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評価 (3点/5点満点)
仕事で成果を出し、組織で出世する人は、せっかちな方が多いですね。
この本では、せっかちを活かした仕事術や、せっかち特性との上手な付き合い方、そして余裕時間を確保するための方法などを紹介します。
1.せっかちを活かした仕事の仕方をする
(=効率化やスピードアップにつながる)
2.先回りによって余裕をつくり、じっくり取り組む
(=クオリティの向上につながる)
この2つを両立させれば、せっかちのよいところを仕事に活かしながら、余裕時間と平常心を手に入れることができます。
せっかちを活かしてスタートダッシュしたら、どこかでいったんブレーキをかけることが大事です。
【my pick-up】
◎議論の突破口になれる
会議などで一番に発言するには勇気がいるもの。どんなことであれ、真っ先に発言する人はそれだけで素晴らしいと思います。議論の流れを作るのはもちろん、自分のアイデアが注目され、採用される可能性も高くなります。最終的に自分の意見が採用されなくても、最初に発言したという積極性は参加者全員の印象に残ります。このように、議論が活性化するようなアウトプットができることは、メリットが多いのです。
◎朝にピークを持ってくる
そもそも朝は脳が疲れていないため、やる気があるかどうかに関係なく、仕事をトップスピードに持っていきやすい時間帯です。せっかちな人は「初動」が肝心。朝に活動のピークを持ってくることで、短時間で十分な集中ができ、生産性を上げることができます。私は、今の会社の役員になった32歳のときから、始業時間よりもかなり早い、朝7時過ぎに出社して何かしらの朝活をしています。
また私は、一日の基準を「終業時間」におくようになりました。終業時間を一定にすることができれば、帰宅時間も一定になり、家族や自分の予定を狂わせることはありません。睡眠時間も確実にキープできます。寝不足になることがなくなるので、集中力が増す朝の時間が充実します。