厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2014年19冊目『お金に困らない人の時間術』

2013-11-30 23:11:04 | おすすめビジネス書
ココが違った! お金に困らない人の時間術 ココが違った! お金に困らない人の時間術
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2013-11-26

評価  (3点/5点満点)

著者の田口智隆さんは、28歳のときに自己破産寸前まで膨らんだ借金を徹底した節約により2年で完済。借金まみれの状態から脱け出せたのは、「投資によって生み出す資産だけで、生活ができるようになりたい」という明確な目標を持ち、心地よいだけで何も生み出さない人間関係を断ち切り、ムダ遣いを一切やめて節約生活を行い、その目標を達成していったからだと言います。

この本は、そんな田口さんの経験から、「お金に困らない人生」の第一歩を踏み出すための時間の使い方について紹介します。

<「お金と時間に余裕がない人」の5つの特徴>

①手当たり次第に人脈を広げる

②むやみに人付き合いを尊重する

③とにかく予定を入れる

④やたらと睡眠時間を削る

⑤ムダな知識習得に時間をかける

「時間をどう使うか?」ということと、「お金をどう使うか?」ということは、すべてイコールであり、貴重な時間を有効に活用するためには、人間関係がポイントになってきます。

人間関係を変える→時間を有効に使う→お金が貯まる、このサイクルを本書からしっかり理解しましょう。

【my pick-up】

◎お金持ちは付き合う人を選んでいる

会社の同僚との付き合いも、多くても月に1度にとどめたほうがよい。同僚との飲み会は会社のグチ大会になることが多いし、毎日顔を合わせている相手と飲みに行っても、得られるものが少ない。コミュニケーションを深めるために飲んだほうがいい場合もあるが、そこでも一次会で切り上げるのが鉄則。終電を逃して、インターネットカフェに宿泊・・・なんてことになれば、飲み代プラス宿泊費までかかる。そして何よりも、あなたの貴重な時間が奪われてしまっているのだということを自覚してほしい。お金に困らない生活をしている人は、無意味な時間の浪費はしないのだ。

◎本当に好きなことを見つければ1人でいても怖くない!

人に流されて「ついつい誘いに付き合ってしまう」という人は、「自分が本当にやりたいこと」が見つかっていない場合が多い。1人でも時間の使い道に困らないようになれば、つまらない付き合いのために、時間をロスするなんてことはない。あなたも「自分の好きなこと」「自分のやりたいこと」を持ってほしい。そこから人間関係が変わり、時間の使い方も変わっていく。

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2014年18冊目『ハーバード、マッキンゼーで知った一流にみせる仕事術』

2013-11-29 16:06:50 | おすすめビジネス書
ハーバード、マッキンゼーで知った一流にみせる仕事術 ハーバード、マッキンゼーで知った一流にみせる仕事術
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2013-11-23

評価  (3点/5点満点)

気持ちはいかようにも変えることができます。多様性を受け入れた物事への認識が、気持ちを変え、「あのときはできなかったが、いまはできる」という自信になっていきます。

産婦人科医師で、過去にハーバード大学公衆衛生大学院への留学や、マッキンゼーのコンサルタントを経験してきた富坂美織さんが、〝失敗を減らす方法〟〝精神的ダメージを回避する方法〟などを伝授します。

タイトルにある「一流にみせる」というのは、才能や努力だけではなく、積極的な自己アピールや根拠なき自信、行動力や大きなビジョンなどを周りに示し、一目置かれる存在になるということでしょう。

日本の中でも、ますますこういう姿勢が必要になるんだと思います。

【my pick-up】

◎仕事に「素の自分」などいらない

素の自分など、職場で表現する必要はありません。職場というのはあくまでも仕事をする場所です。「感情的な自分」を職場に持ち込むから、余計な悩みが生じるのだと思います。

仕事場の人間関係など、しょせんは表面的なものです。素の人間性をみせてぶつかり合っていたら、進む仕事も進みません。互いにどこかで演技をしながら、適度な距離感を保っている。ビジネスの関係はそれくらいがちょうどいいのだと思います。

素の感情が表にでてしまう人、大声で怒鳴ったりするような人は、マッキンゼーではほとんど見ませんでした。自分の感情をいかにコントロールできるかもまた、評価の対象になっているのです。

◎「物事の明確化」が質の高い仕事につながる

うまく機能していない会社を見ていると、全体的な指示が多いように思います。

部長がその部署の部下全員に対して指示を出します。「今月の目標は○○だから、みんなそのつもりでがんばってくれ」と。しかし部下が20人いるとしても、この指示で動くのは数人です、他の人間は、「まあ、自分がやらなくても、誰かがやってくれるだろう」とつい考えてしまう。これではただの集まりにすぎず「チーム」とは呼べません。

そうではなく、チームとして成果を出すために、誰がどのように動くのか。誰がその仕事に責任をもつのか。それを明確にすることが必要です。全体というのは一つの塊ではありません。一人ひとりの集合体が全体というものを構成していると考えるべきです。

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2014年17冊目『思考をやわらかくする授業』

2013-11-28 11:09:59 | その他私が読んだ本
思考をやわらかくする授業 (Sanctuary books) 思考をやわらかくする授業 (Sanctuary books)
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2013-11-20

評価  (2点/5点満点)

レバレッジシリーズなどの著作で知られる本田直之さんの最新刊は、自由に生きるためのヒント集です。

自由に生きるためには、ある種の割り切りが必要だ。ラフな服装で働いていれば、年輩の方とお会いするとき、かなりの確率で失礼なやつだと思われるだろう。新人の頃に、いつも二次会や残業を断っていれば、生意気なやつだと陰口を叩かれるかもしれない。しかしみんながみんな、きみの一挙手一投足を気にしているわけではない。まわりが「あいつはそういうやつだ」と認め、一度イメージさえできあがってしまえば、意外とそれでバランスが取れたりする。もちろん「まともなやつ」だとは思われない。しかし、求められている仕事をこなし、一定の成果さえ出していれば、輪から多少距離を置いたって、誰も文句は言わない。ライフスタイルというものは勝手にできあがっていくものではなく、自分の意思と強い力で作り出していくものなんだ。(Epirogueより)

思考を自由にするために「日常を壊す」「万人受けを狙わない」「異なるものを組み合わせる」「思い込みを外す」「欲求を絞り込む」。

人生を楽しむために、まず自分の枠を知り、そこからはみ出す勇気を持ちましょう。本書がその手助けをしてくれます。

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2014年16冊目『仕事に才能はいらない』

2013-11-27 11:32:32 | おすすめビジネス書
仕事に才能はいらない 仕事に才能はいらない
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2013-11-20

評価  (3点/5点満点)

仕事で成果を残せるかどうかは、才能ではなく、努力とちょっとした工夫である。

最初に任されたDM発送の仕事に手を抜かず懸命に取り組み、工夫を加え効率化したことで、入社1年目に社長賞を受けた著者が、新人や入社2・3年目の人を念頭に、「仕事の基本」について解説します。

・雑用のような仕事でも、与えられた仕事には全力で取り組む

・プライドを捨てあらゆる人に教えを請い、いいところを真似る

・視点を変え「もっといい方法はないか」と工夫し続ける

他人に学ぶことや、将来のリーダーを意識して行動することなど、入社後の環境ギャップを克服し、成長を促進する心がけや習慣を知ることができます。

中堅社員が仕事の基本を再確認したり、上司が部下指導の参考にしたり、そういった際にも役立つと思います。

【my pick-up】

◎イヤな上司からも必ず学ぶべきところがある

「なぜこの人がいまの立場にいるのか」

日常の仕事はできなくても、会社にとっては必要不可欠な存在である場合もあります。

どんな上司もその地位に就いたのには、それなりの理由があるものです。昔と違い、ただ社歴が長いというだけで管理職にする会社などありません。

◎誰でもいつかはリーダーになる

よく、「自分は性格的にリーダー向きではないから」と言う人がいますが、それはリーダーの資質を一面的にとらえ、マンガ「ワンピース」の主人公、ルフィのように、エネルギッシュな「オレについてこい式」のリーダーシップを考えてしまうからです。

リーダーにはいろいろなタイプがあっていいのです。縁の下の力もち的に一切表には出ず、陰でチームを支えるような存在であってもいいし、普段はチャラチャラしていて「ここぞ」というときだけ先頭に立ってみなを率いる、マンガの「浮浪雲」のような人でもかまわないのです。

リーダーに求められるのは、チームの目標と結果に対する執着心と情熱です。それさえあれば、どんな性格の人だってリーダーは務まります。

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2014年15冊目『発想をカタチにする技術』

2013-11-26 22:21:47 | おすすめビジネス書

評価  (3点/5点満点)

著者の吉田照幸さんは、NHKでコント番組「サラリーマンNEO」や連続テレビ小説「あまちゃん」の演出を担当された方です。

この本では、吉田さんご自身の今までの経験から、企画やアイデアの作り方、特に新しいアイデアをいかに多くの人に受け入れてもらうか、について書いています。

ポイントは「自分から離れること」「試すこと」。自分から離れると、自分の考えに固執しなくなり、人の声に耳を傾けられるようになります。他人の声が、共感できる新しさを生み、それが企画につながるのです。また自分から離れていると、試すことがやりやすくなります。

企画だけでなく、「自分は理解されていない!」と思っている人にも役立つ1冊です。

また、本書の最後では、本を読むことの大切さにも触れています。

自分の仕事にかかわりがある本と思えば、とにかく読みました。これが一番役に立ちました。ぼくは行動力があるほうではないので、本で得た知識をゲーム感覚で試すことで、経験を増やしていきました。本を読んで試行錯誤の繰り返し。だからこそ会社の色に染まらない独特のものがつくれたのだと思います。いい本には、本質があります。本質を知れば、応用が効きます。刷数を重ねた古典には、役に立つエキスが濃縮されています。<〝おわりに〟から抜粋>

【my pick-up】

◎会議で「正解」を見つけるために

会議の中で大事なのは、議論が白熱しているときに、参加しないことです。「私はこう思うのですが」「いや、それは違うんじゃない!」などと会議が白熱しています。そういうとき、どうしても参加したくなりますが、その気持ちを抑え、少し離れたところで聞いてみましょう。特に、誰がどんな立場で何を言っているのか、注意深く見てみてください。そして、「これ、何が問題でこうなっているのかな」と考えてみてください。

やるべきことは、白熱しているときには一歩離れて、白熱しないときは、アイデアをポンと投げかける。これが会議でイニシアチブをとるコツなんです。

会議で紛糾しているとき、ちょっと離れて見ていて、おもむろに手を挙げ、「あの、すみません、ちょっと考えたんですけど・・・」と論点を整理しつつ、第三の案を示せると、「できる人」にも見られます。

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