評価 (3点/5点満点)
「ウォールストリート・ジャーナル」「ハフィントンポスト」「USAトゥデー」などに執筆している著者、ローラ・ヴァンダーカム氏が、数多くの人の時間の使い方(タイムマネジメント)について調査した結果、成功者ほど朝食前の時間に、次の「3つの投資」を習慣化していることが分かりました。
1.キャリアの発展につながる行動-戦略を練る、集中力の必要な作業
2.豊かな人間関係につながる行動-家族や友人に最高の自分を提供する
3.自分を育てる行動-運動、瞑想など精神面を整えること、創造的な活動
朝に投資することを習慣化して1日を通して多くのものを得るには、意思の力に頼らないことも重要です。
また本書では、オフの日(週末)の行動についても具体的に示してくれます。
未来の出来事を楽しみにしていると、それを実際に体験しているのと同じくらいの幸福感を得ることができる。むしろ楽しみにしているときの喜びのほうが長続きするぐらいだ。週末に何か特別なイベントを計画しておけば、それまでの1週間は「期待する」という純粋な喜びを味わうことができる。(P.85~86)
あなたも自分にとっての「主要イベント」を3つから5つ決めておこう。運動、精神的な活動(教会など)、社交(友人との夕食など)という組み合わせが、幸福度を高める。(P.96~97)
成功している人たちは、ほぼ例外なく早起きです。朝の時間に向いているのは、やらなくても当面は問題ないけれど、きちんと続けていれば、長期的に大きな見返りがあるような行動。
やはり朝の行動は、長期的な将来の成功・成果を見据えて、継続して習慣化させなければいけません。