厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2013年165冊目『なぜあの人は「時間」を味方につけることができたのか』

2013-08-30 08:54:46 | その他私が読んだ本
なぜあの人は「時間」を味方につけることができたのか (一般書) なぜあの人は「時間」を味方につけることができたのか (一般書)
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2013-08-23

評価  (2点/5点満点)

成功できた人は、大勢の人がいない「場所」と「時間」を選んだ。つまり、競争相手の少ない分野を選んだからこそ成功できた。この本の主要なテーマです。

第1章 「時間」に哲学をもち、積極的に投資する

第2章 早熟型を目指すか、それとも大器晩成型か

第3章 成功するまでに必要な長い年月

第4章 他人と同じことをしない技術

第5章 成功するために、いかに毎日を過ごすべきか

著者の國貞文隆さんはジャーナリストとしてこれまで、ベンチャー経営者に多数取材する一方、経営者の追想録などにあたるなど、新旧の経営者の情報に精通しており、本書もその中から成功者の共通項を抽出しています。

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2013年164冊目『「時間がない」から、なんでもできる!』

2013-08-29 14:11:29 | その他私が読んだ本
「時間がない」から、なんでもできる! 「時間がない」から、なんでもできる!
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2013-08-12

評価  (2点/5点満点)

日々の仕事や育児、家事に追われ、時間がないなかで、いかにして自分のやりたいことをやるか、そしてやり続けるか。

仕事も育児もしながら受験勉強を行い、3人(3歳・1歳・1か月)の娘さんを連れてハーバード留学を果たした吉田穂波さんが、どう苦境を乗り越えたか、どう想定外の状況に対応したか、どうやってまわりの人の力を借りてマイナスをプラスに変えたか、ご自身の失敗談も含め紹介します。

・「時間密度」を高める(1分をどう過ごすか、1分の精度をどう高めるか、その1分をどう価値のあるものにするか)。

・自分がやりたいことも、2つ、3つと同時並行で進めることで、違うこと同士が響き合い、補い合い、視野を広げてくれる。そして何より、対応する自分自身に力がつき、ある面では「図太く」パワーアップしていく。

著者の吉田さんも、この本はスーパーウーマンの成功体験談では決してないと言っています。

本書では、具体的なタイムマネジメントの方法というより、〝時間密度をどう上げるか〟その考え方を学び、それをどう自分に活かしていくか、今後のキャリアプラン・ライフプランも含め明らかにして頂きたいと思います。

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2013年163冊目『これだけ!5S』

2013-08-28 12:58:02 | おすすめビジネス書
これだけ!  5S これだけ! 5S
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2013-08-22

評価  (3点/5点満点)

5Sは「利益を上げるに値するような組織風土をつくるための活動」と位置づけれれるぐらい、重要な取組みです。

風通しのいいコミュニケーション環境、組織の判断基準の共有、基本レベルの向上・・・今仕事で求められているスキルが、5Sを通じて培われるのです。

しかし、効果が出るまで取組みが続かない、なかなか5Sが根づかない会社も多いと思います。

本書を読めば、なぜ今までの取組みがうまくいかなかったのか、納得できるはずです。

・5Sの徹底を困難にしている最大の障害は、「自分1人、あるいはごく少数のメンバーで取り組んだところで意味をなさない」ことにある。(P.20)

・なぜ5Sが徹底できないのか、主な要因は「本当に儲かるのか、実感が得られない」「実践レベルの差から出る損得勘定によるモチベーション低下」「手段の目的化から生じる〝やらされ感〟」の3つ。(P.78)

・5S活動の中間目的として押さえておくべき項目には、①決断力の向上、②円滑なコミュニケーション、③価値観の共有、④組織的なパフォーマンス向上、⑤基本レベル向上サイクルの定着がある。(P.120)

・「誰が」やるのか、という責任の所在を明確にしないと、自然消滅してしまうのが5Sの取り組みである。(P.179)

本書では、第1部の理論編と第2部の実践編で著者が異なっており、上記の理論部分のほか、実践編では躾・清潔・整理・整頓・清掃ごとに具体的なアドバイスが紹介されています。

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2013年162冊目『5年後も会社から求められる人、捨てられる人』

2013-08-27 21:50:26 | おすすめビジネス書
5年後も会社から求められる人、捨てられる人 5年後も会社から求められる人、捨てられる人
価格:¥ 1,400(税込)
発売日:2013-08-08

評価  (3点/5点満点)

「求められる人」として企業に採用される人たちの共通項が詰まった1冊です。

今いる会社でそこそこ通用できる人から、どこの会社に行っても通用できる人へ。7000人以上のエグゼクティブと面談してきたヘッドハンターの著者が、中堅社員の思考と行動力を広げる手助けをしてくれます。

【my pick-up】

◎出世競争から早く離脱した人ほど、成功している

社内での出世競争を勝ち抜きたいという思いの根底にある「会社は永遠に続く」という大前提が、今の時代では通用しなくなっています。

1つの会社の出世競争に勝ち抜くことに、価値はあるのでしょうか?1つの会社の1つの固定的なポジションというものにどれだけの価値があるでしょうか。

これからの時代において大切なことは、社内だけではなく、別の会社からも求められる人間になるということです。そのためには、出世競争から一歩離れて、自分自身の能力や現在のレベル、また自分が本当にやりたいことは何かを、冷静に見つめてみることです。

◎なにが「超優秀」と「優秀」を分けるのか

「できる人」と判断する基準はいくつかあります。そのポイントが、ビジネスの世界での通知表「5」と「4」の差なのです。

〝誰にも知られていない人〟は、ヘッドハンティングのリストに上がりようがありません。そして、ヘッドハンターに知られるためには、次の3つのステップが必要になります。

第1ステップになるのは「上司に知られること」です。第2ステップは、「人事部に知られるかどうか」です。第3ステップは、「社長にも一目置かれる存在となる」ことです。

◎重要なのは時間よりもスケジューリング

毎日毎日残業をしているという人は、日中の仕事の密度が薄いのではないでしょうか。それは、もし朝9時から夜6時まで、きちんとスケジュールを立てて密度を濃く仕事を行っていたら、残業をする体力や集中力など残っていないはずだからです。

早く済ませた分、自分への投資に時間を割く。これができる人の行動パターンです。

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2013年161冊目『新人力』

2013-08-26 09:54:28 | その他私が読んだ本
新人力: 1年目でも結果を出せる人は何が違うのか (PHPビジネス新書) 新人力: 1年目でも結果を出せる人は何が違うのか (PHPビジネス新書)
価格:¥ 882(税込)
発売日:2013-08-16

評価  (2点/5点満点)

タイトルにもある「新人力」とは、職場において周囲との「絆」を育み、自らが活躍する「ステージ」を確立していく力です。

本書では、この「新人力」について、正統派のものから、著者曰く〝ちょっぴり姑息〟なものまで、明日からすぐに使える実践的なスキルを紹介します。

最近の新入社員・若手社員は、「失敗したくない」という思いが強く、「失敗しないように行動する」傾向にあると言われます。手堅くなっている分、成長の幅も狭く、小さくなっているのです。

しかし、失敗するには行動していないといけません。新入社員の1年間は、長いビジネスパーソン人生の中で、最も失敗に対するリスクが低い、唯一無二の時期であり、給料をもらって失敗させてもらえる貴重な期間と言えるでしょう。本書を読んで、新人らしく積極果敢に行動しましょう。

また、年齢に関係なく、ある組織に初めて足を踏み入れた人も、新人です。本書に書かれていることは、どの世代になっても、どの業界に行っても効果を発揮するポータブルスキルでもあります。新入社員層だけに読者を限定するのはもったいない1冊です。

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