それとも「生きがい」を求めますか? あなたはこの人生で「お金」を選びますか、それとも「生きがい」を求めますか?
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2013-03-16

評価  (3点/5点満点)

この本は、「本音」を選んだ人生、「建て前」に従った人生、はたまたその両立に悩んだ人生さまざまな生き方を紹介し、そのメリット、デメリットの実例を知る中で、読者自身にとっての「気持ちのいい生き方」を探り出すことを目的としています。

一言でいえば、どう生きたら自分にとって一番ハッピーなのかを、他者の生き様の中から気づく本です。

著者の大塚寿さんがこれまでの経験から見出したのは、〝40歳を超えたら悩まない、焦らない、怯まない、媚びへつらわない〟という生き方。本書では、そうした生き方を標ぼうした先人たちの成功例や失敗例がたくさん紹介されています。

《あとがきから一部抜粋》

そもそも「生きがい」というのは会社や他人から与えられるものではなく、自分の中に生まれる感情です。しかもそれを感じる基準が低ければ、おおいに「生きがい」を味わえるでしょうし、その基準が高ければ、なかなか「生きがい」に到達することができなくなってしまうという代物なのです。

そうした「生きがい」の特性を知っておいて欲しいと思います。

その上で、「お金」を選んだっていい、「生きがい」を求めたっていい、もちろん遠慮せずに双方を追う人生もおおいに「あり」です。とにかく重要なのは、最初の一歩を踏み出して全力疾走して、軌道修正しながら走り続けることです。

・「自分は自分、他人は他人」と割り切れたところから豊かな人生が始まる。

・能力はそこそこでも、テーマを絞って時間さえ余分にかければ、人生なんとかなる。

単なる机上の空論ではない、努力・苦労に裏打ちされた味わい深い言葉を本書からいくつも見つけることができます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013年68冊目『人事コンサルタントが明かす「ムダ」のない仕事のやり方』

2013-03-29 13:26:45 | その他私が読んだ本
人事コンサルタントが明かす「ムダ」のない仕事のやり方: 努力が正しく評価される80のヒント 人事コンサルタントが明かす「ムダ」のない仕事のやり方: 努力が正しく評価される80のヒント
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2013-03-19

評価  (2点/5点満点)

会社や同僚は、一体どういう人を「理想」だと思うのか?それは、普通の人ができる範囲内の努力で結果を出している人です。

頑張りすぎると、評価されない。なぜこのようなことが起こるのかといえば、それは「競争の前提条件を変えて勝っても尊敬されない」という事実があるためです。「競争の前提条件を変える」とは、一人だけ寝ないで仕事をするといったようなことです。

理想は、他人と同じ前提条件の中で、よりよい方法を工夫して成果を上げることです。

本書では、人事コンサルタントの高城幸司さんが、「評価される人」を次の8つの特徴で分類し、それぞれ〝できる人〟が受けている評価のヒントが簡潔に紹介されています。

「効率的な人」「察する人」「考える人」「情報を使える人」「仕切れる人」「巻き込む人」「適応する人」「休める人」

若い頃ガムシャラに頑張ってきて、そろそろ中堅に差し掛かってきたビジネスパーソンが、「今までの仕事のやり方でいいのだろうか?」という疑問のもと、自分を振り返る際に参考となる1冊です。

努力に対し正当な評価を受けるための方法論は、確かに存在すると思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013年67冊目『2分でわかる!ビジネス名著100冊のエッセンス』

2013-03-27 16:00:31 | おすすめビジネス書
2分でわかる! ビジネス名著100冊のエッセンス 2分でわかる! ビジネス名著100冊のエッセンス
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2013-03-25

評価  (3点/5点満点)

『成功本50冊「勝ち抜け」案内』や『知っているようで知らない「法則」のトリセツ』などを出版し、ビジネス書の奥深さを世間に伝え続けている水野俊哉さんが、「古今東西のビジネス名著のエッセンスが1冊2分で読める」というコンセプトで出したのがこの本です。

誰もが知る世界の名著(22冊)

2010年以降の近年話題作イッキ読み(14冊)

話題のビジネス理論、経済学に触れる(24冊)

エコ、スピリチュアルの世界(12冊)

一度は読みたいベストセラー(19冊)

名経営者の人生、考えに薫陶を受ける(9冊)

計100冊のエッセンスを200分(=3時間強)で身につけることができます。

この100冊は、著者の水野さんが過去読んだ数千冊にも及ぶビジネス書から選んだもので、1年間をかけて何度も推敲を重ねて、少しでも読みやすい文章になるように原稿を書き直したそうです。

読書は、ビジネスパーソンとしての能力を上げるトレーニングです。

本書で有名本のエッセンスを取り入れることにとどまらず、気になるものがあればぜひ実物を読んでみてください。厳選されているだけに、どれも何かしらの収穫があるはずです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013年66冊目『“仕事で損をしない人”になるための48の行動改善』

2013-03-25 10:23:34 | おすすめビジネス書

評価  (3点/5点満点)

・なぜか職場で誤解されてしまう人

・本当はいい人なのにそう見られない人

このような人がどうして発生してしまうのか、そんな人が正当に評価されるためには、どのような行動を意識すべきかをまとめた1冊です。

「中身を磨く」のも大事ですが、正当に評価されていない人は、ほぼ100%「見た目」で損をしており、まず行動を変えなければ、周囲の評価は変わらないと述べられています。

「やる気がある」と言われる人は、「やる気があると周囲の人から見なされる行動を常にとっている人」で、「感じがいい」と思われる人は、「感じがいいと周囲が思うような振舞いを続けている人」です。心の問題ではないのです。

1.大きな声で

2.きびきび行動

3.自分から挨拶

4.明るい笑顔

本書では、この「行動4原則」をさらに48に細分化し、その背景と実践の仕方を解説しています。

一見するとどれも簡単そうな行動ですが、意識して日々実践しているビジネスパーソンは多くないと感じます。仕事自体の成果には自信があるにもかかわらず、思ったような評価を得られていないと悩んでいる方は、上記の行動が徹底されているか、改めて確認してみましょう。

【my pick-up】

◎出世する人は作業が速い

「出世しない人は作業が遅い」作業の遅い人で組織人として出世した人をこれまで見たことがありません。「作業が速い→評価される→出世する」というのは真実でしょう。

作業が遅いのは、「能力が低い」「やる気がない」のいずれかでしかありません。能力が低いというのは知識が足りない、技術が足りないということ。やる気がないのは勉強が足りない、練習が足りないということです。

とはいっても、作業が遅い人というのは、自分ではその自覚がない人が大半です。仕事上で週に1回でも「遅い」と思われることがあれば、その人は「遅い人」と周りから判断されています。

◎基礎学力の鈍化が動きを鈍くする

読み書き計算の絶対量が減っていることが、頭を弱める原因なのです。「月に最低3冊の読書」「毎日手書きで日記を書く」「毎日計算ドリルを50問解く」ということを続けて下さい。そうすると頭は4週間で活性化してきます。自分でもはっきりわかるくらい、頭が回っているのを感じ取ることができます。すると、あなたの仕事は確実に速くなります。

賢い人でも基礎的な勉強の訓練をしないと俊敏さは衰えます。毎日の頭の体操は万人に必要なのです。

◎情報弱者にならないために

普段からの人づき合いが充分でない人には、なかなか情報は回ってきません。話す機会の少ない人にわざわざ情報を回すほど、人は、親切ではありません。好かれていない人が、〝情報弱者〟になってしまうのは自然の道理です。

そもそもプロの職業人たるもの、情報は与えられるものではなく、自分で獲得するものという姿勢が必要です。自分で情報を収集しようと思ったら、自然と人に話しかけるはずです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013年65冊目『タイムデザイン』

2013-03-23 21:24:06 | その他私が読んだ本
タイムデザイン (2545新書) タイムデザイン (2545新書)
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2013-03-21

評価  (2点/5点満点)

独立系ファイナンシャル教育機関の代表である泉正人さんが、自分の時間をどのように自由な時間にするかを考え経験してきたことをこの本にまとめています。

1日8時間労働で年120日休暇とすると、1年のうちの約75%は自分でコントロールできる時間となります。その1年のうちの75%もの膨大な時間の使い方で、人としての成長度や楽しみ方も大きく変わってきます。

本書の大きな目標は、「現在の生活よりも、時間にしばられないライフスタイルで過ごせるようになること」です。時間にしばられないライフスタイルとは、1日の時間のほぼ全てが自分の自由で決定できる状態です。

そのためには、目の前の時間をみるのではなく、10年後にどうなっていたいかという流れている時間の延長線上に「自由」を意識した上で、日々の時間は心理的に良い時間を過ごすことが大事です。

時間の自由をもっている人の多くは、場所の自由、お金の自由も結果的に手に入れています。

「時間の価値」「時間の管理」「時間をつくる」「時間で稼ぐ」「時間を使う」「時間を生かす」「時間を積み重ねる」「時間を楽しむ」「時間を与える」という9つの切り口で、誰にでも行動できる時間術に仕上がっていると思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする