リーダーならもっと数字で考えなきゃ! 価格:¥ 1,470(税込) 発売日:2013-01-28 |
評価 (3点/5点満点)
リーダーは、結果でしか評価されない。では、求められている結果を出すために、リーダーはどうすればいいのか?
リーダーが声高らかにチームの数字目標を掲げ、その数字目標を達成するための行動計画をチーム全体が一丸となって実行し、出てきた結果を詳細に分析して、数字を伸ばすために問題点を改善する。
この本では、この「PDCA」をリーダーがうまく回していくために、ヒントとなる言葉を紹介します。
一般社員向けに書かれた前著『もっと仕事は数字で考えなきゃ!』(本ブログ2012年8月6日掲載)のリーダー編ですが、リーダーはよりビジネスの数字に対する責任感を持たなければなりません。
PDCAは仕事の基本ですが、リーダーも本書を読んでPDCAをうまく回し、数字に対する責任感や関心を深めてほしいと思います。
【my pick-up】
◎チーム全員にちゃんと選手宣誓させや
部下に当事者意識を持って動いてもらうためにはどうすればいいか?「チーム全員にちゃんと選手宣誓させや」これは、ある経営者が自社のチームリーダーに言っている言葉だ。
チームの目標を達成するために、自分はどのように貢献するのかを、チーム全員の前で宣言すれば、当事者となり、逃げられなくなる。また、自分がどのようにチームに貢献するかを宣言することにより、周囲のメンバーが、その人の仕事ぶりや成果を評価しやすくなるという効果もあるそうだ。
◎「100件やる!」の90件と「90件やる!」の90件とでは雲泥の差やで
野球の話で恐縮だが、3割打てるかどうかは相手のピッチャーがあることだから、わからない。しかし、3割打つために毎日素振り200回と計画したら、それを実行するのは自分次第のはずだ。
自分の計画をやり切っていない状態で分析したところで、その意味は半減してしまう。「やる!」と宣言した以上、その行動計画は、実行して初めて意味を持つのである。