厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2018年143冊目『40代の自己啓発』

2018-05-26 18:20:44 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

勤労者として働く時間以上の時間を定年後(または退職後)過ごさなくてはならない時代です。

この本は、40代の皆さんにこれからの50年、60年を生き抜くために、40代をどう過ごすことが大切かという命題の答えを探し出すための参考書です。

「これまで多くのことを本書に書いてきましたが、要約すると、これから必ずやってくるあなたの老後に対して、40代の今何を考え、行動すべきか、ということにつきます。」(P.205)

これからの将来を考えながら行動を起こさなくてはならないのが40代です。40代の今こそ、将来どうやって暮らしていくかを考え、少しずつ行動を起こしていくことが必要です。

一方、平均寿命がいくら伸びたところで、自分の寿命がどうなるかは誰にも分かりません。ならば、40代の今、これまでがむしゃらに頑張ってきた自分の人生を振り返り、どう生きるかを自分なりに考えてみてほしいですね。

【my pick-up】

◎経営者の姿勢

経営者が率先して大きなビジョン(大風呂敷でも構いません)を打ち出すこと。ちょっと出来ないかもしれないぐらいのビジョンを出してください。具体的な実行プログラムは、幹部社員に書かせればいいのです。先輩議員が言いました。「ある議員は出来そうもない公約を掲げることで、それが実現できるまで議員として選挙に当選し続けてきたんだ」と。

◎夜の付き合いを考え直す

40代のあなた、あなたが「明日はちょっと早いので」なんてお断りをしても、もう付き合いの悪い奴だなんて言われることはありません。二次会、三次会は、よほどの理由がない限り「お断り」をお勧めします。むしろ1万円を部下に渡して、「ちょっと疲れたから、お先に失礼するよ。少しだけど二次会の足しにして」というのが理想の上司です。それだけではなく、週半ばでの飲み会より、週末のストレス発散に心がけた方が、経済的にも肉体的にもずっと効果的です。その場では、「もう帰るんですか」とか、「もう一軒、付き合ってくださいよ」などと言っていても、大概はその場限りですから、面子なんて誰も考えていません。

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2018年142冊目『仕事と時間の「仕組み術」』

2018-05-26 18:12:32 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

野呂エイシロウ(構成作家、戦略的PRコンサルタント)さんの最新刊は、スケジュール帳に仮説を書き、仮説によって自分を動かして、結果を出していく仕事と時間の仕組みについて紹介します。

「スケジュールは仮説だ。それを検証するために行動するもの」

また、本書のテクニックの基本的な考え方は、

・できる限りトラブルに対応するために、あらかじめいろんなことを準備する

・さらに、早めに行動をする

・できる限り時間を作って「しまった!」という失敗をなくす

ように、感情を落ち着かせるということ。そのために、懸命にスケジュールを考えて調整をするのです。

スケジュールを目的を持った仮説に変えて、実行、そして結果の分析を進めていきましょう。

【my pick-up】

◎いやな会議の時は「自分の喜び」をメモに書く

大切なのは、小さくてもいいので成果を上げることです。逃げているとそこで足踏みをしていることになります。そうではなく前進をすることが何よりも大切だと思うのです。そのためにスケジュールにモチベーションが上がることを書きます。非常に大切です。会議に限らず、気乗りしないスケジュールがあれば、どんどんモチベーションが上がることを書いていきましょう。

(受付嬢が可愛いので元気に挨拶をする、会議の帰りにとなりのパスタ屋さんでナポリタンを食べる、尊敬している〇〇さんの隣に座る、駅の近くのスターバックスでソイラテを買ってから会議に参加しようなど)

◎「移動中に読書」を徹底する

電車の移動中も大切な時間です。そんな時間で少しでも人生を前進させようと思っています。そのためにやること。それは「読書」です。毎日すごい勢いで、読みます。本は暇つぶしではありません。読書は、エンターティメントであり、さらに学習の場です。今日もこの2冊のおかげで、自分が何%か成長することができました。たった一駅でも二駅でもいい。懸命に読書をして自らを高めます。読書は最も安い投資です。

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2018年141冊目『人は死ぬまで結婚できる』

2018-05-25 23:25:36 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

晩婚にはそれぞれの理由があり、失敗体験も踏まえて熟慮の上で結婚している。若い頃のような「勢い婚」ではない。「熟慮婚」なのだ。

「もう遅い。自分は一生独身だ」とあきらめなかった晩婚さんは、どうやって結婚をつかんだのか。その晩婚を幸せなものにするために、どのような工夫をしているのか。この本では、晩婚なりの幸せ、課題、婚活ノウハウをお伝えします。

晩婚さん夫婦には大きく3つの強みがある

(1)支え合うけれど依存はしない

(2)現実を受け入れて変化を楽しむ

(3)お互いを尊重して機嫌よく生活できる

晩婚に立ちはだかる2つの壁

(1)老親の世話は誰がするか、住む場所はどこにするのか

(2)子どもを作るのか

晩婚さんになれる人の共通点は以下の3点に尽きる

(1)身ぎれいで爽やかな印象を受ける

(2)笑顔が多くて感じがいい

(3)主体的な努力を惜しまない

晩婚化に伴う少子化は問題かもしれませんが、無理な早婚は当事者たちを不幸にするし、婚期を逃した人たちを結婚から遠ざけてしまいます。

結婚しなくても幸せになれる時代。でも、人はいつでも結婚できますし、それによってより豊かに幸せになれるというのが本書の言いたいことです。

晩婚をした人には共感してもらえる部分が多いはずです。現在独身でこれから結婚を考えている人には、役に立つ内容になっています。

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2018年140冊目『人を「その一瞬」で見抜く方法』

2018-05-25 23:18:12 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

人は見た目では分からないと考えたほうが賢明だ。

この本は、ここからスタートします。

33歳で経営者になった著者・臼井由妃さんが今まで、良くも悪くも「こんなはずではなかった」という経験を積み重ねながら「人を見抜く力」を蓄えてきたノウハウが公開されています。

臼井さんは以前、人気TV番組『マネーの虎』に出演されていましたが、その際のプレゼンター(新たな事業への投資を希望する者)とのやり取りにも触れています。

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2018年139冊目『日本人の知らない会議の鉄則』

2018-05-20 18:43:49 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

著者のピョートル・フェリクス・グジバチさんがグーグルやモルガンスタンレーで学んだ効率的な会議運営のノウハウを公開します。

「いまの日本の会議に必要なのは、感情レベルの葛藤ではなく、アイデアレベルの葛藤を増やすよう、マネジメントするという視点」

本書では会議運営のノウハウに加え、葛藤のマネジメントに必要な

・ファシリテーションスキル

・心理的安全性(お互いに考えていることを気兼ねなく言える状態)

という2つの要素もお伝えします。

会議でどんなゴールを目指し、どんなアウトプットを出すかを明らかにすることは、つまり、そこに参加している人の価値観や信念がどんなもので、お互いにどんな影響を与えようとしているのか、一人ひとりがしっかり認識していて、積極的に関わる責任を負っているということです。

会議は、会社の最も重要な「コミュニケーション・プラットフォーム」と言えるでしょう。

【my pick-up】

◎会議こそ、ゴールへたどりつく「最速」の手段

会議はもっと「軽く」、カジュアルなものでいいのではないでしょうか。日本の会社では、いきなり声をかけて「これから会議をしよう」と言うなんて失礼、という文化があるかもしれませんが、グーグルではとにかくスピード重視。グーグルでは会議の数は「多い」のです。むしろ、スピードの遅いメールの方こそ嫌われ者だったりします。取り組むべき課題が目の前にあって、それが会議を開くことで解決するなら、「さっさとやってしまおう」と思えるでしょう。

◎意見が最後まで割れるトラブルシューティング

会議に、全会一致は必要ありません。ですから、コミットメントをきちんとしてもらえるよう、「言いたいことは言った」とメンバーが思えるまで意見を引き出すところまでが、ファシリテーターの役割です。最終判断がつかなかった段階で、オーナーの判断を仰ぎ、メンバーはその意思決定に従います。

◎ネガティブな発言を歓迎せよ

僕がグーグルに入ってはじめて驚いたのは、チームビルディングのときの自己紹介がとにかく長いこと。まったく仕事に関係ないことまで含め、延々と話すのです。相手がどんなタイプで、どんな場面でどんなことを感じる人間なのかを理解できていると、仕事がとにかく早く進むのです。逆説的ですが、アウトプット重視の会社だからこそ、仕事に関係ないことまでオープンに共有する文化が育つのです。1日8時間ぐらいずっと一緒にいる仲間にすら自己開示できなければ、いいアウトプットが出せるはずがないのです。正直に打ち明けてこそ、チームは助け合うことができます。日本の会社は、もうちょっと一人ひとりの感情と状態を大切にしてもいいのではないでしょうか。どんどんオープンにして、相手に「自分がどんな人なのか」「いまどんな状態なのか」を知ってもらう。

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