厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2017年84冊目『うまくいっている人は朝食前にいったい何をしているのか』

2017-03-30 22:03:59 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

「ウォールストリート・ジャーナル」「ハフィントンポスト」「USAトゥデー」などに執筆している著者、ローラ・ヴァンダーカム氏が、数多くの人の時間の使い方(タイムマネジメント)について調査した結果、成功者ほど朝食前の時間に、次の「3つの投資」を習慣化していることが分かりました。

1.キャリアの発展につながる行動-戦略を練る、集中力の必要な作業

2.豊かな人間関係につながる行動-家族や友人に最高の自分を提供する

3.自分を育てる行動-運動、瞑想など精神面を整えること、創造的な活動

朝に投資することを習慣化して1日を通して多くのものを得るには、意思の力に頼らないことも重要です。

また本書では、オフの日(週末)の行動についても具体的に示してくれます。

未来の出来事を楽しみにしていると、それを実際に体験しているのと同じくらいの幸福感を得ることができる。むしろ楽しみにしているときの喜びのほうが長続きするぐらいだ。週末に何か特別なイベントを計画しておけば、それまでの1週間は「期待する」という純粋な喜びを味わうことができる。(P.85~86)

あなたも自分にとっての「主要イベント」を3つから5つ決めておこう。運動、精神的な活動(教会など)、社交(友人との夕食など)という組み合わせが、幸福度を高める。(P.96~97)

成功している人たちは、ほぼ例外なく早起きです。朝の時間に向いているのは、やらなくても当面は問題ないけれど、きちんと続けていれば、長期的に大きな見返りがあるような行動。

やはり朝の行動は、長期的な将来の成功・成果を見据えて、継続して習慣化させなければいけません。

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2017年83冊目『部長の仕事術』

2017-03-29 18:48:57 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

課長までは一般社員と過ごす時間が多く、現場レベルの仕事が大半でしょう。経営レベルの判断が求められることは、通常それほど多くありません。

しかし、部長になると経営側との仕事が多くなり、経営の視点で仕事を考えることになります。

よって、この本で紹介される「部長の仕事術」とは、「経営上重要な組織を運営する能力・方法」です。

・専門性より「政治力」

・プロセスより「結果」

・過去より「未来」

・話すより「聴く」

・短期より「長期」

この5つの心得を踏まえ、マネジメント力、数字力、育成術、人間力、出世術、苦難の乗り越え、自己啓発を身につける必要があります。

部長というポストは少なくなっていますが、いま部長になれるのは本書に書いてあるようなことが全部とはいかなくても、ある程度実践できている課長レベルでしょう。

それはひとことで言えば「経営管理能力」。経営管理能力というと少し取っつきにくい感がありますが、本書では抽象的なあるべき論ではなく、実践的な手法を書いているのが特徴です。

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2017年82冊目『最大の成果を最速で上げる 1分間情報収集法』

2017-03-27 21:39:13 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

2009年ビジネス書年間ベストセラー1位『本当に頭がよくなる1分間勉強法』の石井貴士さんの最新刊です。

「情報収集スピードに関しては、誰にも負けない状態を作る」

「情報処理スピードに関しては、誰にも負けない状態を作る」

仕事を終わらせるためには、この2つが達成できれば、8時間以内に仕事は必ず終わります。

この本では、情報収集をもっとも効率的にする次のサイクルが登場します。

1.本を1冊1分で読む(1日3冊、年間1000冊)。

2.歩いているときには音声教材、新幹線などの座っていられる移動時間には動画教材でインプットをする。

3.セミナーに通って、先生から情報を仕入れる。

4.同業種の会合と、異業種の会合を月に1回、自分で主宰する。

5.自分でセミナーを開催して情報をアウトプットし、受講者から最新の情報をインプットする。

まず10の情報を仕入れる。そしてその場において2位から10位までの情報を切って1位の情報だけを使う。情報収集の極意は、常に10倍の情報量を仕入れておくということです。

また、局アナから無職となり、心理カウンセラー資格を取得して独立した石井さんの経験から、新聞やテレビといった誰でも観ている情報では役に立たないことも本書では強調しています。

【my pick-up】

◎他の人と同じ情報収集をやめると、時間が生まれる

あなたの時間を一番奪っているのは、他の人と同じことをしている時間です。あなたにしかできないことをすることに、あなたの時間を多く費やすことで、あなたの価値が上がっていきます。毎朝、新聞を読まなければ、朝の30分が手に入ります。夜に2時間テレビを観なければ、その2時間で、あなたの好きなことができます。

◎テレビを観て億万長者になった人はいないが、本を読んで億万長者になった人は大勢いる

本は、読むことで行動につながるので成功への一歩を踏み出せるが、テレビはいくら観ても、翌日には忘れてしまっていて、行動につながる確率は極めて低いのです。テレビを観る習慣をやめ、本を読む習慣に切り替える。これだけで、あなたは成功への一歩を踏み出せるのです。

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2017年81冊目『仕事が速い人はどんなメールを書いているのか』

2017-03-27 21:28:42 | 日記

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評価 (3点/5点満点)

1万通を超えるメールの添削を行い、自身も1通当たり1~3分でメールを処理する著者が、メールにかけている時間を一気に削減する方法を紹介します。

「文章力」「語彙力」「読解力」「要約力」「気遣い」「配慮」

メールをどう処理するかを見れば、その人のビジネスセンスが如実に分かってしまうとのこと。「仕事が速い人=メールが速い人」なのです。

仕事が速い人が気をつけている5つのポイント

1.そのメールを送る目的は何か?

2.相手が読みやすいビジュアルか?

3.返信してもらえる内容か?

4.相手の心に刺さる言葉を使っているか?

5.処理時間の削減を心がけているか?

本書に掲載されているテクニックを使えば、質を担保しながら1日30分は確実に時間を短縮できると思います。

また、メールは双方向なので、自身のメールのスキルを上げるだけでなく、周囲の相手のメールの改善にも働きかけることが必要ですね。

【my pick-up】

◎先まわり力を駆使してメールを書く

メールを書くときに、そのメッセージを相手がどう読むのか、どう感じるのかを想像してみる。その上で、相手が感じるであろう疑問を察して、その疑問を解消するような一文を入れておく。「あの人なら、きっとこんな質問をしてくるだろうから、補足しておこう」「新規のお客様だから、この部分は詳しく説明しておこう」先まわりできない人は、自分の言い分だけを一方的に書いてしまいます。だから、相手が知りたい情報が抜け落ちてしまう。その結果、情報が十分盛り込まれていればされないはずの質問をされてしまうのです。

◎期限を1秒でも遅れたら問い合わせる

仕事が速い人は、事前に決めておいた期限を少しでも超過した時点で、すぐに問い合わせのメールを送ります。それは、すぐにメールを送ることで、「時間厳守という原則に価値を置いている」「遅れには断固とした態度で対応する」というメッセージを相手に伝えられるからです。

◎CCは必要最低限にする

CCに入っている人は、返信する必要はありません。CCに入れるのは「念のため、見ておいてください」ということだからです。返信を求めるのであれば、TOで送るべきです。

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2017年80冊目『文系が20年後も生き残るためにいますべきこと』

2017-03-26 17:27:10 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

高齢化問題とAIの進化、この2つだけを取っても、これから先、社会は大きく変化し、雇用のあり方や働き方にも、影響を及ぼすであろうことが見て取れます。

そんな厳しい時代をどうやって生き抜いていけばいいのでしょうか。これが本書のテーマです。特にエンジニアや研究開発者などの理系に比べ、文系はつぶしが効きません。

人工知能(AI)の発達により、これから先、文系学部出身者の多くが、いまとは違った職種に就くことを求められる可能性が高い。高齢化が進み、人口も減って、国内市場が縮小するなか、企業にとって、いまや終身雇用制が足かせになっている。社会や産業の構造、雇用の状況が著しく変わってきているにもかかわらず、日本の文系教育はそれについていけていない。生徒は早くから「文系」「理系」を選ぶようにいわれ、大学の文系学部では単位が取りやすいとの理由で選択科目を選ぶ学生もいる。教える側も、授業プリントを棒読みする先生がいて、クリティカル・シンキングを養うことが軽視されている。(P.168)

不確実な未来を生き抜くためには、近距離ゴール設定型思考から脱却し、文系・理系の枠を超える強い意思が必要だと思います。そのためにも、「三種の神器」(英語、ファイナンス、プログラミング)を身につけ、論理的思考力を養いましょう。

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