厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2023年148冊目 『折れない心ー人間関係に悩まない生き方』は、他人に振り回されることなく、自分を貫くための視点・考え方を身につける

2023-05-30 12:46:45 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本のテーマは、人間関係に消耗せず生きるための方法、「組織の中で自分を貫くための要諦」についてです。

著者は、日本維新の会の元代表で、大阪府知事や大阪市長を務めた橋下徹さん。

 

タイトルの「折れない心」の趣旨は、「これが個性だ」と言える「自分の軸」を自身の中に見いだすこと集団の同調圧力から自分を解放し、「個」として生きる勇気を持つことです。

 

日本人が人間関係で悩みすぎてしまう理由は、「みんな仲良くしよう」「足並みを揃えて頑張ろう」という「集団の同調圧力」にあるのではないでしょうか。

しかしこれからの時代、同調圧力は「個性がない」「主張がない」とネガティブに見られることになります。

 

「個」を確立し、「自分の軸」を持つためには、自分と他人が異なることの〝ズレ〟を怖がらない訓練が必要です。

そのズレから「自分だけの意見=持論」を語る必要があります。

 

みんな、本当は人間関係で悩んでいるのではなく、自分の軸を見出して「個」として生きる覚悟を持てていないことに悩んでいるのかもしれません。

「目の前の人間関係にとらわれていると、人生で本当に大切なことを見逃してしまうよ」

他人に振り回されることなく、自分を貫くための視点・考え方が身につく1冊です。

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2023年147冊目 『成功者は「今を生きる思考」をマスターしている』は、自分の頭脳・器・役割を自覚する

2023-05-30 12:35:14 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

千田琢哉さんが、建前ではなく本音で「成功するための」「今を生きる思考」について語ります。

 

・成功すればどんな過去でもプラスになる。

・頭が悪いなら、それを自覚して他の分野で勝負をしろ。

などなど、読者の魂に揺さぶりをかけ、人生を正のスパイラルへと導くきっかけとなる言葉が綴られています。

 

「人それぞれに器があり、役割が定められている」

この人間社会の不変の事実を、勇気を出して正面から受容すれば、私たちの人生は大きく変わることでしょう。

 

【my pick-up】

◎今やらない人の多くは、死ぬまでやらない

躊躇して結局やらない習慣になった人は、それがそのまま人生を創る。つまり「やった」総数が何桁も少なくなって、うだつが上がらない人生が確定するというわけだ。私が会社員の時代にも、そういう連中はとても多かった。少なく見積もって、彼ら彼女らの8割が、うだつの上がらない人生を歩んでいる。その原因を分析してみると、やはり「やった」総数が圧倒的に不足していたこと以外に考えられない。

◎10代で勉強をサボった人は、頭脳労働には向いていない

「10代で勉強をサボった人」という表現はまだ甘く、より正確には「10代で勉強の成果を出せなかった人」だ。頭脳労働というのは、物事を深く考え抜く力がなければ、お話にならない。そして、その力は10代の頃にどれだけ深くまで粘り強く考え続けることができたかで、もう決まっている。

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2023年146冊目 『頭のいい人が話す前に考えていること』は、伝わらないのは話し方ではなく、考えが足りないせい

2023-05-30 12:21:10 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本は「頭のいい人が話す前に何をどうちゃんと考えているのか」を明確にすることで、誰もが思考の質を高め、〝頭のいい人〟になれることを目指して書かれています。

 

「知性」と「信頼」を同時にもたらす7つの黄金法則

1.とにかく反応するな

2.頭のよさは、他人が決める

3.人はちゃんと考えてくれてる人を信頼する

4.人と闘うな、課題と闘え

5.伝わらないのは、話し方ではなく、考えが足りないせい

6.知識はだれかのために使って初めて知性となる

7.承認欲求を満たす側に回れ

 

深く考えるための5つの道具

1.「客観視」の思考法(物事を客観的にさまざまな視点からとらえる)

2.「整理」の思考法(分けることで、本質を理解する)

3.「傾聴」の思考法(相手の話を正確に整理しながら聞く)

4.「質問」の思考法(本人が言語化できていない部分まで掘り下げる)

5.「言語化」の思考法(最後に言葉にする)

 

話し方のテクニックも大事ですが、本書は「話の分かりやすさ」「人の心を動かすこと」に繋がる思考の整理の重要性と、具体的な方法を紹介します。

 

【my pick-up】

◎会議では最初に発言せよ

「どんな仕事でも、一番偉いのは〝最初に案を出す人〟なんですよ。批判なんてだれでもできる。でも、〝最初に案を出す〟のは勇気もいるし、なにより皆からバカにされないように一生懸命勉強しなければいけない。だから、最初に案を出すやつを尊重するのは仕事では当たり前です。」

これこそ、賢いふるまいなのです。賢いふりをしようとすると、最初に発言するより、他の人の話を聞いてから発言したほうが、いいと判断するでしょう。ただ、評価されたのは、最初に発言した者です。

◎万人に当てはまる「結論の定義」

「結論から言え」というのは、本質的には、自分がしたい話ではなく、相手が聞きたい話を最初にしろということなのです。結論から話せない人の特徴に、言い訳を最初にしてしまう人や、過程から順に説明してしまう人がいます。それは〝自分がしたい話〟なのです。自分の話はあとで。まずは、相手の聞きたい話を意識してみてください。

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2023年145冊目 『GREAT LIFE 一度しかない人生を最高の人生にする方法』は、充実と成長を手に入れるために必要な、ネガティブ感情を取り除く方法

2023-05-23 14:33:40 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

著者はカナダ出身で、20年以上にわたり自己啓発を研究しているスコット・アラン氏。

素晴らしい人生のつくり方を伝授する指南書で、100項目で構成されています。

 

子どものころに設定され、大人になってもひきずっているネガティブな感情。

そのネガティブな感情を取り除くことで、充実した日々となり、飛躍的な成長が手に入ると言います。

 

本書の項目を1つでも今すぐ行動に移して、新しいポジティブな習慣を身につけましょう。

 

【my pick-up】

◎自分の成長に投資する

心構えを改善するために1日1時間を使うことは、多くのライフコーチが推奨している。1日1時間読書をし、また運動の習慣を身につけよう。

◎1時間早く就寝する

夜更かしをしているなら、その習慣はなるべく早く改めたほうがいい。1時間早く就寝すると、睡眠を改善し、生産性を高め、心身の健康を増進させ、心臓の病気を防ぎ、ストレスをやわらげ、記憶力と学習能力を高める。

◎もう少し頑張る

大きな成果をあげる人は普通の人よりも努力する。すべてのことでもう少し頑張ることを心がけよう。行動する必要があると思ったら、すぐに行動を起こそう。「ほかの人たちが週末を楽しんでいるときも目標の達成に努める」「テレビを消してスキルアップのための勉学に集中する」「ほかの人たちがまだ寝ているときに1時間早く起きて準備をする」

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2023年144冊目 『ちゃんと「読む」ための本』は、自分の表現で語るために長い文章にも向き合う

2023-05-23 14:23:21 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

何かを表現しようとするなら、自分の頭で考え、自分の言葉で語っていくしかない。

『情報は1冊のノートにまとめなさい』などの著者・奥野宣之さんが、結果だけでなく過程も楽しめる「ちゃんと読む」というライフスタイルを提案します。

 

「ちゃんと読む」ことで得られるのは、言語を操る技術だけではありません。

借り物でない自らの表現にたどり着けるでしょう。

 

日々、スマホで情報を受信・発信するだけでなく、本書を参考にして、長い文章にもきちんと腰を据えて向き合ってみましょう。

 

【my pick-up】

◎「書く」前に「読む」

普段から経済誌のインタビュー記事などで「この社長はちょっと違うな」「この人は何か持っていそう」といった感じで名前をチェックしていた人物は、だいたいバックボーンに独特の読書遍歴があります。愛読書リストの中に、有名な歴史小説だけじゃなく大学時代の恩師に勧められたアカデミックな文献が紛れ込んでいたりする。「ああ、どうりで」と膝を打つわけです。つまり「書く」前に「読む」が大切なのです。何かを書いたり話したりするためのもっとも基本的なトレーニングは「ちゃんと読む」ことであって、書かなくても土台は固められる。

◎「プッシュ型情報」(テレビ)は要注意

NHKの歴史番組や海外ドキュメンタリーは私も大好きです。しかし、あの手の番組を見て「知識がついた」というのは大きな勘違いです。ああいうのは、ある分野がとっつきやすくなるための「入門用ツール」であり、文献から知識を取り入れる前後に「補助資料」として活用すべきものなのです。

◎切実さに欠けた「共著」は避ける

執筆者はみんな一流の学者で、単著はおもしろいのに共著になると生ぬるい内容になってしまうから不思議です。きっと単著の場合「ひとりの著者が全責任を負わねばならない」といった緊張感があるから、全力を出し切ることができるのではないでしょうか。残念ながら「共著に名作なし」です。

◎リアル蔵書から脳内蔵書へ

どんなジャンルの表現であれ、過去の作品を下敷きにしたり、エピソードや名言・名句を引いたりするのは基本中の基本といっていい。とくに私のようなライターにとっては重要な仕組みです。考えあぐねて手が止まってしまったとき、脳内蔵書からひらめきを得るケースと、そうではなく頭の中が空っぽのまま「何かヒントはないか」とネット検索を繰り返すケースと、どちらがいい結果につながるか、言うまでもありません。

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