厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2015年7冊目『アタマの体質改善』

2014-12-25 22:02:22 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

電通のコミュニケーション・デザイナー、武藤新二さんが、ご自身普段からやっているトレーニングを中心に、柔軟な発想ができ、アイデアや企画が考えられる、そんなアタマの体質に改善する方法を紹介します。

武藤さんは、次の2つをガイドラインに、考えるトレーニングをしているそうです。

・日常の行動に、小さなプラスをするだけでできること

・日常のスキマ時間に、道具も場所も選ばずできること

本書ではそのガイドラインによる具体例として、「服や持ちものに差し色を加える」「シャンプーは毎回違うものを買う」「半径50センチ以内で暮らさない」「馴染みの書店を3軒持つ」など、45個が掲載されています。

思考力・発想力・企画力を上げるトレーニング書として活用して下さい。

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2015年6冊目『スーパー経理部長が実践する50の習慣』

2014-12-21 22:07:24 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本は、経理を担当する方々に持っていてほしい仕事に取り組む心のあり方をテーマにしています。仕訳や決算処理などの技術的なことではなく、経理が会社にとって重要なハブ、つまり数字に関する情報が集まる中心の存在であるということ、そしてそれを最大限活かすことが会社経営に良い効果をもたらすということを書いています。

・経理社員の仕事の仕方にも、会社を良い方向に導く経理と、そうでない経理があるのかもしれない。

・経理社員もこれからは、会社にとってより良い提案をし、アクシデントにも柔軟に対応して、経理部内外の人たちを満足させることができる、「デキる経理」を目指していかなければならない。

経理社員の方は是非、本書の内容を素材にして、自分たちの仕事について議論をしてほしいと思います。また、経理が専門でないビジネスパーソンにも、表面的なイメージとは異なる「本当の経理の仕事とはこういうものなのか」と理解できる入門書としても最適です。

【my pick-up】

◎中堅社員-基礎能力をもとに応用・効率を中心に考える

私はこの「中堅」という位置が、自立できる経理社員(デキる経理)になれるか、依存型の経理社員になるかの分かれ目になると思っています。経理社員は基本的に文章作成、あるいは誰でも分かるような言葉に組み替えて話をするということに慣れていない人が多いです。その理由は単純に、その機会が少ないということです。また、いかに現場サイドの協力を得られるか、そして、現場でできるだけ完璧な経理データを作成してもらうことも重要です。「ルールなのできちんとやってください」というレベルから、ロジカルに説明や会話ができるレベルへと成長していってほしいのです。

経理は黙々と進める作業が多いですから、人に説明したり、文章を書いたりするなどのアウトプットの練習は意識して自発的に行い、バランスをとることが大切だと思います。

中堅社員で学ばなければいけないところは、全体を見渡しながら、自分だけでなく他の担当者の作業も確認していく、という点です。「自分のこと以外は知りません、それは管理職の仕事です」では、ダメなのです。それは管理職にとって、使いづらい社員です、。さらに、中堅社員のチャレンジとしては、基礎能力をベースに、効率化、改善できる業務はないか、また新しい業務が始まる際のワークフローの組み立てなどを、受け身でなく、積極的に考えていってほしいと思います。

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2015年5冊目『毎日90分でメール・ネット・SNSをすべて終わらせる99のシンプルな方法』

2014-12-19 14:01:15 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

フェイスブック14万人、ツイッター12万人、メルマガ15万人など、40万人以上にネット媒体で精神医学や心理学を発信している樺沢紫苑さんが、ネットで行う作業(メール・ネットチェック・SNS)を1日90分で終わらせるシンプルな99の方法について解説します。

樺沢さんは、スマホは集中力を妨げ、仕事の生産性を下げるので、まったく使いたいとは思わず、すべて1台のノートパソコンに集約して、メール30分、SNS30分、情報収集30分で効率的にネットを使っているそうです。

モバイルは名脇役にはなれるが、主役にはなれない。ビジネスの主役はあくまでパソコンです。仕事の脇役であるスマホで必要以上の仕事をやろうとするから、ムダと不便が起きるわけです。デスクに向かっているときは、パソコンを使って猛烈なスピードと効率で仕事をこなす。移動時間や待ち時間などのスキマ時間を、スマホを使うことで有益な時間に転換する。それこそが理想的な使い分け、生産性の高いワークスタイルです。(P.36~37)

たしかに、インターネットやSNSはある程度使う時間を制限しないと、仕事の効率は落ちると感じています。スマホは膨大な時間をムダ使いする危険性があるのです。

ネットやスマホ、SNSの間違った使い方を明示し、ネットを正しく使いこなすためのコツが満載の1冊です。

【my pick-up】

◎言葉の意味は「とは」で検索する

言葉の基本的な「意味」や「定義」を調べるとき、調べたい言葉の最後に「とは」をつけると、「意味」や「定義」がピンポイントで検索され、必要のない検索結果が除外されます。

◎一対一で会う

「一対一」で会わないと、人間関係は深まらないと考えています。

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2015年4冊目『15秒で口説く エレベーターピッチの達人』

2014-12-15 14:22:01 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

エレベーターピッチとは、アメリカのシリコンバレー発祥といわれる話し方で、15秒から30秒で相手をグッと引き寄せ、千載一遇のチャンスを次につなげます。エレベーターで偶然出合ったキーマンにその場で話ができるのが15秒・30秒だというのが発端です。

この本は、エレベーターピッチの理論と実践について詳しく解説します。

自分の言いたいことを短い時間でいかに伝えるか-ビジネスパーソンであれば必須のスキルではないでしょうか。そのスキルを身につける近道は、このエレベーターピッチに代表されるように、秒単位を意識すること。

エレベータピッチとは何かから始まり、エレベーターピッチが有効な場面、具体的な使い方、実践事例まで、無理のない流れで学べると思います。

【my pick-up】

◎きっかけづくりができればいい

私は、エレベーターピッチは「きっかけづくり」だと考えています。エレベーターピッチですべてを伝えようとする必要はありません。話の中でもっとも重要なエッセンスを抽出して、相手に興味を抱かせるのが、エレベーターピッチの目的です。

エレベーターピッチの後で「詳しい話を聞かせてほしい」となり、通常のプレゼンや商談がスタートするのだとイメージしてください。大事なのは、「15秒あれば、相手の心はつかめる」という事実です。15秒で、相手に好印象を持ってもらうことも、こちらの思いに巻き込むことも、可能です。逆に言うと、15秒使って相手の印象に残らなければ、その後、どんなに懸命に話を伝えようとしても、あまり身を入れて話を聞いてはくれません。

伝えるべきことを伝えたら「この続きは・・・」としたうえで、資料やウェブ誘導のQRコードなどを手渡したり、次回のアポイントを取り付けるなどして、“次”につなげるようにします。

◎時間をかけるほど内容はうすくなる

30秒ぐらいまではうんうんうなずきながら聞いていられましたが、45秒ぐらいになると集中力が落ち始め、1分になると「少しくどいかな」と感じることがわかりました。どんなに関心にある相手であっても、話が長くなると途中でうんざりするのだな、と感じました。時間をかければかけるほど、内容が薄まっていくように感じます。

どんなに素晴らしいことを話しても、時間が長すぎるとその話は相手の記憶から忘却の一途をたどるだけなのです。

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2015年3冊目『直感を信じる力』

2014-12-14 17:18:04 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

ライフネット生命社長の岩瀬大輔さんが、月刊誌『新潮45』にて2013年1月から2014年4月まで連載した文章を取りまとめた1冊です。

この本の特徴を、はじめにで以下のように述べています。

・何かをどうしても伝えたいという使命感が原動力になったわけではない。会社の宣伝を意図してバリバリ売れる自己啓発本を作ろうとしたわけでもない。あったのは、何気ない日常の話題をエッセイ風に綴ることで今の自分を書き留めてみようか、そんな漠然とした我儘だけである。

・書きたいことと、書かなければいけないこと。それらが編集者の巧みな誘導によって絶妙なバランスで仕上がったのが本書であり、この点において著者の著作としてはこれまでになくユニークな読み物になっていると自負している。

入社1年目、起業家、趣味、ダボス会議、行動力、上司、失敗、リーダーシップ、繋がる力、シューカツ、スピーチ、日本人、若者、人生設計、30代、プリンシプル・・・本書の内容は多岐に渡っています。

若きビジネスリーダーのこれまでの成長の過程と、これからの展望について、様々な視点から伺える内容です。

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