ウォール・ストリート式ダイエット アメリカのビジネスエリートが実践する減量プログラム 価格:¥ 1,890(税込) 発売日:2010-09-01 |
評価 (3点/5点満点)
栄養士・ダイエット指導士のヘザー・バウアー氏らによって2008年に刊行された『THE WALL STREET DIET』の邦訳版です。
ウォール・ストリートのエリートにとって、ダイエットの問題は仕事にあり、これまでのような適切な食物を適切な量摂取することを強調するのは無理があります。多忙な生活を送っていても、食事のチョイスを改善できるよう、ライフスタイルそのものに体重を減らす要素を途切れなく取り入れることを目指しています。
・ヘルシーに食べようとする集中力を奪ってしまう、日々直面する状況をじっくりと調べること。たとえば、無料の食事は最も集中すべき優先順位を見えにくくしてしまう。タダなら食べてもいいのだ、食べたうちに入らないと、あっさり自分を納得させてしまうもの。
・極度の緊張が強いられるストレスのかかった会社人間タイプにとって、食べ物を選ぶときは、大半が理想とはほど遠い条件で決めている。「強制的な食事」は、自分の意志では食べ物を選べない状況に追いやられる場面のこと。「社会のプレッシャー」は、出張やビジネスの食事では、ウォール・ストリーターは好みの料理を選べなくなるばかりか、ヘルシーではない料理を選ばざるを得ない状況に陥る。
・レールに戻る方法を知ることが、ウォール・ストリート式ダイエットではとにかく重要な戦略だと、男女ともに認識することが必要不可欠。
体重は単純にヘルスメーターに表示される数字ではなく、自分についてそして世界における自分の居場所についてどう感じているかと大きな関係があります。減量できると、仕事でもますます成功し、力が増して逞しくなったと感じます。多すぎる体重はあなたの人生の多くの面を曇らせる雲なのです。
本書の内容は、食事面を中心にかなり具体的ですが、まずは「炭水化物は極力控える」「水を多くとる」など基本的な考え方を押さえ、今すぐ始めてみましょう。