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(3点/5点満点)
入社1年目で働き方や思考を間違えてしまうと、あとで取り返しがつかなくなってしまいます。
入社1年目の皆さんが、今だからこそ知っておいてほしいことをこの本では凝縮して詰め込んでいます。
入社1年目に、昔から脈々と続いているような「マナー研修」を受け、お辞儀や名刺交換の練習を何度もくり返している場合ではありません。
仕事を面白くするためのツボや人間関係を上手くやるポイント、壁にぶつかった時に意識したいコツ、新しい価値観をインストールする奥義、将来を見据えて考えておきたいことなど、仕事に一番大切な心得・行動を本書で押さえることができます。
また、これらはどの階層にも当てはまる重要な「基礎」が含まれており、中堅層の振り返りや管理職層の部下育成にも使える内容です。
【my pick-up】
◎「整理整頓」で〝仕事ができない人〟認定されてしまう
整理整頓は仕事に大きく影響するにもかかわらず、できていないビジネスパーソンがあまりにも多いため、ここを押さえておけばあなたは大きなスタートダッシュを決めることができます。机やパソコンの中が雑然としていて、データになかなかアクセスしにくい状況では、「仕事ができない人」とみなされてしまうのです。捨てるという判断ができる人は、判断力が身につきます。探し物をしている時間は、仕事をしていないのと同じことです。とにかく、机の上に書類を積んでしまうのはダメです。ただちにルールを考えて実行していきましょう。色々な方のPCを見ていると、日付を設定しているファイルもあれば、そうでないものもあったりしますし、フォルダに入っているものもあれば、出ているものもあったりします。ファイル名称や置き場所にも統一ルールを設けて、スッキリさせていきましょう。
◎次の成功確率を高めるために上司は注意する
上司が注意してくるというのは「そっちじゃない、こっちに行くべきなんだよ」「こうすれば余計な心配をしないぞ」と、次の成功確率を高めてくれようとするために怒ってきます。指摘するという行為は、少なからずあなたへ期待する気持ちがなければしないものです。まったく期待していない社員や、どうでもいい社員に対して、上司は怒る意欲すら湧きません。怒ったり指摘したりすることは時間やエネルギーを消耗します。上司からすると、致命的なミスでもなければ何も言わずにスルーするのが一番ラクなのです。それを、時間とエネルギーを使って指摘してもらっているわけですから、実は非常にありがたいことなのです。ぜひとも、前向きにとらえていきましょう。
◎染まるな、早く帰りなさい
入社1年目の皆さんにお伝えしたいのは、とにかく定時で帰ることを考えてくださいということです。残業するのが当たり前のような空気があれば、新人のあなたがその空気を壊してしまえば良いのです。やむを得ず残業が発生するとしても、残業時間を徐々に短くしていき、とにかく「早く帰るキャラ」を確立してしまうのです。場合によっては「残業」という常識を破壊してしまい、会社全体の空気を変えることにもつながるかも知れません。早く帰って何をするかというと人それぞれですが、共通して言えるのは「しっかりと寝る」ということは守っていただきたいものです。人間は睡眠時間を削ってしまったら良い仕事はできません。最低でも6時間以上は寝てもらいたいものです。
◎本を読まない人は絶対に成功しない
本を読まない人は絶対に成功しないと言い切れます。私自身、学生時代はまったく本を読みませんでした。社会人になってから色々なことで苦労するようになり、先輩から「本を読んだほうが良いのでは」とアドバイスをもらって素直に読書をするようになってから、〝人生が変わった〟と言って良いほどの変化がありました。人間というのは今の学力で差がつくのではなく、「学ぶ意欲」や「学ぶ習慣」があるかどうかで、他者との差がついたり人生が大きく変わったりするものです。多くの本を読む人ほど、現実の厳しさを知りながらも知識を身につけ、その打開策を見出すことができています。経営者や優秀なビジネスパーソンなど忙しい人ほど本を読んでいます。読書に時間を使ったほうが効率的に知識を得られ、結果的に時間に余裕がもたらされるということを理解しているのです。「時間がない」という理由で読書をしないと、自分のこれまでの経験のみで物事にぶつかっていかなければなりません。