厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2013年32冊目『リーダーならもっと数字で考えなきゃ!!』

2013-01-31 11:29:41 | おすすめビジネス書
リーダーならもっと数字で考えなきゃ! リーダーならもっと数字で考えなきゃ!
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2013-01-28

評価  (3点/5点満点)

リーダーは、結果でしか評価されない。では、求められている結果を出すために、リーダーはどうすればいいのか?

リーダーが声高らかにチームの数字目標を掲げ、その数字目標を達成するための行動計画をチーム全体が一丸となって実行し、出てきた結果を詳細に分析して、数字を伸ばすために問題点を改善する。

この本では、この「PDCA」をリーダーがうまく回していくために、ヒントとなる言葉を紹介します。

一般社員向けに書かれた前著『もっと仕事は数字で考えなきゃ!』(本ブログ2012年8月6日掲載)のリーダー編ですが、リーダーはよりビジネスの数字に対する責任感を持たなければなりません。

PDCAは仕事の基本ですが、リーダーも本書を読んでPDCAをうまく回し、数字に対する責任感や関心を深めてほしいと思います。

【my pick-up】

◎チーム全員にちゃんと選手宣誓させや

部下に当事者意識を持って動いてもらうためにはどうすればいいか?「チーム全員にちゃんと選手宣誓させや」これは、ある経営者が自社のチームリーダーに言っている言葉だ。

チームの目標を達成するために、自分はどのように貢献するのかを、チーム全員の前で宣言すれば、当事者となり、逃げられなくなる。また、自分がどのようにチームに貢献するかを宣言することにより、周囲のメンバーが、その人の仕事ぶりや成果を評価しやすくなるという効果もあるそうだ。

◎「100件やる!」の90件と「90件やる!」の90件とでは雲泥の差やで

野球の話で恐縮だが、3割打てるかどうかは相手のピッチャーがあることだから、わからない。しかし、3割打つために毎日素振り200回と計画したら、それを実行するのは自分次第のはずだ。

自分の計画をやり切っていない状態で分析したところで、その意味は半減してしまう。「やる!」と宣言した以上、その行動計画は、実行して初めて意味を持つのである。

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2013年31冊目『人生を楽しみたければピンで立て!』

2013-01-30 15:06:14 | おすすめビジネス書
人生を楽しみたければ ピンで立て! 人生を楽しみたければ ピンで立て!
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2013-01-26

評価  (3点/5点満点)

この本のタイトルにある「ピンで立つ」とは、誰の真似をするのでもなく、自分が唯一無二のオリジナルであり続けることです。「ピンで立つ」とは、自分ブランドの完成形とも言えるでしょう。

伊勢丹でカリスマバイヤーと呼ばれ、福助の社長やセブン&アイ生活デザイン研究所の代表取締役などを経て、現在は参議院議員としても活躍されている藤巻幸大さんが、このような「ピンで立つ」ための行動ルールを紹介します。

「ピンで立つ」といっても、今勤めている会社を辞めて、独立しろと言っているわけではありません。会社勤めでも、ピンで立っていれば他の人と差をつけることができ、面白い存在だと思ってもらえます。

また本書では、藤巻さんと親しいコンサルタントの阿久津康弘さんとの共著という形をとっており、より再現性の高いルールとなっています。

これらの行動ルールの原点となっているのが顧客目線。人間関係においても相手を楽しませるという発想が大事だと感じた1冊でした。

【my pick-up】

◎会社は社員の幸福を考えてくれない 会社のために働くな 自分のために会社と「契約」しよう

会社は社員の幸福を考えてくれない。

「会社のために働く」なんて考えは、絶対に持たないでほしい。会社のためにではなくて、あくまで自分のために働く。会社は「目的」なのではなくて、あくまで自分の目的を達成するための「方便」だ。

◎居心地のいいラクな池に群れるヤツにはなるな ラクに慣れると池から出られなくなる

会社でいつも同じ仲間とつるみ、馴染みの居酒屋で愚痴を言い合って、その毎日の繰り返し。新しい仲間を求めようとせず、小さなフィールドで小さくまとまって一生を終える。

僕はそういう人たちを「サラリーマン」と呼んでいる。目的もなく、給料をもらうためだけに働いている。夢を持って、ビジネスのフィールドを常に広げていく努力のできる人が「ビジネスマン」だと思う。

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2013年30冊目『会社で生き残る上司対策マニュアル』

2013-01-29 15:53:41 | おすすめビジネス書
人事のエラい人が教える、会社で生き残る上司対策マニュアル 人事のエラい人が教える、会社で生き残る上司対策マニュアル
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2013-01

評価  (3点/5点満点)

会社からのクビ宣告を跳ね返して自分の身を守るには、会社がどのような手を打ってくるのかをまず掴み、クビの気配がする前に確実に会社に残れる手を打つべきです。

この本は、現役の人事部長(ペンネームで執筆)が、会社で生き残るためのウラ知識を伝授します。

中身はかなり際どいものもありますが、これが実態なんでしょう。本書を読んだあとに、ご自身の会社の就業規則等を読むと、その文言に隠れた事情が見えてきます。

また、リストラの危機にある社員だけでなく、仕事の成果に自身のある方や管理者が、世の中の実態を知る上でも、一読の価値があると思います。

【my pick-up】

◎リストラされる理由を公開!-これさえクリアすれば怖くない

わが社のスコアリングにはこのような項目があるので採り上げたい。Bランクの社員(会社に残って欲しいAランク社員と、辞めて欲しいCランク社員の中間にある、どちらでもいい社員)には、特に重要視される項目だ。

・仕事に付加価値がつけられない→仕事の指示に最低限の作業しかできない

・仕事の成果を時間でとらえる→長い時間仕事するのがいいと思ってる

・社内外の人間を知らない、関心がない→自分の仕事しか視野がない

・スキルアップを慣れだと思っている→思考を含んだ仕事をしてない

このような項目に該当しやすいのがBランク社員の特徴で、これらの点を厳しく会社から見られているわけだ。自分は会社にとって必要な人物であるなら、これらの項目にあてはまらないから、会社に必要な人材とアピールしてもらいたい。

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2013年29冊目『一流役員が実践している仕事の哲学』

2013-01-28 11:55:19 | おすすめビジネス書
一流役員が実践している仕事の哲学 一流役員が実践している仕事の哲学
価格:¥ 1,029(税込)
発売日:2013-01-17

評価  (3点/5点満点)

会社組織の中で出世している人、優秀、一流と言われる人にはいくつもの共通点があります。しかも、一般社員、課長、部長、それ以上の役職者の方では、それぞれ共通点が異なっています。

優秀かどうかの差というのは、紙一重の習慣にあり、その積み重ねが役員にまでなれる人と、課長や部長で終わってしまう人の差ではないでしょうか。そして、習慣の差を生むのは、仕事の哲学があるかどうかです。

本書では、その哲学を「平社員は・・・」「部長は・・・」「役員は・・・」など、比較する形で紹介しています。

また、その成功の秘訣は、単にアメリカ等から取り入れたものではなく、実際に日本人が行っている、日本人に合ったものになっているというのも本書の特徴です。

仕事自体に限らず、夜の接待や休日の過ごし方、趣味や家庭に至るまで幅広い内容です。少しでも良い習慣に自分を変える、そんな背中を押してくれる1冊になることでしょう。

【my pick-up】

◎(お酒)自己抑制には真の勇気が必要だ

私が接待でご一緒した方で、お酒が飲めない人はあまりいません。たいてい、とても強い。「お酒は何でもいけます」という方が多いのです。

その割には、皆さん適度にしか酔いません。よくよくお聞きしてみると皆さん意外や意外、お酒好きとも言い難いのです。接待で必要だから飲んでいる、別に飲まなくても平気、という感じです。実際、自宅では飲まないという方が90%を超えます。

選ぶお酒はビールや日本酒、ワインよりも必然的に「あとに残らないお酒」=「焼酎」なのです。出世する人はお酒の飲み方や種類までコントロールする、そんな精神の持ち主であると感じずにはいられません。

◎(学問)国語力は全てのスキルのOSである

もちろん、皆さん学生時代から成績は優秀なのですが、中でも得意科目が「国語」だった、ということが共通していて興味深いのです。「国語が苦手でした」と言う人は今まで一人もいませんでした。

役員の皆さんと会話している時の明快さ、あるいは指示の正確さ、それからメールのやり取りでのクリアさは、この国語力、言語力の賜物だと感じずにいられません。そして、この国語力は思考力とも関係が深いのです。

国語力は上に立つ者にとってなくてはならない、必須の能力だったのです。

◎(運動)継続はその人の精神力を如実に体現する

出世された方々には運動への取り組み方に特徴があります。皆さんかなり年季が入っているのです。

運動をしてそれが体力や健康の基礎となるまでは、相当の積み上げが大事なのです。ちょっと流行っているから数ヶ月やってみるとか、年に数回しかやらない、というだけでは土台になるまでにはならないと思います。

たかが運動ですが、まさに自分の血肉になるまで黙々とやり抜く、「継続は力なり」を体現しているのが、彼らの運動への取り組み方です。

◎(机)基本の仕事にこそ普段の努力が表れる

未処理の状態が多い人は、机の上が汚いと言えるでしょう。この状態であるとミスが起きるし、見逃しも起きてしまいます。

思い返してみるとこれを避けるために、エグゼクティブたちは次々に処理をし終えたり、片付けたりしていたのだと思います。

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2013年28冊目『シゴトダイエットのススメ』

2013-01-27 18:28:34 | おすすめビジネス書
シゴトダイエットのススメ (アスカビジネス) シゴトダイエットのススメ (アスカビジネス)
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2013-01-22

評価  (3点/5点満点)

短時間で効率よく仕事をするための77のプログラムが、この本では用意されています。

どれも基本的なんだけれど、なかなか徹底できない、本当に大切な心得やノウハウばかりです。実行に移すためには、自分の「思い」や「意志」を明確にすることが重要です。

まずは、「仕事を効率的に行って、時間を創出することができたら、その時間を何に使うのか?」を考えてみましょう。

人それぞれだと思いますが、これまで時間がなくて、やりたくでもなかなかできなかった事をワクワクしながら考えれば、より強い動機付けとなります。

そして、実際の行動の継続に繋がれば、QOL(Quality of Life)=人生の質が向上しますよ。

【my pick-up】

◎いつまでにやるか(期日)より、いつからやるか(着手日)

いつまでにやるのか?より、いつからやるか?が大切です。

まずは、自分なりに少し着手してみて、当面の様子を見据えることが、本質的なバッファのとり方ではないでしょうか。なんとなく「余裕がある」と時間を見積もると、終わる仕事も終わらなくなってしまうのです。

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