厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2017年15冊目『最高のリーダーは、チームの仕事をシンプルにする』

2016-11-28 21:48:44 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、リーダーのための仕事をシンプルにする方法を「課題解決の技法(7つのステップ)」などとして紹介します。

・会社の「問題」と、自分の「課題」を混同しない

・仕事は「より少なく、しかしよりよく」する

・常に「全体最適」を考えて部下を動かす

・「優先順位」だけでなく「劣後順位」も明確にする

・仕事を「やめる」のも、「すぐに」やる

・上司と部下の違いは「役割だけ」と心得る

・自分なりのシンプルな「仕事の原則」を築く

リーダーは誰もが会社に対しての「問題意識」は持っています。しかし、では自分が何をすればいいのかという「課題意識」を持っているリーダーは、残念ながらそう多くはありません。この「課題意識」を強く持ち、自分がやるべきことを常に明確にし、それを実行することのできる人だけが、一流のリーダーになれると思います。

またそのためには、自分やチームがやるべきことを絞り込み、厳選しないといけないですね。

【my pick-up】

◎信頼されるリーダーとは、部下にとって自分を成長させてくれるリーダー

リーダーは、部下に「好かれる」必要はないのです。それよりも「信頼される」ことが重要なのです。部下は、リーダーが仕事に厳しくても「この人のもとにいれば成長できる」と思えば、信頼してついていくものなのです。

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2017年14冊目『私をリーダーに導いた250冊』

2016-11-26 22:03:50 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

朝日新聞に掲載された連載「リーダーたちの本棚」から、トップリーダー50人の愛読書計250冊を収録しています。

リーダの愛読書は経営書だけではありません。人生の様々な場面で糧となった歴史書、小説、写真集、漫画、新刊から古典まで多様性に富んでいます。

本書の最後の章で「こんな時読みたいブックリスト」として、前章までに紹介された本がジャンル・目的別にまとめられています。

複数のトップリーダーが薦める本には以下のようなものがありました。

・ビジョナリー・カンパニー(ジム・コリンズ)

・全一冊 小説 上杉鷹山(童門冬二)

・坂の上の雲(司馬遼太郎)

・経営者の条件(P・F・ドラッカー)

・運命を拓く(中村天風)

・道は開ける(D・カーネギー)

・「原因」と「結果」の法則(ジェームズ・アレン)

・文明の衝突(サミュエル・ハンチントン)

・沈黙の春(レイチェル・カーソン)

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2017年13冊目『すぐ動くのはやめなさい』

2016-11-25 22:38:29 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

著者の佐々木常夫さんは、東レ勤務時代に自閉症のお子さんやうつ病の奥さんの看病等のために18時退社を迫られ、限られた時間で成果をあげてきた「ワークライフバランス」の先駆者とも言える方です。

すぐ動かず、考えてから動く。それは常に、職業人としての佐々木さんの真ん中にあった信念です。

拙速を良しとする本や、スピード仕事術のようなものが多く見受けられるご時世ですが、膨大な仕事を効率化したいならば、最速で最大の効果を出したいと望むならば、すぐ動くのをやめる。そんな「考えて動く」ことを追求するのが、本書のテーマです。

私が考える「戦略」とは、文字通り「戦いを略す」ことなのです。(P.19)

つまり、戦略的に考えるくせをつければ、無駄な戦いは避けられ、仕事は半減するということ。

すぐ動いたほうがいい仕事があるのは事実ですが、戦略的で重要な仕事であるならば、いきなり走り出すのではなく、どういう手法でどんな順序でやるか、どれぐらいの日数でいつまでにやるか、どんなメンバーで誰をリーダーにするかなどをよく考えてからスタートしましょう。

この本はたくさんは売れないことを断言します。なぜなら日本人の多くは「すぐやることは正しい」と、まるで宗教のように信じているからです。「すぐに動いてはいけない」ことを身に染みて感じているごく少数の人にだけ読んでもらえる本ではないかと思っています。(おわりに)

本書の最後に書いてあったこの文章から、すぐ動いてはいけない仕事もあることを皆さんに認識していただきたいですね。

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2017年12冊目『欲望が男を変える』

2016-11-23 19:35:59 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

著者の井上裕之さんが現在の歯科医師とセラピストというポジションを得ることができたのも、30代半ばから40代を自分でもあきれるぐらいどん欲に生きてきた結果だと言います。

日本を支える40代前後のミドル年代から、夢や理想、人生へのどん欲な姿勢が失われ、気迫・気負いと言うような熱いエネルギーが失われてしまった。そんな30~40代の日本の男がもっとどん欲になり、元気に生きる姿勢を取り戻せば、日本は必ず活力を取り戻す。

この本は、そんな思いをもとに、あきれるくらいのどん欲を持つことで人生を変えることができることを訴えます。

私の欲も金欲でも物欲でもなく(もちろん、それもゼロではないが)、最大の欲は、いい仕事をしたい、人のためになる人間になりたい、さらには、仕事を含めて、自分自身を限りなく成長させていきたい、というような欲だ。そうした実感がない日々を過ごすことは、どん欲な私には耐えられない。(P.29)

「それなりの人生で本当にいいのか?」 大きな不満はないが、なんかくすぶっていると感じる方に読んで欲しいです。

【my pick-up】

◎結果の出せない自分をいつまで甘やかすのか

思いどおりになっていないなら、原因は自分にしかない。「人生なんて思いどおりにはいかないものサ」。そんなふうに、結果の出ない自分を甘やかしてはいけない。思いどおりになっていかないのは、生ぬるい毎日を過ごしているからだ。現状の生ぬるさから抜け出すには、もっと自分自身に怒ることが必要なのだ。負の感情を逆手に取って、奮起するエネルギーに変えていくのだ。

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2017年11冊目『超一流アナリストの技法』

2016-11-23 19:21:21 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

アナリスト業務は、情報と戦う他の多くのビジネスの縮図のような性格があると言えます。

この本では、著者のアナリストとしての経験を踏まえたいかなるキャリアに従事している人にも有用な情報と、アナリストとして活躍するための技術的な要件や実践的なアドバイスを提供します。

仕事に係るコストを極小化すると同時に、仕事から派生する便益を極大化する方法など、アナリストとしてのスキルはどんなビジネスであっても役に立つ普遍的な技術です。

アナリストとして必要な経済学や統計学、財務分析などは、一般のビジネスパーソンにとっては少し難しいと思いますが、どの分野でも一流になれるマインドとテクニックが意識して書かれていますので、現役アナリストやそれを目指す方以外でも、仕事をするうえで参考になる内容です。

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