厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2013年128冊目『「自分で考える力」の授業』

2013-06-30 17:52:17 | その他私が読んだ本
世界のエリートが学んできた 「自分で考える力」の授業 世界のエリートが学んできた 「自分で考える力」の授業
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2013-06-22

評価  (2点/5点満点)

「きちんと考える」つまり「考え抜く」とは実際、どうすればいいのか?

この本は、日本の学校が教えてくれなかった「考え抜く力」を、欧米の学校での教え方をヒントに、大人、主にビジネスパーソン向けに分かりやすく伝授するものです。

自分の意見を作るための「考える手順」

Step1 理解を深める

Step2 視点を広げる

Step3 未来から、より現実的なアクションを考える

Step4 「意見」ができる!

Step5 批評・反論を自分のものにして意見を磨きあげる

英米人の「話すという行為」と日本人のそれとの決定的な違いは「意見の濃厚さ」にあるのではないか、と著者の狩野みきさんは考えています。

本書に書かれている考え抜くための作業を1つでも実践して、皆さんの意見を質量ともにもっと濃厚なものにしていきましょう。

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2013年127冊目『ズバ抜ける技術』

2013-06-28 22:49:03 | その他私が読んだ本
ズバ抜ける技術 ズバ抜ける技術
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2013-06-24

評価  (2点/5点満点)

自分が今抱えている問題点とまっすぐに向き合い、それらを克服するための技術を身につけ、いかにして「ダメ社員」から「ズバ抜けてできる人」に変わるか。その方法をまとめた1冊です。

就職指導塾「刮目塾」を開く山田和史さんが、大学生やOB・OG達に伝えてきた「ズバ抜ける技術」の中から、特に社会人にとって重要な部分に絞り、大きく次の6つのキーワードにまとめています。

1.「スタートダッシュ」で先頭を切る

2.「晴れ男」「晴れ女」思考を身につける

3.アウトプットを意識したインプットを行う

4.「具体化力」で人を動かす、自分を動かす

5.実行力を高める「二重人格」のススメ

6.「WANT TO」を基準に考える

私が読んで特に重要だと思ったのは、1つ目のキーワードです。結果を左右するのは能力の差ではなく、いつスタートを切るかというタイミングの差だということ。

また、苦労はできるだけ早く味わった方が、その後の仕事や人生が充実することも合わせて押さえておきたいところです。山田さんの塾では、社会人として歩み出してから経験するであろう苦労を、大学生のうちに通っておくことも就職指導のポイントとなっています。

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2013年126冊目『40歳を過ぎたら、三日坊主でいい。』

2013-06-27 21:13:23 | その他私が読んだ本
40歳を過ぎたら、三日坊主でいい。 新・ミドルエイジ論 40歳を過ぎたら、三日坊主でいい。 新・ミドルエイジ論
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2013-06-13

評価  (2点/5点満点)

いま、40代以上のビジネスパーソンが考えるべきは、いかに会社で息を潜め、外の世界を切り拓くか。

マイクロソフト日本法人の元社長・成毛眞さんがこの本で提案するのは、〝全力で〟脱力系の生き方をを追い求めるための方法論です。

これからのミドルエイジに必要なのは「仕事論」ではなく、外の世界をいかに切り拓いていくかという「脱力論」であり、日本の40代以上のビジネスパーソンの9割は、仕事に全力を注ぐ必要はないと言っています。

①未来がない、②ハングリーではない、③冒険心がない、④体力がない、⑤記憶力が弱い、⑥感性が鈍い、⑦ずるい

一見マイナス面とも思えるミドルエイジのこのような特徴が、使いようによっては立派な武器になることも本書ではアドバイスしており、ミドルエイジに元気を与えくれる1冊です。

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2013年125冊目『3年で7億稼いだ僕がメールを返信しない理由』

2013-06-25 14:23:00 | おすすめビジネス書

3年で7億稼いだ僕がメールを返信しない理由―自由とお金を引き寄せるこれからの人づきあい 3年で7億稼いだ僕がメールを返信しない理由―自由とお金を引き寄せるこれからの人づきあい
価格:¥ 1,000(税込)
発売日:2013-06-12

評価  (3点/5点満点)

これまでに世の中にあったキレイごとだらけの人づきあいの本とはまったく違う、非常識な人づきあいについて述べた1冊です。

現代社会において、いかに余計な人づきあいが多いか。著者の小玉歩さんがとった行動とは、とことん人づきあいを切るということでした。

人づきあいに割いていた時間をスキルアップのために費やし、人づきあいを切ることを徹底した結果として、人生で本当に大事な仲間との関係が、逆により強くなっていったそうです。本当の人づきあいというものはシンプルで、テクニックでは語れないということでしょう。

これまでの人づきあいに関する書籍は、「うまくやっていくこと」や「好かれること」にフォーカスしたものばかりです。しかし、これは表面を取り繕うだけであり、本質的な部分でいい人づきあいができず、それどころかストレスがたまります。

このように、従来の人づきあいの考え方が通用しなくなっていることを示す本が最近少しずつ出てきていますが、本書はその中でも、著者の実体験に基づく分かりやすい内容です。実践による効果をより実感できるかと思います。

【my pick-up】

◎会社から一歩出たら、仕事のことは忘れろ

あなたにとって重大事に思える会社も仕事も、広い世の中のほんの一部です。当たり前ですが、あなたの人生は会社の世界だけがすべてじゃありません。会社内のつきあいはむしろ必要最低限の時間に収め、オフ時間には仕事と関係ない人たちと会い、まったく違う種類のコミュニティに入り、脳と体をフレッシュに保つべきです。趣味、スポーツ、講座など、違う世界を持つことがあなたの人生を豊かにします。

◎輝いて見える人は何かに熱中している

地球上には70億を超す人間がいて、世界各国でまったく違う文化や価値観を持っています。どんなに交友関係が広い人脈ホルダーであったとしても、世界中のすべての人と知り合いその文化に接することは不可能です。そう考えると、私たち個人の生活は、なんてちっぽけなのでしょう。そんな小さい範囲でせっせと交友関係を広げても、同じ日本という国、文化の中で似たような考え方をしている人と出会うだけです。それならいっそ身近で多くの人・モノ・知識に触れることはあきらめて、狭い範囲でも自分のもっとも興味あることに熱中して極めていったほうが、ひとりの人間として価値があると私は思うのです。

◎目立てば向こうから見つけてくれる

あなたをより高いステージに引き上げる出来事には、必ず一定のパターン・秘密があります。それは、あなたが自分から会いに行くのではなく、相手から見つけてもらうこと。情熱を傾けている分野で、成功者や憧れの人のほうから、あなたに興味を持ってもらうことがベストです。ですから前提として、あなたが目標を持って頑張っていることが必要不可欠です。憧れの相手にあなたが知られるためには、ある分野においてあなたが特に目立っている必要があります。すると、勝手に相手はあなたのことを知ります。そして、あなたに興味を持ってくれるようになるのです。

◎極論で生きてみよう

人生の中で、曖昧なものは極力排除したほうが絶対にいい。迷っていても、直感で言い切ってしまう覚悟でちょうどよいくらいです。「私、肉が好きなんです」と言いたいのなら、「私は肉しか食べません」くらいに断言したほうがわかりやすいし、キャラがたつというもの。情報発信をするときも、他人と意見を交換するときも「ちょっと言いすぎかな?」と思うくらいの極論にして伝えたほうがいいのです。

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2013年124冊目『外資系コンサルの仕事を片づける技術』

2013-06-23 19:09:10 | おすすめビジネス書
外資系コンサルの仕事を片づける技術 外資系コンサルの仕事を片づける技術
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2013-06-14

評価  (3点/5点満点)

本書は、仕事の効率と質を、劇的に高めるための方法論をお伝えするものです。

まずは、すべてのビジネスパーソンにとって必要な“聴く”、“伝える”、“段取る”、“動かす”という4つのスキルです。

①人の話を正しく“聴く”。または聴き出す

②言いたいことをわかりやすく“伝える”

③仕事を計画的に“段取る”

④気持ちよく人に“動いて”もらう

そして、膨大な仕事量に対し、いかに効率よく、質を落とさずにやるか。その答えは、「仕事を小分けにして、カタにはめる」というものです。その小分けの単位は、先ほどの“聴く”、“伝える”、“段取る”、“動かす”の4つです。

①仕事をキリの良い単位で小分けにする

②小分けにした後は、やるべきことに注力して効率的に行う

4つのスキルで紹介されている各種テクニックは、仕事術の基本がよくまとまっていると、読んで思いました。入社10年目の社員向けまで網羅されていますが、できれば入社5年目までに押さえておくと、まわりと差をつけることができます。

【my pick-up】

◎ロケットスタートを狙う

仕事ぶりを評価する人の多くは、仕事の序盤、およそ1週間程度で相手を仮評価し、その後の仕事ぶりで評価を微修正していきます。

これを踏まえれば、最初の1週間で誰よりも熱心に働く姿勢を見せることで、あなたの評価を底上げすることができると言えます。

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