厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
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2024年68冊目 『中年婚活』は、独身中年男性がいまから結婚するための短期集中戦略

2023-11-28 15:20:07 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

年齢50歳&年収450万円というスペックの独身中年男性が、婚活をして相手を見つけて結婚しようという1冊。

 

・この数十年間で、ほぼ全員が結婚を経験する社会から、3人に1人が生涯未婚のまま人生を終える社会に変貌した。

・未婚男性の寿命は男性全体の平均寿命81歳には遠く及ばず、死亡年齢の中央値は67.2歳。

 

中年婚活では、清潔感のない風貌を放置したり、プロフィール写真の選択ミスなど「ありのままの自分で戦わない」ことが大事。

また、マッチングアプリ・結婚相談所では価格の安いコースを選択してコツコツと続けるのではなく、短期決着を目指して高いコースを選択してすぐに成婚退会すべきだと提言しています。

 

【my pick-up】

◎婚活で消極的な姿勢は百害あって一利なし

お見合いでやってはいけないのが受け身の姿勢になることです。婚活中の女性は複数の男性と接触しています。競争なので女性から次のデートを誘われることを待っていると、次の機会はやってきません。他の積極的な男性に持っていかれてしまいます。お見合いの終盤に次のデートを誘うタイミングがなかったら、LINE交換だけはしておきましょう。お見合い直後に自分から、LINEでお礼と次のデートの誘いをメッセージします。応じてくれることもあれば、やんわりと断られることもあるでしょう。1人でも多くの女性と会って、傾聴し、積極的に次回のデートを誘う。そうしているうちに、どこで運命の人が現れるか?というのが婚活なのです。

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2024年67冊目 『仕事を減らす』は、創造力を磨き上げて仕事を早く終わらせる

2023-11-28 15:07:53 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、「仕事を減らす」というテーマに絞り込んで、「小さなイノベーション」を生み出す体系のエッセンスをシンプルにまとめています。

 

〝言われた通りやってたら人生終わる〟なら、言われた通りでない方法を「引いて考える」「組み合わせ」「試す」の3ステップで考え出そうというのが本書である。これは、つまり誰かに指示されたやり方や従来通りのやり方に対し自分の頭で考えて代替案を出すことになる。〟(P130)

 

著者は1日の仕事が1時間で終わってしまうとのこと。

・仕事が早く終われば、心にゆとりができる。

・どんな仕事にも役立つ創造性というスキルを磨き上げる。

 

「仕事を減らす」ことで得た時間を有効に使い、やりたいことで夢を広げましょう。

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2024年66冊目 『正しいキャリアの選び方』は、生き残るための選択肢と判断のコツ

2023-11-28 14:55:49 | 日記

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評価 (4点/5点満点)

「生き残る人材」になる100のルールが、この本にまとめられています。

 

配属・異動、出世、転職、副業、独立。

何が正解かは人それぞれ違うにしても、キャリア選択の判断基準やコツは存在します。

 

自分が生き残るための「選択肢」を持ち、キャリアのそれぞれのタイミングで正しい選択をしていきましょう。

 

【my pick-up】

◎キャリアは3年単位で考える

キャリアは基本的に「3年で一区切り」です。なぜ「3年」にこだわるのかと言えば、会社の外から見たときに、転職をするにしても、業務委託やフリーランスとして働くにしても、最も普遍的な評価基準となるのは「実務経験年数」であり、経験ありと見なされるのは、最低でも3年以上だからです。たまに、新卒入社すぐに「こんな仕事を続けていても、将来のキャリアにつながらないから辞めたい」と言い出す人がいますが、会社の外から見たら、業界・職種・会社名・役職名・経験年数だけで人材評価の7割くらいは決まります。仕事の内容以前に、経験年数が短すぎる人は評価対象にさえなりません。最も気をつけないといけないのは、社内のジョブローテーションで複数の部署をたらい回しにされたり、会社都合の組織変更で担当業務が短期間にガラッと変わったりする状況です。自分の意思ではなかったとしても、事実として残るのは「コロコロ仕事が変わっている」というマイナス要素だけです。25歳までに何かしらの「3年以上の一貫性ある職歴」を手に入れる。それができれば、キャリアのファーストステージは、とりあえずクリアしたと言えるでしょう。

◎異動のための行動を本気で取り組んでいる人は少ない

自分が「2割の働き者」に属する社員であり、やる気と情熱があって配属希望を出していることをきちんとアピールできていないと、人事の希望はほぼ通りません。人事評価シートなどの「今後の希望」欄に「○○部への異動を希望」などと書いて、人事面談で「異動したいです」などと上司に訴えただけで満足して、それ以上の行動を取ろうともしない人に、チャンスは降ってきません。その程度の努力は、他の社員も同様にやっていることなので、人事部や上司から見ると、わざわざ他の人よりも優先してあげる理由が何一つありません。上司や人事の意思決定者などに、自発的に働きかけ「何をしたら異動させてもらえるのか」を粘り強く聞いたり、「自分がなぜ異動を希望しているのか」という強い意思を伝えて直談判したり、といった努力をすることなしには、社内のほんの一部の「希望通りの配属になる人」の中には入れません。逆に言うと、こういった異動を叶えるための努力を本気でやっている人は全体の中でそれほど多くはないので、自分自身の努力次第で、十分に勝算はあります。

◎会社員人生は能力ではなく「好感度」で決まる

評価してほしいと思うなら、自分から上司や周りに一生懸命アピールしないとダメです。縁の下の力持ちは、どんなに頑張っても一生評価されません。目の前の仕事を真面目に頑張っているかどうかは結構どうでも良かったりして、本当に大事なのは、上司から見て目立つ仕事をしているか、周りから頼りにされているかどうかなどの「好感度」です。評価を下す人が人間である以上、どんなに高度な仕事術を身につけていてもそれだけでは無意味で、好感度が低ければ評価は上がりません。

◎「コミュ力」はスキルというよりテクニック

コミュニケーション能力自体は単なるテクニックに過ぎないので、覚えてしまえばいいのです。メール返信時の冒頭に常に「ありがとうございます」と付けてください。「ご連絡ありがとうございます」「ご返信ありがとうございます」から書き始めた方が、相手からの印象は良くなります。別に心から「ありがとう」と感謝していなくてもいいのです。息を吸うように誰に対しても一言目には「ありがとうございます」が口から出るようにしておくと良いです。

◎経験が浅いからといって「未経験歓迎」にしか応募できないわけではない

「必須条件」「歓迎条件」などを満たしてしなくても、ある程度それに近い経験を持っているというアピールさえできれば、意外とすんなり内定が出ることもあります。「自分には大した経験がなくて・・・」と言う人がいますが、そもそもほとんどの人のほとんどの仕事は、大した経験ではありません。それを「誰に」「どうやって売るか」の問題が9割なのです。過去を振り返って、どの経験をどのように売れば、少しでも「近しい業務の経験あり」と認めてもらえるか、真剣に考えた方がいくらか建設的です。

◎「執行役員」クラスであっても給料は増えない

近年では「執行役員」という役職を増やし、「取締役」「執行役」の数を絞る企業が増えました。「執行役員」というと何だか偉そうな響きですが、実は「役員」という名前がついているのに、会社法上の役員の定義には含まれません。つまり、役員報酬をもらっていないのです。扱いとしては「事業部長」「本部長」など、会社が独自に決めている肩書の一つに過ぎません。もはや「執行役員」まで上り詰めても、実態はサラリーマンの一人に過ぎず、大きな報酬は得づらくなっているのです。

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2024年65冊目 『90日で組織が変わる経営企画の教科書』は、「組織の力」を身につけて年商5億円の壁を突破する

2023-11-25 14:17:18 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本は、「組織の力」を身につけられる経営ノウハウを、より短期間で結果を実感できるように90日間のプログラムにまとめたものです。

 

「組織の力」が機能している会社の共通点(P26)

・月次決算が翌月10日には出る

・決算の売上だけではなく純利益まで予想できる

・予算の達成状況(見込・実績)がわかる管理シートが存在する

・明確な給与テーブルが存在し、社員間で給与の逆転や不整合が存在しない

・3~5年など一定の周期で新規事業を実施している

 

本書は中小企業をターゲットにしており、「年商5億円の壁」をブレイクスルーするためには、経営者一人の力ではなく「組織の力」を身につける必要があると言います。

この「組織の力」を身につけるために、CAPDサイクル(C:確認から取り組む)と3つの会議(全体会議・経営幹部会議・現場会議)が紹介されています。

 

今の時代、P(計画)に1か月も2か月も時間をかけている暇はありません。

現状を確認してこれだと思ったことをスピーディーに実行する。それがよければ継続し、違っていたら新たな改善策に移る。

90日で、挑戦や成長が可能な組織文化の土台ができると思います。

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2024年64冊目 『世界一流エンジニアの思考法』は、世界基準で仕事の質と効率をテクニカルに高める

2023-11-25 14:02:20 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

米マイクロソフトのエンジニア、牛尾剛さんがどうやって、一流エンジニアたちの思考法にもまれて、仕事の質と効率をテクニカルに高め、ソフトウェア開発の最前線で働いているか、現場で掴んだ技を伝授します。

 

インターナショナルチームのノウハウを紹介するだけでなく、日本の会社の実情を踏まえて、なぜそうしなければならないのか、いかに実践するかも伝えています。

 

技術的な言葉も出てきますが、業界・業種を問わず、生産性アップのための考え方のエッセンスが学べます。

 

【my pick-up】

◎「検討」をやめて「検証」する

アーキテクチャやツールが数種類あってどれにするか決めあぐねているパターンがあるとしたら、意思決定は簡単だ。答えは「どちらでもいい」。趣味で選べばよい。なぜなら圧倒的に差があるのなら、決めあぐねるはずがないので、どちらを選択しても大差はないのだ。そんなことの選択にだらだらと時間を使うべきではない。今は昔と違って、ツールやサービスの単価は高くない。一つのツールで失敗したら次のにさっさと乗り換える割り切りも重要だ。つまり何を選ぶかの比較検討に過大な時間をかけることは無駄である。それより早く前に進もう。実践経験を積み重ねるほうがよっぽど重要なここだから。

◎「納期は絶対」の神話は捨てよう

米国では「納期は柔軟」だ。確かに同僚たちを見ていても日本ほど「納期」に厳しくない。多くの案件は期日通りリリースしているが、実は中身は予定よりも少ない量に変更されていることはよくある。納期を守るために、徹夜する人たちも見たことがない。日本人は納期に厳格すぎて無理をしすぎる傾向にある。だが、そこにどれほどのバリューがあるだろうか?

◎生産性を上げたければ定時上がりが効率が良い

「生産性を上げるためには学習だよ。だから、僕は仕事を定時ぐらいで切り上げる。その後で、自分のやりたいトピックを勉強したり試したりする」仕事ばかりしていては短期的なアウトプットは上がったように見えても、根本的な生産性は上がらない。本当に生産性を上げたければ長時間労働をやめないといけない。職場で自分が目指しているタイプを観察すると、大抵定時くらいで帰っている。アメリカ人は極力、時間外労働はしない。

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