厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2015年34冊目『ぼくは「技術」で人を動かす』

2015-02-28 21:12:32 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、生鮮食品のネット通販を行うオイシックス社長の島宏平さんが、悪戦苦闘の中から学んだチームで勝つためのスキルを、手順通りにやれば誰でも再現できる「レシピ」としてまとめています。そのレシピは、「観察」「伝達」「配置」「巻き込み」「育成」「立て直し」「成長」という7つに整理されています。

リーダーシップを人間性の問題としてとらえると、すごいリーダーと比較して落ち込んでしまいます。リーダーシップのスキル的な側面と人間性を切り離して考えれば、誰でもリーダーシップを身につけることができるのです。

また、リーダーシップの技術は、習得できたという実感を、意外と簡単に持てる技術です。メンバー一人ひとりのモチベーションが明らかに向上したり、チームが小さな成功体験を積みはじめたりするまでにはそれほど時間がかからず、リーダーは技術の習得を実感しながらチームマネジメントをすることができます。

オイシックスだけではなく、NPO法人や教育支援事業の理事などを務める島さんの、多様な組織での経験から生み出された、たとえ寄せ集めのチームであっても、今いるメンバーで結果を出す秘訣は、大いに参考になります。

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2015年33冊目『30代ビジネスマンの「太らない」「疲れない」21の習慣』

2015-02-27 14:53:43 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

体のあちこちに不調をきたしてから、重い腰を上げて健康の回復に取り組むのが一般的な日本のサラリーマン。将来を見据え先手を打って動き始めるのが、グローバルエリートとも戦える30代のリーダーです。

この本で紹介されている「健康マネジメント」という概念は、食事+睡眠+運動の必須3分野を体系化し、やるべきことを7つずつの習慣にまとめたものです。

7つの食事習慣

1.太らない食べ方の秘訣は「順番」にあり

2.米は「炭水化物ではなく糖質」と心得る

3.エンプティ・カロリーに手を出さない

4.ランチでは「アンチエイジングの王様」を頼め

5.「コーヒーフレッシュ」は、入れない

6.噛む回数を意識して増やす

7.飲み会対策は、その日のランチからはじめる

7つの睡眠習慣

1.睡眠の質は「朝の過ごし方」で決まる

2.スマホは「就寝2時間前」にシャットアウト

3.できる男は「シンデレラタイム」の恩恵に与る

4.空腹で眠る

5.「ぬるめのお風呂」で休息モードに切り替える

6.「肩」と「腰」をほぐしてから眠る

7.眠るための「環境」に投資する

7つの運動習慣

1.体づくりは「姿勢を正す」から始まる

2.スクワット&万歳ストレッチで、朝に差をつける

3.背中に「埋もれた翼」を羽ばたかせる

4.歩くスピードを世界のエリートクラスに近づける

5.「1日1万歩」ではなく「1週間7万歩」と考える

6.週1回ジムに行くより、毎日会社の階段を使う

7.朝15分の「スロー・ジョギング」を心がける

その他、著者の水野雅浩さんは現在、サプリメントの開発プロジェクトマネージャーに従事していることもあり、サプリメント活用術についても触れています。

ビジネスの成果も人生の豊かさも、すべての土台が健康。このことに30代のうちから気づいて実践できれば、充実した40代以降となるでしょう。

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2015年32冊目『30代で人生を逆転させる残業0の時間術』

2015-02-25 22:07:17 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

1日の時間の使い方を徹底的に見直し、発想を変え、ひたすら勉強をすることで、30代前半の無職生活から40代で5つの仕事(建設会社部長、簿記学校講師、税理士、プレゼン養成学校主宰、セミナー講師)へと人生を逆転させた著者の石川和男が、タイムスケジュールにそって「何をするべきか」を実践的に明らかにしています。

1.それぞれの時間帯に適した仕事を行う

2.現在と未来に影響を及ぼすことを毎日やり続ける

3.定時(5時)に帰ると決める

1については例えば、元気な朝に簡単な仕事をして、疲れてから優先順位の高い仕事をしても効率が悪いということ。2については、通勤時間や昼休みなどの時間帯を使って、緊急じゃないけど重要なこと、つまり自己啓発や資格試験、人脈作りなど、現在と未来に影響を及ぼすことを毎日やり続ける習慣を作ること。3については、5時までしかやれないなら5時までに終わらせるような仕組みを作り、工夫をして知恵を絞ることです。

特に石川さんは、楽しく充実した日々を過ごすためには、月曜日~金曜日の平日5時まで勤務している会社で「残業をしない」というルールを守る必要があるとしています。5時までに終わらせるには、期限を決め、優先順位の高い仕事をやりきり、人に任せるなどして効率的に仕事を進めなければなりません。

その結果、他の4つの仕事が可能になっているのでしょう。

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2015年31冊目『努力が勝手に続いてしまう。』

2015-02-21 22:04:16 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本は、「努力が嫌い」「続けることが苦手」な人のために、苦しい思いや嫌な思いをせずに「努力が勝手に続いてしまう」仕組みをレクチャーします。著者の塚本亮さんが、実体験で身につけ結果を検証したメソッドにプラスして、ケンブリッジで専攻した心理学視点からの「なぜ、そうなるのか」というアドバイスも含めて紹介しています。

本書のサブタイトルは「偏差値30からケンブリッジに受かったラクすぎる努力術」。「金髪オールバック、青いカラーコンタクトにピアスで家庭裁判所と警察のお世話になっていた偏差値底辺の私」であった塚本さんが、自分でやれたことだから、誰にでも良い習慣化は可能だという主張は、読者を惹きつけます。

努力の「仕組み化」7つのルール

1.「何を、どのように、いつするか」を決める

2.していることを「たんたんと」記録していく

3.スモールステップで「成功体験」をつくる

4.痛みをともなう代償を「先出し」する

5.毎日「タイムリミット」の中で動く

6.退屈な作業は「短時間」でくりかえす

7.「できる」「できない」を冷静に見きわめる

習慣化の最初は、まず始めること。失敗や挫折を経験すれば、より良い方向も見つかります。そして、「やらないと気持ち悪い」と思えるようになったら、行動が定着した証拠。習慣化に心理学を活用することは、大いに有効だと思います。

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2015年30冊目『ビジネスの先が読めない時代に自分の頭で判断する技術』

2015-02-19 15:20:03 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、仕事における色々な場面で、情報を上手に扱い、自分で判断して、実践する術を説明します。情報を収集、分析、発信し、実行につなげる方法を解説するとともに、それらの方法により、将来起こる課題を予測する技も紹介しています。著者曰く、主に30歳前後の社会人の読者をイメージして、精一杯のアドバイスを書いてみたとのことです。

・自分という、地球に一人しかいない人に合った自分だけの情報の扱い方を身につけていなかければならない。だからこそ自分で判断する技術を磨かなければならない。

・絶対成功する画期的な方法がないときは、基本に戻るのが一番。教養という人類の知恵を使って、自分という一つしかない存在に合った方法を人生の間ずっと磨いていくほうが、結局は近道である。

・自分の担当の仕事の本質的な特徴と、自分という人格をよく見て、それに合った方法をごまんとあるビジネス戦略や心得から選び、その他の自分には役に立たない情報を捨てることが大切。

以上の3つのポイントに共通しているのは、自分の仕事や人格に合った情報ややり方を、自分で判断して選び取らないと、大きな成果は得られないということだと思います。

教養の大切さを理解した上で、情報の収集(新聞・ネット・人の読み方)→情報の分析(ヘンな意見にだまされない)→情報の表現(セクシーな企画書を書く)→情報の交換(ヘンな議論で負かされない)→実行(情報を使う)→情報の活用(今を見て明日を知る)と、順を追って課題に対する答えを出せるような構成になっています。

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