厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
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2023年8冊目『人を動かす「正論」の伝え方』は、いまの時代に求められている「正論」も上手な言い方が必要

2022-09-30 09:50:06 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

京都大学大学院教授で、安倍内閣で官房参与も務めた藤井聡さんが、

・自分なりの「正論」をどう上手に主張すべきか

・自分の意見を反映させるためにはどうすればいいか

・どんな時にどんな相手とどう戦うべきか

についてお話します。

 

「かくあるべき」という強い思いによって生まれた考えや理想、誰が聞いても「一理ある」と腑に落ちる論理=正論こそが、いまの時代に求められているのではないでしょうか。

ただし、正論も上手に伝えないと相手に受け入れられず、言い方の技術が必要となります。

 

大阪都構想の反対運動の中で、藤井さんがどう正論を通したのか、本書で実録されています。

 

【my pick-up】

◎上司であるという立場・ポストに対してリスペクトしよう

人物そのものをリスペクトできなくても、上司という立場・ポストに対して敬意を払うのは、組織の中で活動する人間にとっては当たり前のことです。課長というポスト、部長というポストに対してはある意味絶対的な敬意を示す。誤解を恐れず言えば、誰が上司だろうと関係ないのです。

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2023年7冊目『すぐに結果を出せる すごい集中力』は、スマホで誰もが集中力をなくしている時代だからこそ大きなアドバンテージとなる

2022-09-30 09:37:29 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

東大法学部⇒旧日本長期信用銀行・野村證券投資信託⇒司法試験合格の著者、荘司雅彦さんが、どうやって集中力を高めてきたかを分かりやすく具体的にお伝えします。

娘さんを「女子御三家」に合格させた荘司さんのメソッドも紹介されています。

 

その他大勢がスマホで集中力をなくしている時代。集中力を会得すれば、黙っていても大きな成果に結びつくのです。

 

まずは、まえがきに書いてある、本書を30分でスキャンするような感覚で全ページに目を通してみましょう。

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2023年6冊目『上司と部下は、なぜすれちがうのか』は、部下から話を聞くだけの1on1からの変革を訴える

2022-09-23 15:22:23 | おすすめビジネス書

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評価 (4点/5点満点)

「就労形態の多様化」「働く価値観の変化」の中で、現場のマネジメントを上司個人の力に任せているだけではもたなくなっています。

 

この本では、上司と部下の対話の質を高める本音の伝え方、本音の引き出し方について、1on1を通じて実現させる手法をお伝えします。

 

よく「1on1では上司は話し過ぎてはいけない、話を聞くべき」と言われますが、すべての1on1がそれでうまくいくとは思えません。理由は明確で、部下がそれを求めていない時もあるからです。むしろ、部下が「話を聞いてほしい」と求めているケースは、1on1全体の中で約20%しかないことがわかっています。約80%の1on1のシーンでは、話を聞くだけでは部下の期待に応えられません。(P.103)

 

1on1がコミュニケーション施策として広がる端緒となった『ヤフーの1on1』の刊行から5年が経ち、1on1そのものも進化しています。

著者が開発した1on1支援システム「カケアイ」を使わずとも、本書のエッセンスから1on1をより実効的に運用するためのヒントが得られます。

 

【my pick-up】

◎部下は「トピック」と「期待する対応」を選んで1on1に備える

1on1の前に部下がテーマを選択しておきます。テーマとは「次回の1on1で話したいこと(トピック)」と「そのトピックについて上司に期待する対応」のセットです。

<部下が話したいトピック>

「業務の進捗や進め方」「人間関係」「心身の状態」「今後のキャリア」「スキルや力の向上」「プライベート」「会社や部署の方針」「その他」

<上司に期待する対応>

「具体的なアドバイスが欲しい」「一緒に考えてほしい」「話を聞いてほしい」「意見を聞きたい」「報告したい」「その他」

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2023年5冊目『運動脳』は、身体を動かすことが脳のためにできる何より大切なことだと神経科学が立証

2022-09-23 15:03:52 | おすすめビジネス書

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評価 (4点/5点満点)

ベストセラー『スマホ脳』の著者、アンデシュ・ハンセンが2016年に刊行したのがこの『運動脳』です。

 

・脳にとって最高のエクササイズは身体を動かすことだ。身体を動かすと認知機能や幸福感が向上する。

・運動の習慣があると、新型コロナに感染しても入院して集中治療を受けるリスクが約50%減る。

・身体を動かすほど、脳に影響をおよぼすものはない。

・脳の効果を高めるには運動するほうが、パズルや脳トレよりはるかに効果があることを、研究成果がはっきりと証明している。

 

現代人を悩ませるあらゆる心身の不調は、身体を動かさなくなったことが原因だと言います。

 

この本では、今の時点において神経科学が立証している事実、つまり「脳のためにできる何より大切なことは身体を動かすことだ」ということを、さまざまな効果から解説します。

本書のテーマ・メッセージが、10年後、あるいは50年後には通用しなくなるという心配はないでしょう。

 

【my pick-up】

◎脳から「ストレス」を取り払うー抗ストレス体質を培うプラン

ストレスの緩和が目的なら、筋力トレーニングよりも有酸素運動のトレーニングのほうが効果がある。少なくとも20分は続けてみよう。もし体力に余裕があれば、30~45分続けよう。また、週に少なくとも2~3回は心拍数が大幅に増えるような運動をしよう。

◎「集中力」を取り戻せー集中力を脳に戻すプラン

歩くよりは走ろう。身体に負荷がかかればかかるほど、脳はドーパミンやノルアドレナリン(集中物質)をたっぷりと放出する。可能であれば30分続けてみよう。少なくとも20分は続けたいが、30分のほうが充分な効果が期待できる。

◎うつ・モチベーションの科学―「プチ・ランナーズハイ」で意欲を高めるプラン

うつ病とまではいえなくても疲労感が抜けない、あるいは気がふさいで仕方がないといったことはないだろうか。それなら外に出て走ろう。ランニングなどの心拍数が増えるような運動を定期的に長く続ければ、すばらしい効果を実感できる。その際、次に挙げる条件を目安にしてほしい。30~40分のランニングを週に3回行うこと。息が上がる程度には負荷をかける必要がある。その活動を、3週間以上は続けよう。運動の直後だけでなく、丸1日快調に過ごすためには、定期的に数週間続ける必要がある。

◎「記憶力」を極限まで高めるー何でも覚えてしまう具体的プラン

何かを暗記するときには運動してから、あるいは運動しながら覚えると効果が上がる。この場合、決して全力で行う必要はない。ウォーキングか軽いジョギングでも充分に効果がある。効果が最も上がるのは、トレーニングをしてから1日から数日後であることも忘れずに。何より運動を習慣づけよう。もちろん、一度でも記憶力は向上するが、認知機能の多くがそうであるように、記憶力も数か月にわたって忍耐強く運動を続ければ、さらなる効果が期待できる。

◎頭のなかから「アイデア」を取り出すー創造性を発揮するプラン

創造性を増やすために最も効果がある活動はランニング、またはそれと同じような活動だ。ウォーキングにも効果はあるが、走ったほうがより効果は大きい。できれば20~30分は走ろう。走り終えてから、創造の力が高まるのが実感できる。その効果は2時間ほど続くだろう。そして、習慣的に身体を鍛えておこう。創造性を高める運動の効果が絶大になる。

◎「学力」を伸ばすーIQを高めるプラン

脳に効果をおよぼすには、何より心拍数を上げることが重要だとされている。脈拍を1分間に150回前後まで上げることを目安にしよう。肝心なのは、運動の強度だ。また、活動は必ずしも「運動」でなくていい。ただ身体を動かして遊ぶだけでも効果はある。大人と同様、重要な点は子どもたちが何をして身体を動かすかではなく、とにかく身体を動かすことだ。最大の効果を得るためには、子どもたちが少なくとも30分、活動を続けることが望ましい。10~40分の運動をたった何度かしただけで、ワーキングメモリや読解の能力が向上し、注意力も持続するのなら、やらない手はないだろう。

◎健康脳―脳の老化に抗うプラン

脳の老化を予防するなら、毎日か少なくとも週に5回、20~30分歩こう。または週に3回、20分ランニングをしよう。それと同等の運動強度であれば、水泳やサイクリングでもよい。筋力トレーニングは身体機能を維持するのに役立つが、脳の老化を食い止める効果についてはまだわかっていない。効果が証明されるまでは、運酸素運動をお勧めする。

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2023年4冊目『時間錬金術』は、「いつかやりたい」を「いますぐ」実行するヒントが満載

2022-09-15 15:43:23 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

私たち一人ひとりの「いつかやりたい」を「いますぐ」実行するヒントを教えてくれる1冊です。

 

本書の根底にあるのは、時間の流れに身を任せて生きていても「本当にやりたいこと」がやれる日など永遠に来ないという現実です。

それを克服するためにも、時間に対する正しい考え方と技術が必要なんですね。

 

6か国語習得、60冊の著作執筆、133の資格を持つ著者のタイムマネジメントは、「やりたいことができる時間がない」と嘆いている方にとっては、多くの気づきがあるかと思います。

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