厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2018年39冊目『なぜ、あの人の仕事はいつも早く終わるのか?』

2017-11-26 17:03:03 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

「歯科医師」と「作家」の2つの肩書きがある著者・井上裕之さんの仕事が、最短・最速かつ高クオリティのマルチタスクでまわっている秘密が、本書でお伝えする「集中力」にあります。

結果へと最大の集中でフォーカスした状態を、本書では「超・集中状態」と呼びます。

井上さんの場合、この「超・集中状態」を使いこなすことで、他の優秀な歯科医師が7日かけて行う手術件数を、クオリティを落とさずに2日で終えてしまうとのこと。つまり、「超・集中状態」を使いこなすことが可能になれば、私たちも仕事で究極的には「週休5日」も実現できてしまうのです。

・得たい結果にフォーカスし、完璧な準備を整えば、自然と集中力が高まり、圧倒的な成果を生み出す。

・潜在意識がよい状態に保たれると、結果にフォーカスした途端、それを実現しようとパワーを送ってくれる。

最高のパフォーマンスを発揮しつつ仕事を早く終えるために、この「超・集中状態」を習慣化しましょう。

【my pick-up】

◎会社勤めでも、環境はコントロールできる

私は忘年会や新年会にはほとんど参加しません。毎年、特別にお世話になった人を招いて催すクリスマス会と、医院のスタッフと一緒に1年を締めくくる忘年会を開催するだけです。新年会は一度も開催しません。年末年始のイベントはこの2回で十分。それ以上、イベントを開いたり、ほかの人が開催したイベントに顔を出したりしていたら、仕事のペースが崩れますし、自分で勉強する時間もつくれません。

コントロール外のつき合いに発展しやすいのは、ゴルフも同じことです。私は大学生のときゴルフ部に所属し、しかも副キャプテンまで務めていました。しかし、いまはまったくゴルフをしません。いまの私は、ゴルフで仕事の時間や勉強の時間が潰されるのが、とてももったいないと思っています。飲み会同様、ゴルフもはじめてしまうとコントロールが効かないので、遠ざけているのです。

私にとってストイックであるかどうかは大きな問題ではありません。自分にとって成果を出すために不要だと思うつき合いはせず、必要なルーティーンを崩さないことを一番に考えたライフスタイルを貫いているだけです。

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2018年38冊目『社長の「まわり」の仕事術』

2017-11-26 16:38:31 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

社長になる人はひと握り。多くはエネルギッシュに動く社長に日々振り回され、ビジョンを実現していこうと奮闘している人たち。もしかすると、普通のビジネス書の読者の多くは、そういう人にこそ、学ぶべきなのではないでしょうか。

そんな発想のもと、「社長のまわり」の人たちの仕事術に、ロングインタビューによって迫ったのが、本書です。

登場する代表取締役は、カルビーの松本さんやDeNAの南場さんなど6名。

・できない理由を考えるのではなく、どうしたらできるかを考える。

・経営者は孤独。判断は最終的に自分で下さないといけない。

・私利私欲がない。自分の立場や名声ではなく、会社を良くしようと本当に思っている。

「社長のまわり」の話を聞くと、社長自身の魅力がこれまでになかったような形で伝わってきます。「社長のまわり」で仕事をする上で必要になる様々なスキルに加えて、トップあるいは会社の魅力を知る上でも、本書は役に立つと思います。

 

 

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2018年37冊目『今より1時間早く仕事が終わる習慣』

2017-11-23 23:46:17 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

早く帰って、成果もあげる人は、主導権を持って仕事をしています。

ここでいう主導権とは、その仕事に自分自身がいかに率先して取り組むか?任せてもらえるようにするか?です。

本書では、そんな仕事の主導権を握る7つの行動習慣を紹介します。

1.仕事の進捗と自分が置かれている「現在地」をしっている

2.先読みして行動している

3.相手と瞬時に意識を合わせている

4.何が問題かを適切にとらえ、無駄な動きをしない

5.率先してテキパキさばいている

6.仕事の進め方の「勝ちパターン」を持っている

7.早帰りが許されるキャラクターを作っている

どの組織にも、人より早く帰っているのに周りの人からの評価も高く信頼も厚い人がいると思います。そんな人を目指して自分の時間を取り戻し、そんな人を1人でも多く増やすことで、チームの成果も倍速で出しましょう。

【my pick-up】

◎「早帰りキャラ」を作る

「俺いま合コンで忙しいから」「グロービス通っているから」「定時退社は私の仕様ですから」早く帰っている人は、プライベートな事情を堂々と示しています。ポイントは、明るく堂々と。早く帰るには、ある意味開き直るくらいの度胸も大事です。

また早く帰れる人は自他ともに認める得意分野や専門分野を持っています。つまりキャラ立ちしているのです。その得意分野の仕事が忙しいときは一生懸命頑張る。そうでないときは残業せずにとっとと帰る。「いや~これ以上僕が残っていても、何の役にも立てないですから」この言葉には説得力がある。なぜなら、その人が何の専門家か周りもよくわかっているからです。

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2018年36冊目『外資のスーパーエリートが大切にする 意外と誰もやっていない「コミュニケーション」の基本』

2017-11-23 23:25:29 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

エグゼクティブのポジションで長く活躍できている人はどういう人たちなのか?「コミュニケーション術+仕事の効率化」に優れている人たちです。

この本は、様々な企業で外国人エグゼクティブの秘書や社内通訳者として働いてきた著者が、彼らのコミュニケーションの方法を紹介するものです。

優秀なエリートは仕事で成果を出すことと同じくらい、周りの人とのコミュニケーションを大切にしています。「コミュニケーション力=人間力」。人間力が、その人への信頼に繋がっていくのです。

強い上昇志向を持ちながらも、一人で突っ走るのではなく、ともに働く人間を守り、会社の仲間とともに働いていくという姿勢。そんな、スーパーエリートの「攻めと守り」が、周りの協力を得られる秘訣であることを、本書から学び取りました。

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2018年35冊目『四〇歳からはじめる最強の勉強法』

2017-11-22 21:16:47 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

40代以降に成熟した一人前の人生が始まります。仕事と勉強なしに、成熟した人生は始まりません。

1942年生まれ、75歳の著者・鷲田小彌太さんが論じる勉強法は、本格人生を望む人のためのものです。いささか他の勉強法の本と異なります。

・暇がないから仕事に忙しいから勉強をする必要がある。大学生が勉強しないのは暇がある、ありすぎるからだ。

・勉強は紙と鉛筆があればできる極貧時代から、パソコンがあればいい情報時代に変わった。

本書を読むと、勉強法とは単なる手段・道具ではないことが分かります。生きる方法で、「どう生きるか」という人生論の中核問題と言えます。

勉強、仕事、人生の相互関連を感じ取りましょう。

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